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Showing posts from July, 2018

WELLINGTON #2 BEEHIVE & PARLIAMENT BLDG

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WELLINGTON  #2  BEEHIVE & PARLIAMENT BLDG オール ブラックスの勇士たち。 ウエリントン2日目はまず、国会議事堂見学。真ん中の主要議事堂は古めかしくて、威風堂々としていますが、左側にある付属ビルが「蜂の巣」ビーハイヴ のデザインで、なんともユーモラス、この町のシンボルとなっているほどです。 右隣には教会があって、3個の建物が丘の上にそびえています。その間には西洋の街には必ずある第1次、第2次大戦の戦死者をたたえた高い塔が建っていて、この付近の歴史の重さが感じられました。 ご承知のように英国は戦争が始まるとまず植民地の兵隊を送り込むので、豪州、ニュージーランドの戦士たちは遥か遠くから最も危険な戦地に送り込まれて膨大な死者の数を記録してきました。 街を歩く人、洒落たお店に黒の洋服が異常に多いのは、ニュージーランドの国技、ラグビーのオール ブラックス チームの応援、というより、チームの一部になっている人々ばかりだからなのだそう。日本中がジャイアンツのチームカラーを1年中着ているなんて信じられませんよね。 この軍団は1995年6月4日に史上最高得点の大勝、 145−17と対日本との試合で記録しました。 1870年に創立され、1879年に今の形になったそう。 この町の通りはまっすぐでなく、曲がりくねっているので方向感覚が狂います。何度も言っている映画館に行くはずがとんでもないところに出て、地図を見てやり直しを何度したことでしょう!地元の人は大変に親切で、地図を広げるとすかさず「助けましょうか?」と言ってきてありがたいのですが、結局はあっちの方向かなー、などといういい加減な答えになってしまうのです。 ドイツ映画「イン ザ アイル」IN THE AISLE(18)(通路で)という映画がとても良かったのですが、かなりヘビーだったので帰り道にちょっと雰囲気があるパブでビールとロゼを飲んで 気分転換。 夕食はホテルのそばのクイーン波止場にあるかなり高級な 「シェッド 5」に。生牡蠣がメニューにあったので選んだのですが、下記は新鮮で身がしまっていて、ほとんどハマグリのようでした。 が、ああ無情、お料理の方はあまり最高でなく、わたくしが選んだ太いパスタのボンゴレはまあまあでした...

WELLINGTON #1 JULY 27 2018

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WELLINGTON  #1  JULY  27  2018 ロスアンジェルスから約12時間でオークランド、ここで乗り換えですが、イミグレーションや税関があるのです。なんとハンスの荷物が見つからず、延々と列に並んで待っているとエア ニュージーランドの職員のスローペースが気になります。約1時間並んでいるうちにコネクションの飛行機は出てしまい、2時間後の便に変更、そうこうしているうちに他の便のカルーセルになんとハンスの荷物が乗ってるではありませんか! ちなみに飛行機は超満員で、こんなに大勢の人が冬のニュージーランドに行くのかと不思議でなりません。もちろん帰国者も大勢いますが。 ウエリントン空港には「ロード オブ ザ リングス」の「ミドル アース」の建物やサインがでかでかとあって、さすが、この映画で巨大な収入を得て、ウエリントンを重要ロケ現場に導いた監督ピーター ジャクソンの手腕がそこかしこに覗けます。 風光明媚なルートを取ってくれたエチオピアのタクシーの運転手もフレンドリー、ホテルのフロントもフレンドリーなのですが、いまいちスローなのです。アメリカの南部みたいで、柔らかい応対は良いのですが、肝心の手続きとかが、要領を得ないのがなんともでした。 ホテルからすぐのレストランで私はシーフード チャウダー 、ハンスはフィッシュ アンド チップス、私はワイン、 ハンスはもちろんビールでお腹を満たして、海岸へ。 わー、とびっくりする冷たい風が吹きすさんでいます。 面白いデザインのトイレの案内や、変わったストリートアートがそこかしこ。誰もが行け行けと薦める「テ パパ」 Te Papa Tongarewa (マオリ語)と呼ばれるミュージーランド博物館、諸々の建物、全てが楽しいデザインで、ビーチ全体の景色が陽気に見えます。 そこから映画祭の本部がある「エンバシー劇場」へ行って、いろいろな手続きをとって、ロスアンジェルスとは19時間も時差があるので、25日夜出発、27日朝到着と丸2日間かかって辿り着いたウエリングトン滞在のスタートです。 というわけで簡単な初日のレポートでした。 オークランド空港で荷物が出てこないのに、なぜかニコニコしているハンス。 お腹を押さえているポーズがリアルなトイレの...

NEW ZEALAND JLLY / AUGUST 2018

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NEW  ZEALAND  JULY / AUGUST 2018 今日(7月25日)からニュージーランドに行ってきます。 時差が大きい国なので飛行時間は15時間ぐらいですが2日間損して、27日に目的地のウエリントンに到着。 15年以上前にオークランドとウエリントンを訪れましたが、今回は南の島にあるクライストチャーチにも足を伸ばします。 圧倒的に人気があるオーストラリアの陰にひっそりと隠れていますが、人々はもっと純朴で、優しくて、世界で最も美しくて清潔な羊たちが平和に暮らしている理想的な国の一つ。 ニュージーランドを一躍映画ロケのメジャー 目的地として有名にして、勲章を受けた監督のピーター ジャクソン。 彼が手がけた「ロード  オブ ザ リングス」  (01−03)と「ホビット」シリーズ(12、13、14) の撮影現場付近は今や、ファン巡礼地となっているそう。 ここの映画祭は巡業タイプで、ニュージーランドの各都市をツアーのように回って開催されます。 何しろ厳冬の季節なのでダウンコートやら、毛糸の帽子や手袋をパックするのですが、ここが東京ほどでなくともかなりの暑さなので、違和感というのか、熱が入りません。 オフ シーズンで空いていると思いきや、スキーで人気の国だそうで、飛行機は満席! ニュージーランド出身のスターと言えば、まずラッセル クロウ と サム ニールでしょう。今はマオリ族出身の俳優も進出していますが。 では行って参ります! 何しろ羊の人口?の方がはるかに多い国です。 飛べない鳥、キウイー。 隣のオーストラリアに比べてなんと小さいこと! ウエストランドにあるフランツ ヨセフ氷河 神秘的な自然がそこかしこに。 ウエリントン首都 ビーファイヴ(蜂の巣)と呼ばれる有名な建物。 中心地 最近のラッセル クロウ サム ニール。 CHRISTCHURCH CHRISTCHURCH CHRISTCHURCH CHRISTCHURCH  南の島にはアルプスと呼ばれる高い山脈があります。 最初はホビットのようにコロコロだったのが、一時凄く痩せた時のピーター ジャクソン 監督。 最近のピータ...

STEVE CARELL 2018

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STEVE   CARELL    2018 ステーヴ カレルが実在のプロテニス選手、ボビー リッグスの扮して、テニス界の女王、ビリー ジーン キングに挑戦する「バトル オブ ザ セックセズ」(17)が今、日本で公開中のようです。 何しろ器用な俳優で、喜劇にもドラマにも、するりと入って、見事な役作りを見せてしまう演技巧者、その割にはルックスが地味(鼻だけがやけに大きくて高いけれど)で、役柄がハンサムな2枚目というわけではないので、あまり知られていませんが。業界では大変に尊敬されている「ゴー ツー ガイ」(なんでも上手にこなしてしまう便利屋さん)の存在です。 もっともショッキングな役は「フォックスキャッチャー」FOXCATCHER(14)でしょう。実在の大金持ちジョン デユポン(あのプラステイック製造王の財閥ファミリー)がオリンピック候補のレスリング兄弟のスポンサーになって、やりたい放題をして挙げ句の果てに兄弟を悲劇に追い込んでしまうという衝撃のドラマでした。 1988年ソウル五輪に向けて貧乏な兄弟(マークとデイヴ シュルツ、マーク ラッファローとチャニング テイタムが熱演)を自分の邸宅に招き、自らコーチとなって彼らを訓練しては満足するリッチなジョン デユポンを、すでに大きな鼻をさらに大きくして、グロテスクなキャラクターでありながら、実在感たっぷりに怪演、アカデミー主演賞を筆頭に多くの映画賞の候補となりました。 ステーヴの人気はほとんど喜劇映画ですが、この作品でダークで、複雑な、常識はずれの中年御曹司を演じてさらなる尊敬を得たのです。 何度もインタヴューしてきましたが、常に「普通の人」という謙虚な姿勢を保って、ハリウッドの生活は特殊で、その場限り、架空のスペースと理解している頭の良い人、バランス配分の上手な俳優と言えましょう。 1962年8月16日、マサチューセッツ州のコンコルド生まれ、父御は電気技師、母御は精神科病院の看護婦、4人兄弟と育ちました。イタリー系の父御の名前は CAROSELLI だったのを、短く、アングロ風の CARELL に変えたそうです。 オハイオ州のデニソン大では演劇に興味を持ったものの、ホッケー部のゴーリーとしても大活躍、運動神経が発達しているのは喜劇俳優の必須条件。転んだり、...