DAKOTA FANNING 2016

DAKOTA   FANNING   2016

姉妹、兄弟が同じ職業につくと何かと雑音が発生します。
ダコタが「アイ アム サム」(01)で衝撃的な名演技を見せて、天才子役と絶賛されたのが今から15年前。知恵遅れの父親(ショーン ペン)を健気に助ける娘の役でした。
それから続々と役を得て、活躍してきましたが、4歳年下のエルがより新鮮な存在を見せて、ダコタは18歳頃の中途半端な年齢に差し掛かったこともあって一時はほとんど休業状態となってました。
この頃の姉妹の比較、エルへの称賛などの記事はダコタを深く傷つけたに違いありません。
でも二人ともとびきり頭の良い女優たちですから、表面的には「いつも仲良し、お互いに助け合っている」というコメントを出してます。
さてユワン マグレガー初監督作品「アメリカン パストラル「(16)でダコタは世にも完璧な両親(ユワンとジェニファー コネリー)の間に生まれた一人っ子娘という役を得て、今までに見せなかった厳しい女性の生き方を演じています。あまりにも美しい母親を持ったために自分のルックスに劣等感を感じて、それを隠すため、自分の弱さで父親の愛をより得るために、吃音が始まり、10代になると反抗児になっていきます。
おそらく自分でも感じたに違いない、焦りやライバル意識をダコタはこの役で鮮やかに見せていて、見ていると痛々しいほどでした。
「今まで演じた役の中で最も挑戦を感じた。撮影の一つ一つを心から、素晴らしい思い出として撮っておきたいような役でした。ユワンの手腕にも感動したし、彼の俳優としての蓄積が見事に生かされた映画だと信じてます。ユワンは思い出にと役の上での私の部屋に飾ってあった2枚のポスターをプレゼントしてくれたのですよ」

と心からの思いを語ってくれました。
少女時代に比べると、当たり前ですが、ちょっと口を曲げてしゃべる顔などが、どことなく寂しげで、ひねくれた表情に見えるのが気になりましたし、22歳という若さにしては顔のツヤがなかったのも、やはり疲れているせいかなと解釈したり、私自身も批判的な目で眺めているのかもしれません。
少女時代の恐ろしいほどの迫力は、ナタリー ポートマンやアイルランドのシアーシャ ローナンにも似ていたので、やはり子役出身の20代の年頃は難しいのですね。

7歳の頃からずーっと見守っていた私としては祖母のような目で健康的で、幸せな生活を送ってほしいとまず思ってしまいます。
良い役に恵まれて、私生活も安定したものになるように願ってやみません。
ダコタは1994年2月23日ジョージア州 コンヤーズに生まれました。
2009 THE TWILIGHT SAGA
2002  SWEET HOME ALABAMA
2001  I AM SAM
2006 WAR OF THE WORLDS

2001「アイ アム サム」ダコタ7歳!
2001「アイ アム サム」
2016 トロント映画祭でユワンと。私はこの近くでワインをすすっていました。
2016「アメリカン パストラル」父親役のユワンと。



2016  AMERICAN  PASTORAL




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