CLARISSSA SCREENING WITH SOPHIE OKONEDO
CLARISSA SCREENING WITH SOPHIE OKONEDO
10月9日(金)
若いお友達カップルのサム SAM とカルメン CARMEN と一緒に、「クラリッサ」CLARISSA(26)の試写に行きました。
まだまだ、暑いロスアンジェルスですから、ビバリーヒルズにあるエージェンシー UTA の中の試写室は例によってガンガンに冷房が効いています。
ほとんど予備知識なしに見たので、今と昔のクラリッサの描写に最初はちょっと戸惑いましたが、しばらく立って、ヴァージニア ウルフ VIRGINIA WOOLF の原作の「ダロウェイ夫人」MRS. DALLOWAY (97)も現在と過去が脈絡なく混ざり合うストーリーとして知られているのを思い出しました。ヴァネッサ レッドグレーヴ VANESSA REDGRAVE 主演の同名の映画も昔見たのですが、ほとんど思い出しません。
今回の映画は舞台をアフリカのナイジェリア NIGERIA に移し、大都会、ラゴス LAGOS の社交界で活躍する「クラリッサ」がパーテイーを催す日の朝から晩まで、と昔の恋人が街に帰って来たと聞いてから、若い頃の日々を思い出す描写とが交互してスクリーンに登場します。
ラゴスの慌ただしい街、家の横を流れる川、屋敷での使用人たちの行動、美しいドレスを着て屋敷の中を動き回るクラリサの優雅な姿、若い頃の牧歌的な光景、どちらの男性を選ぶか心が決まらないクラリサ、プレゼントを買いに行く夫、数十年ぶりにラゴスに戻って来た元の恋人(デイヴィッド オイエロウ)DAVID OYELOWO などなどの場面が順番なしに出てくるので、ぼーっと見ていると混乱してしまいそう。
ナイジェリア出身の俳優たちがこぞって出演しています。
映画が終わって、会場から離れたところに案内され、学校の支度室のような殺風景な部屋に入ると横のテーブルにピザが並び、一応バーがあって白と赤のワインとビール、ソフトドリンクが配られてます。
ユニークな見かけのピザでしたが、あまり美味しくなく、ハンス、サムとカルメンとちょっとがっかりしていると主演のソフィー オコネド SOPHIE OKONEDO が現れました。黒い袖なしのパンツ姿で、昨夜、または数時間前に英国から飛んでロスについたばかり、みたいに、疲れて、精彩のない顔をしていましたが、ホステスらしく、にこやかにゲストとおしゃべりしたり、写真撮影に応じてました。
素晴らしい映画だった「ホテル ルワンダ」HOTEL REWANDA (04)と「蜂の映画」で会ったのですよと話をするとソフトに「ああ、「シークレット ライフ オブ ビーズ」SECRET LIFE OF BEES (08)ですね」と答えて、しばらく静かな会話を交わしました。
ハリウッドの嘘っぽい、騒がしくて外交辞令を並べるタレントたちと違って、気品を保ちながら、優しく、たおやかに人々の相手をするソフィーに改めて感動した夜となりました。
以前ブログに書いたソフィーのページを最後に載せましょう。
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| かなりくたびれた様子のソフィー オコネドと。 |
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| カルメン、サム、ワタクシ、ハンス。あまり美味しくないピザだけのレセプション。 |
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| 後ろのおじさんを消したショット。 |
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| ホステスをにこやかに演じるソフィー。 |
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| 古典音楽演奏家のカルメンとサム。 |
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| 後ろの女性たちが気になりますが。 |
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| 後ろのおじさんがどことなくハンスに似ていてちと不気味です。 |
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| 同じようなピザばかりで皆さん残しています。 |
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| 痩せ細っているソフィー。 |
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| 痛々しいソフィー。 |
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| 黒い袖無しが又、ソフィーの細さを強調。 |
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| 試写会場は常に寒いのでハンスはカーデイガンを着ています。 |
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| 磊落な顔のハンス、ソフィーも嬉しそう。 |
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| リッチで、寂しくて、エレガントなクラリサ。 |
英国生まれですが父上はナイジェリア人,母御は英国人の ソフィー オコネドは演技力も定評がありますが,何よりもそのエレガントで格調のある佇まいが何とも良いのです。
「ホテル ルワンダ」(04)のドン チードルがオスカー賞候補になったホテルの支配人の妻役を演じた時に初めて会って「苗字がほとんど日本人みたいですね」と言ったら
「そうでしょう。時どき言われます。日本はいつか是非行ってみたい国です」と嬉しそうに答えてました。
そして私は勝手に、尾古乃出 と漢字を考えたりもしてのです。ひどい当て字ですが。
それから2度目に会ったのが「ザ シークレット ライフ
オブ ビーズ」(08)*蜂の秘密の人生* と言う南部の女性たちを描いた映画での会見でした。
そしてこの7月にBBC テレビシリーズ「アンダーカヴァー」(16)の主役を演じると言うので3度目のインタヴューとなりました。
このドラマは英国で初めて黒人の女性として検察庁のハイレベルの検事になったソフィーが周囲に只ならぬ事件が発生し,20年も一緒に暮らして来た夫に疑惑が!と言う英国オハコのスリラーです。
同時にブロードウェイの舞台で「クルーシブル」をベン ウイショウとシアーシャ ローナンと共演中で、前にダニエル デイ ルイス とウイノナ ライダーが96年に同題の映画に出ていました。ソフィーの役は映画ではダニエル,舞台ではベン(ふたりのイメージが全く異なりますが、それが舞台劇では効果を持たらしたそう)の妻、夫が若い女性の誘惑に負け、嫉妬と復讐からその若い女性を魔女と訴えてしまうドラマです。
更に英国のシェイクスピア劇のテレビシリーズ「ザ ホロウ
クラウン」第2巻(16)ではベネデイクト カンバーバッチ扮するリチャード3世の奥方役、と古典劇からスリラー迄色とりどりの役を手がけて、忙しいソフィーでした。
「ベネデイクトはもとより、最も尊敬するデイム ジュデイ デンチと共演できて、生涯で最高のチャンスと思ったわ!
舞台劇の生の息遣いが大好き。観客と繋がってともにストーリーを追って行くのは俳優の芯にある情熱だと思うから」
広いスタンドカラーのブラウスがとても爽やかで、アフロヘヤーと整った細い顔が面白い調和を見せ、何と言っても表情が穏やかなのです。
1968年8月11日(まもなく48歳のお誕生日)ロンドンに、政府の役人だったナイジェリア人の父とユダヤ系英国人で教師の母親の元に生まれ、小さい時から本の虫だったそう。ある時、父親の友人が訪れ、ソフィーの本棚の大きさと本の量に仰天し、ライターのワークショップに参加するように勧められます。高名な戯曲家のハニフ クレイシのもとについて文や詩を習いますが、やはり自分に向いてないと悟ったそうです。しかし色々な文を朗読する才能が素晴らしいと言われて、女優を目指すことに。
王室演劇学校(RADA, Royal Academy of Dramatic Art)の奨学金を得て、本格的な女優の道を歩き始めたのです。
ソフィーにはアオイフィー マーテイン (Aoife Martin)
と言う娘が一人いますが、結婚はしていません。
「娘にはナイジェリアとユダヤとアイルランドの血が流れています」
と誇り高く話してましました
2010年には女王からOBEの勲章を授けられています。















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