EMMA WATSON 2017
EMMA WATSON 2017
「ハリポタ」後のエマ ワトソンはみるみるうちに美しく、聡明な演技派女優に成長して、ハリポタ同級生の中では最も人気、実力、ルックスを兼ねた、素晴らしいスターになりました。そして「ビューテイー アンド ビースト」(17)のベル役を見事に全うして、私たちの目をベルと王子様に釘付けにしてしまいます。
デイズニーが社運をかけた一大アニメ版(91)は、古典劇の「美女と野獣」のドラマをおとぎ話に転じて、世界中をファンにした傑作でした。燭台やテイーポットが歌って踊って、やがて晩餐会のテーブルの上の食器やグラスが壮大なダンスナンバーに展開する場面など、アニメーションの醍醐味と躍動する音楽の究極のエンターテイメントとなったのです。
それから26年。今度は生身の人間たちが演じる映画となって、エマはベルの役をアニメ版以上に生き生きと美しく、心を込めて演じあげました。
ロンドンのスタジオで撮影中のエマを訪れた時、連日の激務にもかかわらず、笑顔を絶やさずに、応対する姿は、「ハリポタ」の時の優等生のままでしたが、初めての歌って踊っての主役をものにしてくれたのです。
アニメの時と同じ、黄色いドレスを着て、青い衣装に正装した野獣・王子と踊るシーンは極彩色のクライマックス、撮影現場にも、ベル用のひときわサイズが小さい黄色のドレスが展示されてました。
ちゃっかりその横で、宮殿用の椅子に座って記念写真をとったのをお目にかけましょう。
エマはフランスのパリ生まれ、祖母はフランス人だったと言いますから、フランス娘のベルの役はまさに彼女のために出現したと言えます。
ベルを支える王子を「ダウントン アビー」のハートスロッブ(心を揺さぶる美男男優)のダン ステイーヴンスが野獣時代を高下駄を履いて熱演、呪いが解けた瞬間の「リボンの騎士」「ベルばら」もどきの青いリボンを髪につけた王子ぶりがまた、ダンでしか出来ないあろう少女用美男子なのです。
燭台をユワン マグレガー、時計をイアン マッケラン、テイーポットをエマ トンプソン とベテランが楽しく歌って演じているのですが、これはやはりアニメの勝ちで、本物の金の燭台が飛び跳ねていたりには、ちと感情移入が難しく、インパクトが弱いのでした。
最後の大団円は、ちゃんと本物のスターたちが出現しますが。
ベスト場面はガストンと相棒のリュフォウです。
ガストンを逞しく、コミカルに演じるルーク エヴァンスがあれほどの美声の持ち主だとは知りませんでした。
今回はゲイとなったリュフォウを愉快に演じたジョッシュ ガッドは「フローズン」(邦題は「雪の女王」だったかしら?)(13)で雪だるまのオーラフを演じた美声の持ち主でブロードッウェイの人気舞台「ブック オブ モルモン」で注目された俳優です。
この二人の力演についてはまた違う時に書きましょう。
さてエマは1990年4月15日生まれですから、間も無く27歳!!! ちょっと背伸び気味なセクシーなデザインの黒いドレスを好んで着るのもよく分かります。
最新の会見ではお疲れ気味なのがちょっと気になりましたが、あれだけ注目されて、要求されて、憧れの視線を一身に浴び続けたら、いくら若くても、ぐんにゃりすることもあるでしょう。
次は「ザ サークル」(17)と言うSFスリラーに主演、トム ハンクスと先日急死したビル パクストンが共演です。
エマとのツーショットは、優等生少女ルックしか許されなかった「ハリポタ」以降のドレス姿を載せてみました。
2014「ノア。約束の舟」セクシーなデザインのドレスです。 |
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