CAMBRIA # 3 SEA CHEST OYSTER BAR
CAMBRIA # 3 SEA CHEST OYSTER BAR
10月14日(水)
早朝のお散歩の時は、靄が濃くかかって言い古された形容ですが「水墨画」そのものでした。
ボードウオークをずんずんと歩いて大通りに出て右方向の標識が「行き止まり」となっていたので、どこまで行くと「デッドエンド」になるのか試してみると、何とどこまで行っても大きな広場やら住宅が並んでいるではありませんか!
「SHAMEL 」シャメル と書かれた門がある公園に入ると先っぽは浜辺で荒い波が押し寄せ、スプレーのような霧の中で釣りをしている人達がいます。
「遊泳禁止」の危険な波と渦が押し寄せる浜辺で、流れ着いた海藻が小山のように溜まって、その匂いが日本の海を思い出させました。
この日の朝食はヨーグルトとフルーツにデーニッシュ ブレッド DANISH BREAD(甘いパン)を選んだのですが、どれも甘くてハンスが殆ど食べ、ワタクシは昨夜の残りのタコスやらパンとバター、持参の果物などを食べるという、ちと不満足な朝食。
今度は車に乗って例のデッドエンド DEADEND 地域に行って見ると、波が打ち寄せる岩壁を目前にする高級住宅が立ち並び、あの標識は外来者を防ぐ目的と解明したのです。
それにしてもあれ程荒海のそばに住むというのも、結構スリリングだろうなあ、と思ったり。
裸足で砂浜を歩いたのですがちょっと油断をしていた隙きに大波が来て、ふたりとも腰までずぶ濡れ、やっぱり波がひときわ荒いのでした。
濡れたまままた街に行って灯台に置かれていたレンズを祀った塔を見たり、ハンスはTシャツを買ったり、歩き回ってホテルに帰って休憩です。
4時45分にホテルから歩いて10分の「シー チェスト:オイスター アンド バー」SEA CHEST - OYSTER BAR と言うレストランへ。
カンブリア名物の魚介類が美味しいところ、は良いのですが、予約は受けず、クレジットカードも駄目、というやたらに傲慢な態度で、ここの前を通るたびに長蛇の列を見ては、よく我慢するものだ!と私たちは行くまいと思っていたのです。
オンラインのページはもちろん、お店の周りに大きな看板で「ノー クレジット カード」と必要以上に警告しているのもやり過ぎ!という印象を受けましたし。
それでも訪れた人々のおすすめに負けて最後の夜はやっぱり名物レストランへ、と足を運んだのでした。
5時到着、もう、延々と人が並んでいる水曜日の夕方。
お客様がどんどんと入って行きますが、レストランは戸外のテーブルに加えて室内は25%しか収容できないので余った人々はそのまま、最初のグループの食事が済むのを待つというシステムなのです。
寒くなるのを知っていましたのでワタクシはウールの長いコートを着て、ハンスはダウンジャケット、7時に戻ってこいと言われたので海辺のベンチに座ってサンセットとサーファーが暗くなりかけても波乗りをしているのをボーッと眺めてました。
やっと順番が来て室内のテーブルへ。周囲には全く他のお客様がいないスペースが配置されています。
まず、生牡蠣。東海岸と西海岸の両方を注文しましたが、東のほうが圧倒的に大きくて厚くて、お皿を持ってもずしりと重く、食べごたえがります。
白ワインはハースト HEARST FARM 農場のもので、とてもクリーンでシーフードにぴったり。「フルーツ フォワード」FRUITS FOWARD と言う表現で紹介していました。
焼き立てのパンがまた美味しくて、3回もお代わりしました。
サラダが来ます。山盛りでビーツ BEETS 、トマト、などなどびっしりで、古めかしいブルーチーズのドレッシング(最近めったに出てきません)、ハンスはクラム チャウダー。
ワタクシのメインはイカのステーキ 。CALAMARI STEAK
ウインナ シュニッツェル VIENNA SCHNITZEL のように、パン粉の衣がついてたっぷりのバターで焼いてあります。
ハンスは何とか言う ソール(ヒラメ)PETRAKE SOLEで、それぞれ違う料理法のポテトやら、人参が付け合わせ。
すべてが美味しくて、ウエイトレスも気が利いて、優しく、忍耐の2時間の価値が十分ある思い出に残るデイナーとなりました。
でもこのまま予約駄目などと高飛車なシステムを続けていたら次に又この美しい街を訪れてもやっぱり躊躇してしまうでしょうね。
10月15日(木)
朝の散歩はボードウオークをどんどん歩いたり、横に抜ける道に入っては、楽しいデザインやら、奇抜な建築、モダーンな邸宅などを眺めて、ここに住みたいなあ、あそこはあんまり、などと勝手に想像してリッチな気分に。
朝食は再びブリートに。何事にも焦らず、ゆっくり、のんびりと支度をするハンスなので、あっという間に10時半、チェックアウトしてハイウェイ 1を南に向かいます。
少し前にやはりコロナ気晴らしに友人が訪れたと言う、カユーコス CAYUCOS という街を一周して、今度はここに来ようかな、と考えたり。
サンタバーバラ SANTA BARBARA を過ぎるとウイリアム王子とメーガン妃 PRINCE WILLIAM & MEGHAN が住んでいる モンテシート MONTECITO の街が出てきます。鬱蒼と樹木が茂って、超リッチな人々のみが住める特別な地域と言われています。
このあたりからロスアンジェルスまでは約2時間。
ゆっくり出来た3泊4日のお誕生日記念ドライブ旅行となりました。
やっとテーブルにありついて、乾杯の図。 |
ラッコという意味の「シー オッター イン」のホテルのプール。 |
荒波の海岸。このあと大波が来てずぶ濡れ。 |
大波が来る前の静けさです。 |
灯台のレンズ 記念館。 |
「シー チェスト」ハンスが並んでいます。 |
「シー オッター イン」赤い車はワタクシのです。 |
お部屋の前。 |
117号室。 |
夕焼けです。 |
Comments
Post a Comment