CHANNING TATUM 2015

CHANNING   TATUM    2015

2015年期待のスターのひとりがチャニング テイタムと独断と偏見で予想してます。
何度も繰り返してますが「フォックスキャッチャー」(14)でのロス五輪レスリング金メダルリストの役は入魂ものでした。貧乏なアパートの部屋でカップラーメンのようなものを食べ、金メダルを箱から出して首にかけ,驚く程に安い講演料目当てにボロ車で出かけて行くシーンから,運動選手の要領の悪い暮らしが覗けて,胸が痛みます。
次のオリンピックの訓練をしていた矢先に世界的に有名なプラステイック製造の大金持ち,デュポン家のひとり、ジョン(ステイーヴ カレル、とは思えないメークの技術!)に招待され,広壮な屋敷の敷地にある体育館と給料を支給され,同時に同性愛の相手にもされたように描かれています。(実在の当人はこれを否定していますが)
今まで「ステップ アップ」(06)にスタートして,「マジック マイク」(12)や「21 ジャンプ ストリート](12)などなど、ダンスとアクションとお馬鹿喜劇に強い元フットボール選手のイメージが強いチャニングが、熊のようなレスラーの体の動きから,鈍な頭ながらも,不安におののく姿,兄貴(同じく五輪金メダリスト)に全身全霊で頼る,あどけない表情をもの悲しく演じて,この映画を見終わったあと,オスカー賞!もの、とわたくしは(心の中で)叫んだのでした。

当人も自己ベストを成就した晴れ晴れとした表情で、
「演技にかける情熱に浸り,自分が俳優として誇らしい気分になれて嬉しい。子供も出来たし,立派な俳優になると赤ん坊に約束したのだよ」
と照れながら話してました。

彼との昔のツーショット(うら若い!!)をご覧に入れたいのですが,これも箱の中で今はこれだけお目にかけましょう。

ゴムまりのように弾力のある柔らかい体に,厚い胸,どことなく眠そうな,それがセクシーに見えるスポーツマンルック,忙しくとも福祉イベントなどで熱狂的に振る舞うサービス精神,何よりも嫌味やシニカルなところが全く無い,ストレートな正直さ,素朴さ,がチャンイングも強みです。

彼の体に触れる度に,その柔らかさにこちらまでマシュマロのような,ふんわりとした気分になります。例えば(若い頃でも)シュワちゃんの体はゴチゴチと固く,共演したシャロン ストーン曰く「スーツケースと格闘しているようだった」、ロボットに近い体の感触を思い出します。

役作りに没頭しすぎたのか,ゴシップ誌に書かれているように撮影が終わったばかりの「マジック マイク XXL」(15)で共演した,彼に匹敵するようなセクシー度充満のアンバー ハード(ジョニー デップと婚約中ですが)と浮気したのが原因か,売れない時代からのカップルの考え方の違いのギャップが大きくなったのか,ともかく妻のジェナと別居したそうで,これも彼の演技の糧となるのでは、と勝手に考えてます。

まもなくウオシャウスキー姉弟(昔は兄弟でしたが)監督の注目の未来SFもの「ジュピター アセンデイング」(15)、お次ぎはタランテイーノ監督の西部劇!「ヘイトフル 8」(15)にサムエル L. ジャクソンと共演などなど面白そうな作品が目白押し。
益々ワット数が増して,キラキラしているチャニングをお楽しみに!


2014 HFPA  LUNCHON

2014  FOXCATCHER        右がステイーヴ カレル
左がチャニング,中央がステイーヴ カレル,右がマーク ラッファロー
左がベネット ミラー監督,マーク ラッファローとチャニング(右)

2014「 フォックスキャッチャー」




Comments

Popular posts from this blog

IGGY POP

DEVON AOKI

ADAM LAMBERT