KEVIN HART

KEVIN     HART

ケヴィン ハートと聞いても全然知らないと答える人が多いいでしょう.実はわたくしも黒人のコメデイアンだと言うことぐらいしか知りませんでした。1月の半ば,「ザ ウエデイング リンガー」(15)と言う喜劇映画の会見でケヴィンに初めて会って,陽気な人となりと真摯な人柄を知って、やはり人気を得るスターはみんな努力の積み重ねをして来たのだなーと痛感。
写真ではよく分からないかもしれませんが,わたくしより背が低いぐらいの小柄で、その体にはエネルギーが飽和状態に詰まっている感じです。一応5フィート4インチ、163センチとありますが、得てして俳優の身長はさば読んで書いてあるますし。小柄な男性特有のサービス精神も豊かに、面白いこと、楽しいことを連発しては周囲が喜ぶのを見て、それを又自分の栄養にしています。


1979年7月6日にペンシルベニア州のフィラデルフィアに生まれ、父親はコカイン中毒で刑務所に入ったり出たり,母親がシングルマザーとしてケヴィンを育てたという家庭に育ち,悲惨な状況をカバーする為に面白い話しを創っては母親や友達に披露して、喜ばせていたのがのちにスタンダップ コメデイアンの源となります。哀しい時は「ロッキー」で有名になった階段を登っては、あのテーマ曲を口ずさんで自分を励ましたとか。泣かせます。
のちに父親と再会し、「お前も麻薬中毒になるかと思った」と言われて、最初は怒ったものの、父親と同じ道をたどるのが典型的パターンだと気がついて、和解したそうです。
靴のセースルマンなどしながら舞台でコメデイーを演じ、徐々に道が開いてきました。
「尊敬するのはリチャード プライヤー、エデイー マーフィー、クリス ロックなどなど。誰もが楽しめるコミカルなパーフォーマンスを続けて行きたい」

ルックスが似ていることもあって、わたくしは
「マーテイン ルーサー キング牧師の役にオーデイションする気はなかったのですか?」と聞きました。
「キング牧師を強く崇拝しているし、僕たちのリーダーだから、僕のような喜劇役者がしてはならないと思った。僕としては、喜劇にベストを尽くして、それがキング牧師への感謝の心だと思っているから。あの英国の俳優が牧師を格調高く演じてくれて、凄く嬉しかったし、感動した」
と誠実な返事が戻ってきました。英国の俳優の名前,デイヴィッド オイエロウをちょっと忘れてしまったようで,省いてましたが,ケヴィンの尊敬の心が強く感じられました。

「アバウト ラスト ナイト」(14)とか「シンク ライク ア マン」(12)などの黒人映画にちょくちょく出ています。

「ザ ウエデイング リンガー」も「ハング オーバー」の黒人版のようで、おそらく日本では上映しないでしょうが、そのうちケヴィン主演の国際的に通用する作品が出て来ることでしょう。
苦労を重ねてきた芸人の優しさがひとしお感じられたケヴィンでした。
2015「ウエデイング リンガー」


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