HELENA BONHAM CARTER 2020

June 07, 2020

HELENA BONHAM CARTER 2020

かなり変人の女優、ヘレナ　ボナム　カーターの事も一度も書いてないのを発見。
鳥が巣を作りそうな、猛烈に逆毛を立ててのボサボサの髪、アクセサリー、装飾過剰のドレス、赤と緑の靴など違う色の靴を履いてみたり、ととんでもないスタイルの服の組み合わせを自信たっぷりに、ケラケラ笑いながら楽しんでいるヘレナは、私の大好きな女優です。
もっとも彼女の髪やドレスの好みはちょっと「ゴタゴタ」過ぎて、余り感心してませんが。

上流階級育ち、高い知性、などなどの背景も手伝って変人の生き方を励行中とでも説明しましょうか。
世界中に、高貴な生まれとか、自由で恵まれた家庭に育って、愛らしい人格を持っているものの、何故か、斜めに構えた反抗精神で人と違うことばかりしているタイプがよく居ますが、ヘレナもそのひとりでしょう。

レッドカーペットでのスタイルがあまりに奇抜なために英国のファッショングループにトップ　ドレッサーに選ばれたりもしました。

１９６６年５月２６日　英国はロンドンにあるイスリントン ISLINGTON に、大銀行家にして政治家の父親とサイコセラピスト（精神セラピスト）の母親の間に生まれたヘレナはかなり自由に育ったようです。
父方のひい祖父はアスキス H.H. ASQUITH という第１次隊戦時の英国首相、母親の祖先にも貴族や称号持ちの人々がうようよしているという名門一家。
女優志願だったものの演劇学校に落ちたり、ケンブリッジ大のキングスカレッジにほとんど合格するはずだったのが審査委員会でヘレナは必ずドロップ・アウトして女優になるに違いないと入学できなかったり、１９７９年に全英文章コンテストに合格し、そのお金で私立の演劇クラスに入団したり、１６歳でテレビのコマーシャルにデビュー、
１９８６年の「レデイー　ジェーン」では主役を演じ、その前年の「眺めの良い部屋」（８５）での映画初出演の演技が注目されたりと、女優としてはラッキーなスタートを切っています。
「レデイー　ジェーン」LADY JANE で共演したケイリー　エルウェス CAREY ELWES の美男子ぶりが注目され、その１年後の「ザ　プリンセス　ブライド」THE PRINCESS BRIDE （８７）で世界中の女の子を魅了したのはご存知のはず。
時代劇でお姫様のような役ばかり演じていたために
「コルセット女王」「英国のバラ」などというニックネームを付けられました。
母親がユダヤ系フランス人だったためも合って、フランス語もペラペラ。

貴族がぞろぞろという家系に育ったために女王役や貴族役は朝飯前　というわけでもないでしょうが、大半の役はアッパークラスの悲劇のヒロイン、又は高慢ちきな女性というもので、それを人間味を添えて、可愛らしく演じるのがヘレナの才能と言えましょう。

「フランケンシュタイン」MARY SHELLEY'S FRANKENSTEIN（９４）で共演したケネス　ブラナ KENNETH BRAGNA と恋に落ち、当時ケネスはまだエマ　トンプソン EMMA THOMPSON を結婚中だったためにちょっとしたスキャンダルに。

しかし、ヘレナはスキャンダルなど気にするタイプでもなく、５年間共に暮らします。その後はアメリカ人の監督、テイム　バートン TIM BURTON とロンドンで２００１年から同棲、二人の子供が生まれています。

この家が又、変人の二人らしく、２個のウイングに分かれていて真ん中の母屋でのみ二人は食事をしたりと一緒の生活をして、後は離れ離れで暮らしていました。
テイムは自分のスペースが狭くなって遊園地の中古の観覧車を買って、それを敷地に置いて、ここを仕事部屋にしたなど彼等らしいエピソードがたくさんあります。
「一緒に居ないほうが働くのが楽だったと思います。彼の映画に私が出るたびに彼はひどく恥ずかしがっていましたから」
と何となく理解できるような、よく分からないようなコメントを吐いていました。

二人は１３年間という長い期間　ユニークな関係を維持、　１４年に別れました。

現在はノルウェーの作家、レイ　ダグ　ホルムボー
RYE DAG HOLMBOE と２０１８年から交際中、全く違うタイプの男性を選び続けるのもヘレナらしい生き方と言えましょうか。

ヘレナとの昔のツーショットは何処へ。片付けものの成果で出て来た時に又、載せましょう。

　１９８６「レデイー　ジェーン」ケイリー　エルウェス　と。