JEAN-CLAUDE VAN DAMME

June 11, 2020

JEAN-CLAUDE VAN DAMME

「マッスルズ　フロム　ブラッセルズ」MUSCLES FROM BRUSSELS （ブラッセルズからのキン肉マン）という愉快なニックネームで人気者になったベルギー産のジャン　クロード　ヴァンダム　の事も一度も書いてないのに気が付きました。

９０年代は、スタローン、シュワちゃんなどと一緒に　アクション俳優としてスーパースターの一人でしたが最近は　ヴィデオ直行のような作品で頑張っています。

初めて会ったのは、同じくヨーロッパからやってきたスウェーデン製のドルフ　ラングレン DOLPH LUNDGREN と共演した「ユニヴァーサル ソルジャー」UNIVERSAL SOLDIER (92)と言うSFアクション映画の時。
ドルフは金髪で長身、ジャン　クロードはダークへヤーで短身ですが全身、筋肉の塊というコントラストの妙を見せてました。
忙しそうに体を動かしては、大変なおしゃべりで、アクセントの強い英語でコミカルな話をまくしたてていましたが、その殆どがよく分からなかったのも覚えています。

１９６０年１０月１８日　ベルギー BELGIUM のブラッセルズに会計士の父親と花屋さんの母親のもとに生まれ、JEAN CAMILLE FRANCOIS VAN VARENBERG　というのが本名です。
１０歳で空手スタイルの稽古をスタート、１８歳で黒帯に。
１６歳からクラシック　バレーを始めて５年間みっちりと練習に励んで
「僕が試みたスポーツの中で最も難しかった。バレリーナに最大の敬意を評します」
と称賛しています。

「ミスター　ベルギー」の名誉ある地位も手に入れ、
マーシャル　アーツのヨーロッパ　チャンピオン、８４年にフランス映画にデビュー、８９年の「サイボーグ」と CYBORG 「キックボクサー」KICKBOXER の２本でアクション　スターに。

「神に与えられた偉大な肉体ゆえ、それを常に鍛えて、自分の肉体を神殿として供えるのが私の義務」
と豪語するのも自己PR に長けた彼ならではの迷言（？）です。

１９９０年頃になるとあまりにも忙しく、コカイン中毒となり１週間に１万ドルもドラッグ代に使ったそう。
９１年の「ダブル　インパクト」DOUBLE INPACT では、一人二役で大活躍。

２０１２年にはクロードの銅像がブラッセルズに建てられました。

結婚は５回！相手は４人、子供は３人で一度結婚したアメリカ人の「ミス　ボデイー　ビルダー」だったグラデイス　ポルトギーズ（５７年生まれ）と再婚して一緒にいるようです。

リミットに挑戦するアクションの評判もさることながら、スピリットと呼ばれる両足を開いてぺたんと床につける「アクロバテイックな動作」はコミカルでもあって、彼のスペシャリテイーとなり、必ず場面の一つでサービスしています。

「エピック　スプリット」EPIC SPLIT と呼ばれた２０１３年のボルボのトラックのコマーシャルで大股開きで２台の大型トラックの間に脚をかけて、トラックがゆっくりと動いて、車と車の間が広がり、ジャン　クロードの脚が地平線と平行になるという、スリリングなアクションが大評判を呼びました。今でも見てみるとその破天荒なアイデアと勇気に拍手を送りたくなります。
音楽もアイルランドのエニヤ ENYA の「オンリー　タイム」ONLY TIME を使って、何やら神がかった雰囲気のコマーシャルでした。
たった１テイクで撮影を済ませたそうです。

最近の映画、「ブラック　ウオーター」BLACK WATER（１８）では再び、スウェーデンのドルフ　ラングレン　と共演、ふたりとも　５０歳を過ぎてもなお、脂肪のしの字もない筋肉のみの肉体と切れの良いアクションを嬉しそうに披露していました。
まだまだ企画作が並んでいます。
今年６０歳、キン肉マンのますますの活躍はシニアの大きな励み、世界でも一流のベルギー産ビールで乾杯！

ツーショットは他にもあったのですが今は潜伏中。

最後にyoutube のボルボのCMを載せてみましたが、ご覧になれるかどうか。