DOLLY PARTON 2019

DOLLY  PARTON   2019


大きく結いあげた金髪、バッチリの厚化粧、小柄な体に巨大な胸、その全てがトレードマークのドリー パートンは、お腹が痛くなるほどに、自己虐待の極致の自分をジョークのネタにして、大口開けてガハガハ笑うという、まことの芸人です。

「もう整形手術何回したか忘れちゃったけれど、これだけお金をかけて、こんなに安っぽくて、下品な姿に作り上げたところが凄いと思わない?」

このセリフはドリーのオープニングによく使われますが、あの姿で、可愛らしく、いたずらっぽく言われると何度でも笑ってしまいます。

今回は「ダンプリン」DUMPLIN'(18)という小太りの少女がミスコンテストに応募して、ウラスメートや地元の人々の尊敬を得るという青春モノの映画音楽を担当。
先日のその風景をジェニファー アニストンとダニエル
マクドナルドのページに書きましたが、その曲「ガール イン ザ  ムービーズ」が見事にゴールデングローブのベストオリジナルソングの候補になったのです。
残念ながら、スターパワー満開のレデイー ガガが受賞して、受賞は逃しましたが、気分が晴れやかになる楽しい歌でした。

この1月19日に73歳になりますが、肌のシワこそ増えているモノの、その圧倒的なエネルギーの量にはびっくりします。大きな声に、人を巻き込む陽気で、楽しい人となりに改めて、息の長いスターは人間的に極上の資質を備えているのだなーと感じました。

5年前に書いたページをまたもや、怠慢をかこって載せましょう。





2018「ダンプリン」私が来ているジャケットは「マチコ ジント」さんのデザインです。




Thursday, December 25, 2014



DOLLY PARTON

DOLLY   PARTON

メリー クリスマス! アメリカではまだ今日は12月25日です。クリスマス イヴにはドリー パートンのクリスマスソングをかけました。いつもはオーソドックスにビング クロスビーとかアンデイー ウイリアムスなどを聴きますが今年は娘のリクエストでした。
ドリーに初めて会ったのは「マグノリアの花たち」(89)に出演した時でした。シャーリー マックレーンやサリー フィールドが共演したいわゆる女性映画です。150センチ以下の小柄な体に舞台に出るようなメークと髪はさすがで、こちらのテンションが上がると、あの高い声で,「大女優と一緒に演技をするのは,どうしても見とれてしまうし、冷や汗のかきっぱなしだったわー!」などとユーモラスに想い出を話して,緊張を解く独特の才能もあるのです。
映画デビューは,ジェーン フォンダ主演の「ナイン トウー ファイヴ」(80)です。この映画の題名曲を作曲してオスカー賞の候補になりました。

1946年1月19日に12人姉弟のひとりとして生まれ、テネシー州のロコスト リッジと言う寒村の極貧の寝室がひとつしかない農家に育ち,12歳から歌で生計を立てて来た,例を見ない才能と根性と不屈の精神は有名です。


蝶々が彼女のシンボルで「美しさと飛躍」が好きなのだそう。
「私は音楽を通して山のような幸運を味わいました。私の大きな愛の対象です。いつまでも音楽を創り続けます」
ときりりと言いますが同時に,自己軽視のユーモアも豊かに持っています。
「巨大な髪もメークもドリーのイメージを保つため。胸は昔からすごく大きかったけれど、そのために垂れ下がっているから,努力して持ち上げたり、叩いたり、突っついたり、整形もたくさんしているし、カントリーの安っぽさを見せる為に巨大な維持費をかけているのですよ!」

「ストレート トーク」(92)と言う映画に出た時の経験が余りに惨めだった為にもう映画はたくさん!と宣言。以後はテレビにしか出演していません。
自分の道を自分で歩んで築き上げて来たエンターテイナーのスピリットをこのクリスマスの季節にどうぞ。
1989「マグノリアの花たち」

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