DEVIL'S ADVOCATE 1997

DEVIL'S  ADVOCATE

邦題は「デイアボロス「(97)と言うタイトルにある悪魔をアル パチーノが楽しそうに怪演する映画でした。パチーノは大声で,強い言葉が満ちた台詞を言う役がこの上なく好きなようで,地元の新聞,LA タイムスの映画記者は,パチーノの独壇場が大嫌いと来てますから、何時もパチーノに反発した記事を書きます。
フロリダに住む若くて,未経験の弁護士にキアヌ リーヴス,もう少し世間を見る目がある妻をシャリーズ セロンが演じて,この3人の珍しい顔合わせが注目されました。
ニユーヨークの摩天楼にオフィスを構えるエリート弁護士事務所からオファーが来て,キアヌは、突然,自宅用にと豪華なアパートを与えられ,所長のパチーノのチームに迎えられます。グラマラスなアシスタントが付いて,キアヌは有頂天,妻は早く赤ん坊を作りたいとそればかり考え,ふたりの間にはすきま風が。
そう言う夫婦の生活を覗いては,密かにうすら笑いを浮かべるパチーノは、キアヌにもろもろの挑戦を仕掛けます。
原題の「デヴィルス アドヴォケート」と意味は,討論の為に討論を仕掛ける、と言う議論好きで、これでもか、これでもか、と反論したり,斜めな観点を出したりする論争で、これとパチーノの本ものの姿(ルシファー)のダブル インパクトと言うわけでした。
キアヌのほわほわとした自信に欠ける存在が、自信過剰のパチーノと良いコントラストを見せ,シャリーズのタフな女性のイメージも効果を発揮してます。
監督はテイラー ハックフォードで、ちょっと変わった弁護士ドラマでした。
会見でのキアヌは頼りない声で,あーとかうーとか言ってばかり。シャリーズは気張った口調で,パチーノとの共演がいかに勉強になったかなど言ってました。
当のパチーノは,こんな役など朝飯前と言った風情で,5センチは背が高く見える(と当人は信じている)逆毛の髪型をしきりに確かめるのでした。
1997   アル パチーノ
テイラー ハックフォード監督と妻のヘレン ミレン
当時のキアヌは33歳、シャリーズはたった22歳,パチーノは57歳。今年の9月にキアヌは50歳!!となるのです。
1997「デイアボリス」キアヌ リーヴスとシャリーズ セロン

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