Posts

Showing posts from June, 2018

SARAH PAULSON 2018

Image
SARAH   PAULSON  2018 「オーシャンズ8」(18)で比較的地味な役を演じているサラ ポールソン。 キャリアを見ると、ほとんどが主人公の妻、姉妹、ガールフレンド、と言った役所の脇役ですが、でしゃばったりせず、それでいて、しっかり存在感のある役作りを見せています。 「オーシャン。。」でも華やかなサンドラ ブロックやケート ブランシェットの陰で、郊外に住む人妻と言う役ですが、もちろんしたたかな計算ずくの女性で、他の7人とは全く違うニュアンスを漂わせて、彼女ならではの効果を上げています。 最初にメジャー出演したのは、「ハート オブ ウーマン」(00)WHAT WOMEN WANT という映画でメル ギブソンの秘書役、それから 「それでも夜は明ける」12 YEARS A SLAVE(13)での荘園の女主人役、最近ではたくさんの賞を受賞したテレビシリーズ「O。J。シンプソン」(16)で、実在の有名な女性検事、マーシャ クラークを激演していました。 1974年12月17日フロリダ州のタンパに生まれましたが、育ったのはニューヨーク、母上は社交界の生まれで、デビュタンテ だったそう。 演劇学校を出たサラは数々のブロードウェイの舞台を踏みました。そういう古典劇の香りを醸し出す女優と言えましょう。 若い時は男性と交際して、ある時は俳優にして脚本家のトレイシー レッツと婚約までしたそうですが、自然に、水の流れのように(サラの言葉)女性とのロマンスが始まり、チェリー ジョーンズとは04年から09年、現在は75歳になるホーランド テイラーという美しい女優と交際中で、しょっちゅう母娘と間違えられるのよ、と年の差など全く気にしてない様子。 自分の生き方を貫いて、女優業だからと人の目など気にしない芯を持っているサラとホーランドのツーショットから、二人の愛情が強く感じられます。 そして、迎合しない独特のルックスに毅然とした姿勢がサラの強みでしょう。 先日紹介したシンシア ニクソン、すでに有名なジョデイー フォスター、リリー トムリン、ロジー オドネル、 エレン デジェネレス、エレン ページ、ジェーン リンチ、ケイト マキノン、 などなど、カミングアウトした女優たちの威勢の良いこと! ゲイの男優よりはるかに勇ましいのは、やはり女性の方が強いからで

DAVID CARUSO

Image
DAVID   CARUSO デイヴィッド カルーソー は不思議な雰囲気を湛えていてなんとなく気になる俳優で好きでした。 「NYPD BLUE」(93−94)で主役の刑事を演じて、燃えるような赤毛とやたらにベッドシーンがあって、ハリのあるお尻を見せるので人気がどんどん上昇、独特の意識過剰な表情や動作も目立って、それなりのユニークな魅力でした。 画面に出てくるといやでも彼に見とれてしまう、それこそスターの基本的パワーで、瞬く間に全米中の人気者になったのですが、突然役を降りてしまったのです。 テレビから脱出したい、もっと自由に仕事をしたい、などとカッコ良いことを言ってましたが、業界では、身分不相応なギャラを要求、などと批判されて、しばらくの間、大きなスキャンダルのターゲットに立たされていました。 今から24年前の94年に彼に会ったのですが、意識過剰で、もったいぶって、シニカルにして複雑なスターで、そのとっつきにくさが妙な魅力になって、愛嬌を振りまくスターを見下ろしているスタンスを見せてたのが記憶に残っています。 1994 NYPD BLUE 1995 ゴールデン グローブ授賞式で。 独特の表情。 ネットで見つけた写真。東京のようですが、叶姉妹なのかしら? 1994  NYPD BLUE 共演の DENNIS FRANTZ と。 ニコラス ケイジと共演した「死の接吻」KISS OF DEATH(95)のリメーク(47年のオリジナルはリチャード ウイドマーク、ヴィクター マチュア共演)は大いに騒がれてオープンしたものの、ほとんど無視されて、さらに数本映画をトライした後、2002年、再びテレビシリーズの「CSI:MIAMI」に刑事役で主演、マイアミが舞台ですから、サングラスをかけっぱなして、これをちょっと持ち上げて「あ、何か?」ってな顔をして会話をする「カルーソーの癖」に人気が出たりもしました。 人と違うことをして目立ちたがる、というのか、かなりのへそ曲がりなのでしょう。 このシリーズはそれなりに固定ファンがついて、10年間も続きました。 今の所、このドラマが彼の最後の出演作となってます。 1956年1月7日、ニューヨーク州のフォレストヒルズ ガーデンに、雑誌の編集者の父後と図書士の母御の間に生

LONDON JUNE 12- 14 2018

Image
LONDON  JUNE 12 - 14  2018 バルセロナからロンドンへは、ブリテイッシュ エアウェイズで飛びましたが、相も変わらず、この大英帝国主義の飛行機会社は無愛想で、お水さえ1ポンドとかお金を貪り取る上に、機上のアナウンスは出発する土地などに関係なく英語のみ、それも1回こっきり。 日本の航空会社から、鉄道まで、英語はもちろん中国語から韓国語、と過剰親切なアナウンスする究極の反対側で、俺たちは英国の会社、英語が分からないなら自分で調べろ、という態度がなんというか、サバサバして、しつこい説明より爽快とも言えます。 お腹が空いていた上に、空港からホテルまで渋滞時間だったので10ポンド(約1600円)出して、ジュースとハムサンドを買いました。 ちなみに航空会社は基本的に小さいほどにサービスが良いのです。トルコ航空とかは、ビジネスクラスでもないのに、化粧バッグをくれたり、コックがお料理してくれるのですから。 ロンドンでは久しぶりにサヴォイ ホテルに泊まって、往年のアールデコのインテリアを楽しめました。皇族の肖像画がいたるところにかかっていますし、ジャズの歌で有名な 「サヴォイでストンプ」(サヴォイ ホテルで浮かれよう!)という古き良き時代のパーテイーの雰囲気が感じられます。 この夜は仲良しのデザイナーの真知子さんのご自宅で、いつもの手のこもった、華麗な家庭料理のご馳走。コヴェント ガーデンの地下鉄の駅から、約40分のところにあります。 アメリカ人のアーテイスト(だったと思います)の先客のほかは、私たちのみで、ゆっくりと、くつろいで、凝った品々をお酒や、シャンペン、ワインで味わいました。 私なら、肉料理、魚料理にサラダ、ちょっとおつまみ、それで十分というお客様用食事に、真知子さんはひとつづつ、手間をかけて、小さなお団子を揚げたり、お刺身をきれいに盛り付けしたり、日本のお手伝いさんのいる家庭のように、(ここは真知子さん一人だけ)細かいお皿が次々と出てきます。それもアツアツ、揚げたて、炊きたてという豪勢なサービスをしてくるので、毎度、感心するばかり。 お仕事をしながら、真知子さんは頻繁にお家にお客様を招いておもてなしをするのです。お料理は想像力を掻き立てるとか。さすがのデザイナーです。 ご主人のマックスさんがお酒のお手伝いをいそいそとしてくれ

AWKWAFINA

Image
AWKWAFINA 「オークワフィーナ」不思議な芸名ですが、「オーシャンズ エイト」(18)でアジア人を代表して活躍しているラップミュージシャン、コメデイアンで知られています。 本名はノラ ラム Nora Lum,  1988年6月2日ニューヨーク生まれ、 父御は中国人、母御は韓国人、父方の祖父が1940年ごろに米国に移民して、広東料理のレストラン「ラムズ」を開いたとか。ノラが小さい時に母親が亡くなったために、祖母に育てられたという、いかにも東洋人の伝統を豊かに浴びて育ったノラだけに、13歳からラップ ミュージックを始めたというのもなんとなくわかるような気がします。 最初にヒットした曲は「マイ ヴァグ」(私のヴァジャイナ の略)という過激な題名で、これは当時流行していた「マイ デイック」(僕のペニス)に抵抗してのパロデイーでした。 ラップのドキュメンタリー映画「バッド ラップ」(2016)にもメジャー出演、まもなく公開される「クレイジー リッチ アジアンズ」CRAZY RICH ASIANS(18)では主役を転がすような大役を演じています。 不思議な芸名については 「すごく有名だったり、特権を持っているミュージシャンは自分の名前をつけるけれど、ノラ ラム じゃあ、なんとも迫力がないじゃない。小さいことから「オークワード」(落ち着かない、場にそぐわない)少女だったから、それに 「アクワフィーナ」というボトル水の名前ににヒントを得て、フィーナ(美しい)という言葉を加えて、「オークワフィーナ」という言葉を創ってみたのよ。 ラップをする時は、もともと目が悪いから、メガネをかけて、アジア人のパワー武器として利用して、色々とイメージ作りをしています。 高校は「フェイム」FAME(80)の舞台になったアーテイストを育成するので有名な「ラ ガーデイア」 ハイスクール、それから アルバニー大に進んで、ジャーナリズムを専攻したの。 先祖の文化も学ばなきゃと北京に留学してマンダリンを学んだし。 「オーシャンズ エイト」の撮影はまるで、スランバー パーテイーのようだった。女の子同士で、全く外見など気にせずに、勝手なことを言って大笑いしたり、お互いに慰め合ったりで、なんとも愉快な現場だったのよ。この映画に抜擢されてから大変だったのは、友人たちが