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TOKYO #2 MARCH 27 - APRIL 2 2018

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TOKYO #2  MAR 27 - APR 2  2018 すでに1ヶ月も経ってしまったのでハイライトだけを取り上げましょう。 29日の朝の散歩は歌舞伎座付近。 お昼は芝のプリンス ホテルの陽明殿のテラス席でお庭の桜を眺めながらの中華料理。色々なお皿のコースをいただいてふと外を見やると桜の木の眺めもうららか。トビコが入ったチャーハンという珍しい1品も頂きました。 初めて会っても長いこと知っているようなひとみさんと映画のこと、特にジョニー デップのことをおしゃべり。 ひとみさんは大変真面目で、大事なご職業をお持ちなのですが、映画も大のつくファンで、小さい時から私が書いていた「スクリーン」の記事など読んで下さったそうで、とても忙しいのに、まめに映画館に通う熱情にも驚かされました。 キネマ旬報のオフィスへ。歌舞伎座そばで、とても便利ですが、なんとなく窮屈そうな編集部のデスクあたりを見てから、まあまあ広いミーテイング ルームで仲良しの前野さんとこれからの企画のお話。 夜はそのままジャーナリストの友人たちとお好み焼きやへ。 有楽町の駅の近くの「千房」(ちぼう、と呼ぶそうですが、全員、ちぶさ だと思いました)に集まったのは 渡辺さちこさん、前野さん、まさみち君、島崎さんと私の ライター5人。 去年は恵比寿の干物のお店で同じメンバーで集まったのですが、周りの騒音がやかましくて、ほとんど細かいおしゃべりができなかったのでした。今回は鉄板を前に、運ばれてきたお好み焼きを食べながら、自分たちでジュージュー作らないせいか、妙に控えめになって、今年も又あまり盛り上がらなかったのでした。 もっとも去年はそのあと恵比寿のバーに行って、ここでは大いに会話が弾んで、私は終電車にやっと飛び乗るというスリリングなエンデイングがありました。 今回は締め切りに追われている、今朝外国から帰ったばかりで半死状態、などの同じ穴の狢などが多くて、2次会は残念ながらナシ。 ちょっと拍子抜けの集まりとなりました。 でもわざわざお出まししていただいて、光栄の極みです。 30日の朝のお散歩は、浜離宮公園と築地の魚市場。 浜離宮は入園時間前でしたが外から見ても、やはり日本の古典的庭園の景色は柔らかくて、心が和みます。沖縄のギラギラ装飾と大違い。 お昼に長年のお付き合いの映

BENEDICT CUMBERBATCH 2018

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BENEDICT CUMBERBATCH   2018 ベネデイクト カンバーバッチに2日続けて会いました。 もうこれで20回以上会ってますが、今だに胸がときめきます。 目下、ブロックバスターの「アヴェンジャーズ:インフィニテイー ワー」AVENGERS:INFINITY WAR(18)と彼が自分で制作して主演し、情熱を込めた人気小説をテレビ映画化したシリーズ「パトリック メルローズ」PAT RICK MELROSE(18)の2本のプロモーションで ハリウッドを訪れているのです。 「アヴェンジャーズ。。」ではもちろんマーヴェル コミックのドクター ストレンジ役、100人ぐらいのコミック キャラクターが勢揃いという巨大スター顔見せ映画なので、プレミアやら試写は敬遠。こういう奇抜な格好で、超人的行動をとる映画にほとんど興味を感じません。トシもありますが、昔からもっと人間的なドラマのほうが遥かに好きだったのです。 「メルローズ」は正反対のワンマン ドラマで、カンバーバッチは英国人のドラッグ中毒、アル中、無責任で、どうしようもないリッチな独身男を熱演。原作は人気連続ノベルで、カンバーバッチがどうしても演じたい役だったそう。というわけで映画化から制作から全プロセスに身を入れての熱いプロジェクトだったのです。 パトリック メルローズは今までのカンバーバッチの役とは違って、ハチャメチャな男性で、見ているともういい加減に静かにして、落ち着いて、と叫びたくなりますが 彼が身に付けているスーツ類が素晴らしいし、衣装とインテリアを見ているだけでもかなり楽しく、リッチな生活がのぞけます。 インタヴューでは前夜に「アヴェンジャーズ。。」のプレミアがあって、疲れ果てて、白い顔で出てきましたが、いつものように礼儀正しく、丁寧に、あのソフトでよく通る低い声で話していました。痩せて長い顔がますます長くなっていましたが、あの声が彼の最も重要なアドバンテージだと改めて理解したのです。 さて翌日は「メルローズ」のプレミアで、すでにDVDでドラマは見たのでこれをスキップして、ハリウッドにあるちょっと変わったレストラン・クラブの「ビューテイー アンド エセックス」のポスト プレミアのパーテイーに行ってみました。 エレガントなセッテイングを一瞥して、さて隅を見るとバスタッブが置いてあ

BILL HADER

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BILL  HADER 前回のエイミー シュマーと同様、ビル ヘイダーも日本ではおなじみの名前ではありませんが、アメリカでは人気者の喜劇俳優です。 彼が主演する新テレビシリーズ「バリー」(18−)が実にオリジナルで愉快で、ビルの超真面目で、ちょっときつい顔立ちが効果を発揮している喜劇。 実はビル扮するバリーは殺し屋なのですが、精神的に不安定になり、演劇教室に参加して、演技を学び始めるというのがストーリーの始まりです。 ここですっかり舞台の魅力にとりつかれて、殺し屋家業がおろそかになったり、一緒に授業に出ている女性にほんのり惹かれたり、といった展開がなんとも奇妙でおかしいのです。 ヒットマン(殺し屋)が俳優になることに興味を抱いたら、というプロットはビル自身が考えたそう。 前回のエイミーが主演した「トレイン ウレック」(15)でも見せてますが、ビルは「甘い味のコメデイー」より、「辛口のダークな味」が強みでしょう。 1978年6月7日、中西部のオクラホマ州タルサ生まれ。 父御は航空貨物会社のオーナー、レストラン経営、に加えてスタンダップ喜劇にも長け、母御はダンスのコーチという家庭に育って、早くからビルはコメデイーが上手なクラスの人気者だったそう。 名前のヘイダーはドイツ系、モンテイー パイソンの喜劇が大好きだったビルですが、ふざけてばかりで成績は絶望的だっただめに志望の学校に入れず、アリゾナの学校に行きました。 2005年に人気テレビ番組「サタデー ナイト ライヴ」のレギュラー出演者の狭き門をパスして、7年間活躍。 ライターのマギー ケアリーと結婚して3人の娘が生まれましたが、今年の3月に離婚してしまいました。 2018   BARRY 2015 TRAIN WRECK  with Amy Schumer 2018  BARRY with Sarah Goldberg 2018  BARRY   with Henry Winkler ( R ) 2018  BARRY  Bill as a hitman

AMY SCHUMER 2018

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AMY  SCHUMER    2018 エミー シューマーの新作「 I FEEL PRETTY」(18)は おかしくて、ちょっと胸が痛んだり、身につまされる喜劇映画です。 デビューした頃は、ぽちゃっとした顔、太めな体を批判 (ハリウッドで稼ぐには、スリムで美しくないとダメ、というやっかみと勝手なスタンダードがあります)されて、頭の良いエイミーはそれをまた逆手に利用して、どんどんと人気を高めました。 今回も太めの体のために、世間から疎んじられる女性の立場を鋭く突いて、誰もが共感するドラマを展開。 外見がどうであれ、自分を愛し、自信を持って、人々に親切に行動すれば、ロマンスもビジネスもやってくるという、ごもっともなメッセージが含まれていますが、何と言ってもネット批判の時代、外見がきれいでないと自信が持てないのは間違っているとご意見番女性たちから突き上げられました。 エイミーは外野の騒音を物ともせず、自分のストリーを信じて貫く勇気と根性と、これが何よりも大事なのですが、スマートな頭脳の持ち主。そこが良いのです。 自虐、自己批判、苦笑、度胸、太っ腹、そう言う要素を満タンに詰め込んだ喜劇を見て身につまされない女性も男性もいるでしょうか。 日本ではイマイチ知名度も人気もありませんが、お笑い芸人にも共通のエイミーの血と汗の努力の結晶?映画をぜひ公開してほしいものです。 1981年6月1日、ニューヨークのマンハッタンにベビー家具のオーナーの父と主婦の母のもとに生まれ、父御はウクライナのユダヤ人で、プロテスタントの母親はユダヤ教に改宗して結婚、エイミーはユダヤ教信者として育てられ、学校でいじめられたこともあったそう。 小さい頃から人を笑わせる才能があったエイミーはいつも クラスの道化王(いえ、道化女王でしょうか)、「教師の悪夢の生徒」!などという肩書きを受けていたと白状しています。 大学を卒業してから、バーテンダーやウエイトレスのアルバイトをしながらスタンダップ 喜劇女優として舞台に立ち、その鋭い観察眼とタイミングの良さが注目され、テレビに出るようになり、まもなく「トレイン ウレック」(15) TRAIN WRECK で映画の主役を演じ、演技だけではなく、脚本の才能も認められるように。 この頃から映画スターのジェニファー ローレンスと親しくなり、