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Showing posts from September, 2022

FRANKFURT THE LAST DAY

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  FRANKFURT   THE  LAST  DAY 9月12日(月) フランクフルト(ウィスバーデン)WIESBADEN 最後の日はホテルでのハンスとデイートリッヒ DIETRICH の最後のおしゃべりの時間で始まりました。以前でしたらデイートリッヒは喜んで空港まで送ってくれたものですが、健康がイマイチなのと、疲れが重なるといつ、今度は死に至る可能性が高い血栓症の発作が起こるとも限らないので、我慢して行動を制限しているのです。 到着した時もハンスとの連絡が悪くて2時間も世界最大に近い巨大なフランクフルト空港でヤキモキした事もあって、もう飛行場の送り迎えは懲り懲りだったのでしょう。 デイートリッヒはハンスを抱きしめながら「又、会おうな!アウフビーダーゼーン!」を繰り返していました。 これからの友人たちとの逢瀬はもしかすると最後になるかもしれないと言う哀しさと不安が付きまといます。出来る限り、楽しく、良い思い出を残すようにベストを尽くしたいと心から思いました。 ウーバーを呼んで空港へ。フランクフルトはあまりの広さにどんなに早く行ってもあまり時間の余裕がありませんが久しぶりにルフトハンザのラウンジに行って、サラダやら、ポテトやらスープをお美味しく頂きました。ソーセージを待っていたのですが「現在は出してません」というびっくりの返事。ドイツでソーセージを出さないとは! そして、ユナイテッドのヒューストン HOUSTON 行きの便に乗ったのですがこの便は最近までガラガラのルートで、アップグレードが容易かったはずが、何とビジネスもプレミアムも満席!ハンスは既にプレミアムの席を確保していたのですが(ワタクシのほうがユナイテッドの優先度は上のはずなのですがまあ、80歳なので仕方がありません)ワタクシはエコノミー プラスの最前席(バルクヘッド シート BULKHEAD SEAT と呼ばれています)で悪くはないのですがスクリーンが小さいのが不満なのです。 そして離陸間際にプレミアム席の男性がビジネスにアップグレードされて目の前の席が空きました。ワタクシはナンバーワンなのでここに移れます。ところがグラウンド係が忙しそうに去っていってしまい、ドアが閉まってワタクシは右の直前に見える空いたプレミアムの席を凝視したままです。フライトアッテンダントに問い合わせましたら、ドアが閉まると何も出来

FRANKFURT DAY 2 KURHAUS WIESBADEN

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  FRANKFURT  DAY 2 KURHAUS WIESBADEN 9月11日(日) 朝のお散歩はホテルの窓から見える教会を目指して行きました。途中の道にはかなりの数のヘルスクラブが並んでいて人々の健康志向が強い街なのだなあと感心したり、広大な畑を見ては新鮮で美味しい野菜や果物が豊富なのだなあと羨ましく思ったり。ドイツの家はどれも頑強できちんと建てられていて、大昔に読んだ犬飼道子 (1921−2017,母とほとんど同じ世代)のドイツでの生活を描いた本を思い出します。まさに3匹のコブタのレンガの家がドイツ、藁(わら)か、木の家が日本でしょう。 朝の10時にデイートリッヒ家での朝食のお迎えが来て、きめ細かく準備されたドイツの週末の朝食を頂きます。ぶっきらぼうのカレンですが、スモークサーモン、プロシュート、サラミ、コールドカッツ、色々なチーズ、美味しそうなジャム類、フライスサラダ、トマト、オリーブの実、などがきれいにお皿に盛られ、バターは個々に小さなお皿で配られているという完璧なセッテイングを整える暖かいホステス精神を発揮してくれます。 お迎えの前にデイートリッ匕が買った焼き立て、ほかほかのドイツのパンが何よりものごちそう、これを特別のナイフで半分に切ってバターを塗って、トッピングを載せて頬張るとその美味しさに感動してしまいます。 何度もパンのお代わりをして満腹に。デイートリッヒはハンスとおしゃべりに熱中、ワタクシは居間の本や雑誌を読んだり、小さくてきれいなお庭を眺めたり。 現在フランクフルトでお寿司屋さんと包丁の研師をしている、元オペラハウスのマネージャーをしていたり、日本の一流ビジネスマンだった、豊かな経歴を持つ寺田錦弥さんにちょっとでも会えたらと企んでいるのを話すとランデブーのプランを立ててくれました。 ウィスバーデンの有名なクアハウス KURHAUS (健康温泉センター、と言うと鄙びた家屋を想像しますがクラシックな壮麗な建物です)で寺田さんに会うことになり、約40分のドライブをしてきれいな森の中にあるクアハウスに到着すると既に寺田さんは正面玄関前で待っていした。好奇心旺盛なデイートリッヒが色々な質問をして、その後は寺田さんと日本語でゆっくりとおしゃべり。 クアハウスの正面玄関に登る階段に赤絨毯が敷いてあるのを寺田さんは「陽子さんはレッドカーペットを歩いて現れ

FRANKFURT DAY 1

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  FRANKFURT   DAY  1 9月10日(土) ブリュッセル発11時20分のルフトハンザ LUFTHANSA 1009便でフランクフルトへ。 朝のタクシーの運転手は良心的で丁寧で、料金も行きのおしゃべり運ちゃんの3分の2ぐらいでした。 ブリュッセルの空港は大都市にしては規模が小さくて、ターミナルは一つだけ、航空会社のカウンター案内などもはっきりしていませんでしたがようやくルフトハンザのゲートに到着、ラウンジを探してもなかなか見つからず、お腹が空いていたのでまずは暖かいパンプキン スープを飲んで、ハンスはホテルから持ってきたデイニッシュをぱくぱく。落ち着いてからラウンジが見つかり、ハンスはカードをお財布と一緒に盗まれたのでワタクシ一人入って、めぼしいものを食べ、ハンスのためにコーヒーを持ち出します。 機内では支給されたチーズサンドウイッチを食べましたが、これが結構美味しくてさすがヨーロッパの航空会社のパンの味はアメリカのもさもさパンとは大違い。 さて巨大なフランクフルト空港でデイートリッヒ DIETRICH に会うのが最初から心配でしたが、指定されたエイトリアム ATORIUM のスクエアがなかなか見つからず、結局2時間も待たせてしまい、殆ど諦めて帰りかけた二人に遭遇。80歳どうし、小学校の親友たちはテクノに弱く、空港でテキストとかメールとかの交信が出来なくて、結局こういう無駄な心配とエネルギーを使ってしまうのでした。ワタクシは駆けずり回って携帯の手伝いをする余裕がなかったのです。奥方のエリカ ERIKA はドイツ人の典型の一つ、いつも無表情な女性ですが(よく気がつく良い人柄なのですが笑顔、愛想を突き放しているタイプ)、この日はさらにブスッとして黙々と駐車場に向かいます。 デイートリッヒのアルファロメオ ALFAROMEO に乗ってまずはウィスバーデン WIESBADEN のホテルへ。同じくマリオット ホテルですがずっと小規模で5階の教会が見える部屋にチェックイン。 ハンスが昼寝をしている間に近所を散策したのですが、郊外で安衣料専門のつまらないお店やら閉まっているファストフード、ガソリンスタンドがあるぐらい、後は見渡す限り畑です。お腹が空いているのでケバブ KEBAB のお店に入って注文しようとしたらキャッシュオンリーと言われ、がっかり。 ハンスのバッグに