BLAKE    RITSON

英国以外ではまだまだ無名ですが,頭の良いエリート悪人,デカダントな貴族,毛並みは良くても,目下のところは駄目男のアーテイスト,と言った役を演じると,もう溢れるばかりに豊かに,ヴィヴィッドにこなしてくれるのが,ブレーク リツソンです。
新テレビドラマ「ダ ヴィンチズ デーモンズ」(13−)(余り知られてないダヴィンチの若い時のお話)ではヴァテイカン法王の息子役を横暴にして,エレガントに,怪しくも妖しく,凶暴にして,毅然と,演じていますし,英国人気テレビドラマ「アップステアーズ ダウンステアーズ」(10−12)では主人公の親友のケント公をいたずっらぽく,格調高く演じています。

1978年6月14日英国はバークシャーのレデイングに骨董商の両親の元に生まれ,成績優秀で西ロンドンの名門,セントポール校にアカデイミック奨学金で入学,お次ぎはケンブリッジ大で英語と中世期のイタリー文化と国語を専攻,ダンテについては大変な専門家とか,在学中に演劇に凝り,「ホワイト カメレオン」,「マクベス」のフリアンス,「アーケデイア」のオウガスタス等の古典劇を手がけて,2000年に大学をしっかり卒業。
兄貴のデイランもケンブリッジ大を出て,一緒に脚本を書いたり,監督を手がけて,リツソン ブラザースは英国映画と舞台の次のホープと囁かれています。
2013 フィレンツエでの夕食会で。
2013「ダヴィンチ」のポスター

「ワールド ウイザウト エンド」(英国テレビのミニシリーズ,2012年)では英国王エドワード3世を演じて,人気を得ました。同じ年に「私が愛した大統領」(「ハイド パーク オン ハドソン」,今年の秋日本公開)と言うハリウッド映画では,ビル マーリーが車椅子のルーズヴェルト大統領の主役,ブレークはちょい役で顔を出しています。

イタリーのフィレンツエで「ダヴィンチ..」の会見が行われ,プレミアの夜、舞台に上がった出演者の挨拶でブレークひとり流暢なイタリー語で何やら結構長いスピーチをしてました。後で聞くとイタリー語の他に5カ国語もしゃべれるのですって。

「実はほんの少し前に日本から帰って来たばかりで,京都とか奈良の文化にすっかり参ってしまった.瀬戸物に魅かれて約10キロぐらいも買ってしまい,持って帰るのに苦労したけれど,一個も壊れなかったのは奇跡的だよね.本当は1週間ぐらいの予定だったのを4週間ぐらいに伸ばして,もっともっと居たかった程.僕がイタリーが大好きなのは歴史があるからで,日本では又違った古い歴史が感じられて,僕の感性はひしひしと痛んでのですよ.また時間と余裕ができたら是非戻りたい」と情熱的に話していました。

ちょっと青白く、排他的な感じと悪魔っぽいルックスが、主役用ではないですが,主役を食う相手役 (つまるところ主役も面白くなるので,重要な役なのです)に最適です。
将来が楽しみ、ブレークの名前を覚えておいて下さいね。
2013「DA  VINCHI'S  DEMONS  」の出演者と監督
   FLORENCE  ITALY

Comments

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  2. こんにちは。はじめまして。ちょっと前にこちらを見つけました。Blakeについて書かれている、私が知るが限りの唯一の日本語記事です。
    私は彼を『Da Vinci's Demons』で見て一目惚れしてしまい、完全にBe in love with himですw 
    日本でもこちらのドラマの放送以来、かなりの女性を萌え死させていますが、残念なことに日本では彼が出演している作品がほとんど手に入らないのです。
    私も彼に一目惚れして以来、たくさんの英語サイトを見て情報を収集しいます。
    そこまで英語は得意ではないので、こうしたレアな情報を日本語で書いていただいて、
    ありがとうございます。
    そんなに気に入ったのなら是非また日本に来ていただきたいですね。東京にも素敵なところもたくさんありますし今度はDa Vinciのシーズン2のプロモーションで!
    日本ではFOXさんが当面放映予定はないというので、日々盛り上がる海外の情報でお茶を濁しています。是非また彼について書いてください。よろしくお願いいたします。

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