TERRENCE HOWARD



TERRENCE    HOWARD



会見やイベントに,ボルサリーノやパナマハット,鳥打ち帽などを伊達にかぶって現れる,非常におしゃれなテレンス ハワード。もちろん帽子にマッチした仕立ての良いスーツや上等そうなカジュアルウエアを着て,洒落のめしたダンデイーなのです。ぎんぎらの金やダイヤのアクセサリーをぶらぶらさせて光る生地のスーツを着る,一般的な黒人の趣味とは全く違う,エレガントで,凝ったセンスを見せるテレンスは服装からも伺えるように,演出と自己主張が好きで、大変なサービス精神の持ち主,ミュージシャンとしてもプロ級な腕前を,ギターなど持参して,弾き語りなどしてくれるのです。生まれついのエンターテイナーと言えましょう。

初めて会ったのは「レイ」(04)だったと思いますが、丸顔いっぱいのスマイルを浮かべて,愛嬌たっぷりの優しい俳優でした。同年の「クラッシュ」(オスカー賞受賞映画)ではタンデイー ニユートンと組んで裕福な黒人夫婦を演じ,車の事故に遭い、ここに差別主義の警官,マットデイロンが現れ、嫌がらせをするのです。オスカー賞にノミネートされた「ハッスル アンド フロウ」(05)では南部のメンフィスに住むラッパー志望の客引きを張り切って熱演,彼が作曲した主題歌も候補になりました。この歌を全曲心をこめて
ギターを弾きながら歌ってくれて,終わると涙を浮かべて「僕のハートがむき出しになってしまった!」と白状。
あとで「オスカー候補の知らせを受けたときは心臓マヒになりそうな位,驚きと嬉しさの頂点に達した」
と言ってました。それから数時間踊り狂ったそうです。
この成功の後,しばらくはラッパーとして舞台に出て,思う存分 感情をぶつけていました。

1969年3月11日 イリノイ州シカゴ生まれ。祖母はブロードウエイの舞台女優のミニー ジェントリーで彼女から舞台や演技の楽しさを伝授されたとか。父親は黒人と白人の混血でスカイブルーの目の持ち主だったそうで、テレンスもその為にかなり色白(?)の黒人です。
大学では化学工業を専攻したものの、俳優への情熱が勝ち,テレビなどの役が舞い込みます。

「アイアンマン」(08)の役をして,契約をした筈が,続編の「アイアンマン」には出演依頼が来なくて,テレンスの悲壮なコメントが業界紙に乗ったり,飛行機上でキャビンアッテンダントを荒々しく掴んだ,又は他の乗客を突き飛ばした,などと言う小スキャンダルが続きました。

何と結婚4回目,「瘦せた女性より曲線のある太目の女性が好き。海の波を思わせるような体の」と詩的にして、蘊蓄のある女性観ものたもうてます。















最近は「ザ バトラー」(13)で主人公のホワイト ハウスの執事(フォレスト ウイテカー)の妻(オプラ ウインフリー)と浮気をする近所の友人と言う役を演じてます。
親しみやすい甘いルックスが買われたのでしょう。
ジェニファー ハドソンが主役でウイニー マンデラを演じる「ウイニー マンデラ」(13)では夫にして南アフリカの大統領マンデラ役を手がけましたが,不運にも同じ年に、英国映画のエドリス エルバ主演「マンデラ:ロング ウオーク ツー フリーダム」と言うぐんとパワルフルで,U2が主題歌を歌ってオスカー歌曲賞を受賞したマンデラを主人公にした映画に完全に食われてしまい,せっかく意気込んでの役作りも殆ど無視されてしまいました。

色々な映画で,刑事や弁護士と言った多少の権力を持つ役で顔を出してますが、当人は又もやの熱血主役とオスカー賞を狙っているに違いありません。

2008「アイアンマン」

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