ROBERT REDFORD 2018

ROBERT  REDFORD   2018

今年の8月18日に82歳になったロバート レッドフォード。
映画俳優としての引退をアナウンスしましたが、そのスワンソングとなった「 THE OLD MAN AND THE GUN」(18)(老人と銃)は冒険野郎にして、未だに誰もが振り返ってみてしまうグッドルッキングやシニア野郎の彼にぴったりの映画です。

その心境を今日10月10日発売の月刊文芸春秋に書きました。ぜひ本屋さんでご覧ください。樹木希林のお話も載っています。久しぶりの長い原稿で、描く対象のスターがレッドフォードでしたから必死で書きました。

もっともずっと昔、まだ週刊文春に曲者で有名な花田編集長がいらした頃、ロバート レッドフォードのインタヴューを依頼されて、かなり長い記事が掲載されましたが。

初めて会った頃のツーショットなどをご覧に入れたいのですが、見つかりません。
それにしてもスリムな体に、フサフサの毛髪、彫りの深い顔立ちなど、全く緩まずにキープしている日常には感服です。
自分の商品となるルックスに誇りを持って、かなりの虚栄心と自意識、ナルシシズムなどの動機が影響しているのでしょう。
私生活を激しく守っているのも彼らしいですが、最初の妻、ローラ ヴァン ワゲネン Lola Van Wagenen  との間には4人の子供がいて、末っ子のエイミーが女優になっています。
ドイツ人のアーテイスト、シビル ザッガース Sibylle Szaggars と再婚、二人で頻繁にドイツを訪れる由。



なんとなく寂しい、ブロンド、碧眼というワスプのシンボルのスターのハリウッドの終焉を痛感しています。

以前にこのブログに書いた彼の記事を一緒に載せました。


なんとなくちょっと恥ずかしい肉体美のロバート。

2015「オール イズ ロスト」

あまりに整っていてサイボーグみたいです!

2007「大いなる陰謀」

2018「THE OLD MAN AND THE GUN」この贅肉のないこと!

2018

2018
最初の夫人、ローラ。
ドイツ人のワイフ、シビル。
女優になった1970年生まれの末っ子。エイミー レッドフォード。

2018

ROBERT   REDFORD  80 YEARS YOUNG!

今日8月18日はロバート レッドフォードの80歳の
お誕生日!
数日前にモーガン フリーマンに会ったのですが、彼は来年80歳。
ショーン コネリーとジーン ハックマンとクリント
イーストウッドは揃って1930年生まれの86歳、でも現役はクリントのみです。
女優たちはもともと女性が長生きなのですから、シニアで現役組は大勢います。

レッドフォードは1936年8月18日、カルフォルニア州のサンタ モニカに生まれました。生粋のカルフォルニア男ですから、アウトドアーの活動が生きがいです。水泳、乗馬、山登り、ヨットにボート、スキーなどなど何から何まで上手にこなし、金髪をなびかせ、スリムでしなやかな体で勝負を決めるのが、彼の信条と言えましょう。

完璧なグッドルックスのために、マテイネー アイドルの役ばかり来るのを嫌がって、監督を手掛けたり、汚れ役をトライしますが、これまで、約10回以上あっての印象は、自分のルックスに大層な意識を持っていて、これを全身全霊で保つことを生きがいにしていると見ました。
虚栄心も少しはあるでしょうが、美男でいること以外に、ほとんど制限を知らないような幅の広い知的興味を持っている人ですから、肉体を美しくしていることイコール健康と自己鍛錬の証として考えているのだと思います。

「白銀のレーサー」(69)、「追憶」に「ステイング」(ともに73)「華麗なるギャツビー」(74)などのレッドフォードはため息が出る美しさでした。相手役女優がかわいそうでした。

去年「ウオーク イン ザ ウッズ」(15)と言うレッドフォードが作家のビル ブライソンを演じて,アパラチアン山脈をハイキングすると言うシンプルな内容の映画がありました。彼が自ら制作もしたと言いますから余っ程,好みのストーリーだったのでしょう。ブライソンは私の大好きな作家の一人で,アメリカ人ですが長いことロンドンで編集長を務めて,ベストセラーには、まさにお腹が痛くなるようにおかしい豪州の旅行記「ダウン アンダー」など、どれもユーモアと独自の観察力と幅広い語彙に溢れた本を書いています。  太目でもこもことして,愛嬌のあるブライソンを、今だにスリムでダンデイーで男前のレッドフォードが演じた事はブライソンに取ってたいそうな嬉しいオドロキだった事でしょう。一緒にハイキングに行ったのは長いこと会ってない,無精者で太っちょの昔の友人でこれをニック ノルテが演じています。シニアの男がふたり,アメリカ随一の山脈を歩く、と言う映画でしたから全くヒットしませんでしたが,この辺りがレッドフォードの良いところで、誰も作れない様な映画を今,自分で企画して制作に携わり,主演してしまう。

2013年には離婚直後だかの男がたった一人 小さな船でインド洋だかに航海に出て,嵐にあったり,考えられるる全てのトラブルに遭遇して結局 死んでしまう!(これからご覧になる方にはごめんなさいですが)と言う,何とも興行収入ゼロの映画,そのタイトルも「オール イズ ロスト」(13)に出ています。
実生活でも大自然を心から愛し、その中で戦う孤独な男,レッドフォードのハリウッドでの挑戦だと言えましょう。
「ほんものの自然を見せる映画を作っているのだぞ!人気や収入はくそくらえ!」
と吠えている姿勢には頭が下がります。
彼とのツーショットはどっさりあるのですが例によって今見つかりません。その代わり、嘘のようにグッドルッキングな若き日のレッドフォードの写真を載せました。



Thursday, May 10, 2012


ROBERT    REDFORD


永遠の2枚目は今年の8月に76歳 最近は公共の席に出るのを敬遠する様になり
グレダ ガルボ 又は 原節子 の域に入っていきそうなロバート レッドフォードに初めて会ったのは85年でした。

当時49歳のレッドフォードはブロンドの髪は豊かに 彫刻の様にシャープに刻まれた目鼻立ち 均整のとれた無駄の無いスレンダーな体 そしてそう言う美男子
特有の無意識に意識してしまう “ 外見より中身ですよ “と言った無駄な抵抗
があって 知性を強調するのも 不必要な試み と見たのです。

映画は おそらく「愛と悲しみの果て」(85)でしょう。メリル ストリープがデンマーク語訛りをひたすら話すかたわらで 英国人の冒険家を演じたレッドフォードはアクセントの台詞を拒否し アメリカのアクセントで通した原題は
「アウト オブ アフリカ」と言うロマンス巨編です。

会見ではいやらしくない程度に気障で 自然が自分の生活に とてつもなく大事なのだとか話してました。

彼が野球を大好きなのは 「ナチュラル」(84)などで知られてますが
ブルックリン ドジャース(ロスアンジェルスに移る前のチーム)のスター選手だったドン ドライスデールとヴァン ナイス高校時代 (54)同級生だったのですって。
2018。今、出回っているポスター。


レトロなポスターです。

まさにシワもキャラクターの一つ。

銀行強盗の時の仮装。


ロマンスもあって、お相手はシッシー スペイシック。



レッドフォード自身が大好きな馬に乗るシーンもあります。

10月10日発売の月刊文藝春秋

Comments

Popular posts from this blog

IGGY POP

DEVON AOKI

ADAM LAMBERT