STEPHEN SONDHEIM 1930-2021
STEPHEN SONDHEIM 1930-2021
「ウエストサイド物語」WESTSIDE STORY(57)「スウェーニー トッド:ザ デーモン バーバー オブ フリート ストリート」SWEENY TODD: THE DEMON BARBAR OF FLEET STREET(07),「イントウ ザ ウッズ」INTO THE WOODS (14)などのミュージカルの作曲作詞を手掛けたブロードウェイの巨人、ステファン ソンドハイムが11月26日に91歳で他界しました。
8個のトニー賞、オスカー賞1個、グラミー賞8個、ピュリツアー賞 PULITZER PRIZE 、ローレンス オリヴィエ賞 LAWRENCE OLIVIER AWARD 、2015年にはオバマ大統領からプレジデンシャル メダル オブ オナー PRESIDENTIAL MEDAL OF HONOR 受勲、と世界中から称賛されたミュージカルの作り手だったのです。
1930年3月22日にニューヨークにステファン ジョシュア ソンドハイム STEPHEN JOSHUA SONDHEIM として、ドレスメーカーの父親とデザイナーの母親のもとに一人っ子として生まれ、裕福なユダヤ系の家に育ちました。
少年時代から音楽に情熱を抱き、10歳の頃から、高名な作曲家のオスカー ハマースタイン OSCAR HAMMERSTAIN の息子のジェイムスと仲良くなり、両親の離婚などが起こったこともあり、オスカーはステファンにとって父親代わりだったそう。次第にオスカーは音楽の才能に秀でたステファンを指導し、二人の結びつきはオスカーが亡くなる1960年まで続いたと言います。
ウイリアムズ カレッジを「マグナ カム ロード」MAGNA CUM LAUDE として最優秀の成績で卒業、ラッキーにもレオナード バーンスタイン LEONARD BERNSTEIN に認められて「ウエスト・サイド物語」の作詞の仕事をもらい、すぐに 舞台の「ジプシー」GYPSY(59)の作詞も手掛け、ブロードウェイの寵児となります。
さて私生活はと言うと母親との確執が続いて、母親は産まなければ良かったと事あるごとに言い、息子は憎しみという感情を最も感じる相手が母親だったなどなど、お互いに異常な程の憎悪を剥き出しにし、1992年に母親が亡くなった時もお葬式にも出席しなかったのです。亡くなる以前の20年間は全く会わずにまさに他人同士だったそう。
そう云う背景のせいか、自分はゲイだとオープンに発表したのは40歳を過ぎてから、1990年に戯曲家のピーター ジョーンズ PETER JONES と同棲し、2017年には舞台俳優のジェフリー スコット ロムリー JEFFREY SCOTT ROMLEY と晴れて結婚、ふたりの年齢差は50歳でした。
今年の11月25日サンクスギヴィングのデイナーを友人たちといつものように楽しく食べ、その夜、午前1時頃に静かに眠るように息を引き取ったそうです。
友人たちは「素晴らしいあの世への旅立ちだった」と話しているように、晩餐を愉快に楽しんで、ベッドに入り、そのまま起きること無く、眠るように亡くなっていると言うのは、本当に羨ましい往生ではありませんか。
数々の音楽に囲まれて、安らかにお眠り下さい。
2007「スウィーニー トッド。。」 |
2014「イントー ザ ウッズ」舞台監督のジェイムス ラピンと。 |
若い若い頃。 |
1976年ロンドン、エリザベス テイラー「ア リトル ナイト ミュージック」練習中 |
2015 オバマ大統領から勲章 |
バーブラ ストライザンド と。 |
1973「ウエストサイド物語」(57)の機会を与えてくれたレオナード バーンスタインと。 |
2017年に結婚したジェフリー スコット ロムリー(1980年生まれ)と。 |
若い頃。 |
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