TRITIA TOYOTA 2024



TRITIA  TOYOTA   2024


3月3日(日)

お雛様の3月3日、80年代に人気テレビアンカーウーマンだったトリシア トヨタ に会って来ました。アジアの女性としてメジャーテレビ局のアンカーのポジションを獲得した初期のチャンピオンです。お雛様の日にふさわしい大成功したキャリアウーマンの新刊の著書のお祝いでした。

開催場所はウエスト ロスアンジェルスにある仏教のお寺で、初めて行ったので駐車場などの勝手が分からず、路上駐車して、後で見事に駐車違反の切符(68ドル)を貼られてしまいました。入場料は無料でトリシアの著書 INTIMATE STRANGERS 「新1世の女性」と言う副題を20ドルで買うと後で彼女がサインをしてくれるシステム。

既にかなりの人が集まっていてほとんどが日本人・または日系人と見受けられる女性が多く、皆さんお行儀よく並んでいます。講義が始まる前に誰も話しかけていないトリシアのところに行って自己紹介、「私は能登路雅子さんの友人で、昔貴女に会ったことがあるのですよ」と言うと「わー、マサコにはしばらく会ってないのよ! 彼女はメールを出してもなかなか返事が来ないのよねー」とお気楽な返事が帰ってきてハンスがすかさず写真を撮ってくれました。
隣りに座ったのが、ヴァレリー松本 VALERIE J. MATSUMOTO さんで、アリゾナ生まれ、スタンフォード大卒、博士号、67歳、UCLA 文化人類学の教授、そして、左の手がメタルの鍵フックで一体何が起こったのかしら、と考えてしまいます。マサコの名前を聞いたヴァレリーは「私もマサコを良く知ってますよ!」と嬉しそうに話しかけてくれました。近所のおばさんのようで気さくで、それでいて格調を保っていて親しみやすいヴァレリーです。
壇上に座った右側の女性は 竹沢泰子さんと言う、京都大学の教授、やはり67歳、ヴァレリーと違って日本に生まれ、教育を受けただけにもう少し硬い感じでスピーチの英語も日本での英語教育で受ける正統派英語でした。この日、彼女は足を骨折したとかで松葉杖なのでずっと動かずに座っています。

さてトリシアは1947年3月29日 (現在76歳)にオレゴン州のポートランド PORTLAND に レトリシア LETRITIA と言う名前で生まれ、1970年に UCLA を卒業、それからテレビの世界に入って、人気アンカーになったのが1977年から85年が KNBC 、それから KCBS に移って85年から99年まで 大活躍して、この時期に南カリフォルニアに住んでいた人なら誰でも知っている有名人 セレブ でした。
初期の頃のトリシアのパートナーのジョン シューベック  JOHN SCHUBECK (1936−1997)が、アメリカの典型的モテモテ男風だったのですが、マサコがトリシアの仕事場を訪れた時、彼の背広の上着が古びて、色が褪せ、くたくただったという話を聞いてびっくりしたものです。カメラに映らないので、上着の質などどうでも良いのだそうでした。こう言う妙なことを良く覚えています。
トリシアは25年のテレビのキャリアの後大学院に戻って博士号を取得、UCLAの ADJUNCT PROFESSOR として務め、まっしぐらに大学教育のキャリアを進んでいます。

その昔マサコと1日置きに会っていた頃、ハリウッドヒルズのてっぺんに豪邸を持つトリシアが土曜日の夜のキラキラとライトが光るフリーウェイを見下ろして 独り身の寂しさを感じていた、という話を思い出しました。現在、マイケル ヤマザキという男性と結婚しているようです。
3人のレクチュアが終わった後、御本にサインしてもらい、もう一度写真を撮りました。

会場には地元の政治家のトレイシー パーク TRACY PARK 、ローカルの日本人団体の組織の主だった人々、そのうちの一人、ナオミ カゲヤマさんがユリ コチヤマ (アメリカ式に発音するととても変な名前に聞こえます) 河内山百合子さんが遺した4000枚の写真の展示があるなどのお知らせの発表などなど。河内山さんは1921年にロスアンジェルスの港町、サンペドロに生まれ、社会活動家として黒人の指導者、マルコム X、  MALCOLM X とも共同で働いたと言う貴重なな日系人の女性です。

スケジュールにはないお食事が運ばれてきて、お腹が空いてなかったので残念ならが殆ど食べず、デザートの美味しいドーナッツと和菓子をナプキンに包んで帰りました。

久しぶりに為になるお話をたくさん聞いたお雛様の午後でした。



歓迎のためのハワイのレイをかけてます。



新しい著書。

1980年代、大スター アンカーウーマンだった頃。

76歳、若々しくて、動きも敏捷です。

バレリー さん、トリシア、泰子さん。











セレブの頃のトリシア


パートナーだったジョン シューベック

トリシア(右から2番目)と大学の仲間たち。

トリシアの著書。




日系女性活動家の河内山百合子 さん。(1921−2014)



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