EMILIA PEREZ & KARLA SOFIA GASCON

 EMILIA  PEREZ & KARLA SOFIA GASCON


今年、2025年3月2日授賞式のオスカーの13部門と最多部門候補になった「エミリア ペレズ」EMILIA PEREZ(24)の主演はスペイン生まれのカーラ ソフィア ガスコン。

1月5日のゴールデングローブ賞も喜劇部門主演女優賞を受賞しました。

カーラは1972年5月31日、スペインはマドリッドの郊外、アルコベンダス ALCOBENDAS に男の子として生まれて現在52歳。16歳から演技熱に襲われてロンドンへ行き、そこから2009年頃、メキシコに移って、ハンサムな若手俳優、フアン カルロス ガスコン JUAN CARLOS GASCON として、テレビに映画に活躍、結婚して2011年には娘も生まれましたが2018年、46歳の時に性転換手術を受けて、カーラ ソフィア となったのです。

「エミリア ペレズ」はカーラにとっては生涯最大の適役でしょう。メキシコのドラッグ組織の親分が身を隠す手段として性転換手術を受けて女性になり、次第に元の家族と接するようになって子供から「お父さんの匂いがする!」と言われたりするユニークなストーリーで、なんとこれがミュージカル仕立てなのです。

「最初に話を聞いた時は飛び上がって喜びましたがミュージカルと聞いて焦ってしまったわね。ミュージカル自体が好きじゃないし、歌も踊りも駄目だし。でも監督の説得でオーケーしてこんなに嬉しいことは今までありませんでした」とカーラは話しています。

カンヌ映画祭で女優賞を受賞した時は「女優のための賞を男性が獲ったのはけしからん」と言った批判が出ましたが彼女は毅然として、マイノリティーのためにベストを尽くす、と誓っていました。

オスカー候補になって数日後、カーラがずっと前にソーシャル サイトに書いた反モスレム、人種差別などの言葉が探し出されてきて目下、大騒ぎで事によるとオスカー受賞の機会を失うかもしれません。

どちらにしても、オスカー初めてのトランスジェンダー候補という歴史的な栄誉は残ります。

すでに次の映画の撮影も終了、これからのカーラの挑戦ぶり、トランスジェンダーとしてのサバイバルの道、などなど、かなり苦しい時もあるでしょうが、ぜひとも健康を保ち、数々のハードルを乗り越えて、マイノリティーの人々の目標になって欲しいものです。



2025年1月5日 ゴールデングローブ賞受賞の時。





「エミリア ペレズ」マフィアの親分役。

男優だった時。右は女性に返信してから。

カーラ 現在。

「エミリア ペレズ」での二役。

男優だった時 と現在。

2009年には男優でした。

ハンサムな男優だったときと現在。



2024年のカンヌ映画祭で。


ゴールデングローブ賞受賞の時の記者席での撮影。

美青年でした。でもやっぱり同じ顔に見えます。





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