SYLVESTER STALLONE 2021
SYLVESTER STALLONE 2021
7月6日はシルヴェスター スタローンの75歳のお誕生日。
おめでとうございます!!
1987「OVER THE TOP」まだ、若くて、意識過剰だった時。 |
ほとんど同い年なので、彼の不滅のエネルギーと根性には毎度仰天させられます。
「ロッキー」ROCKY (76)を5本、「ランボー」RAMBO (85)を4本、「エキスペンダブルス」EXPENDABLES(10)も4本、と孤独な強者の役を強引に、剛直に、頑固に演じ続けて45年!!
そしてまだまだ企画が数本と永遠の現役を示しています。
初めて会ったのは「コブラ」COBRA(86)か「オーバー ザ トップ」OVER THE TOP(87)の時。第一印象は筋肉モリモリのミスター ユニバース か、ロボットのような外見に、ちょっともごもごとした話し方(これは生まれつきの弊害のためですが)、しかし頭の中身はとんでもない程の鋭さと知識で、それを全く見せびらかしたりしない、さらなる頭の良さもあって、誠にもって スーパーマン なのでした。なのでした。
昔のツーショットやら彼と腕相撲で勝負をしたショットもあるのですが全て箱の中で埋もれています。
80年代のスライはハングリーさも手伝ってマスコミに対して信じられないほど、丁寧で、何でもオーケーの柔らかな姿勢を見せていましたが、今は少しばかり、距離をおいて、ハリウッドのスーパーベテランの貫禄を見せています。
彼のことを以前に書いたページを載せましょう。
SYLVESTER STALLONE
雷が鳴り,稲妻が走るローマの午後に今年の7月に66歳になったシルベスター スタローンに会いました。そのちょっと前に轟音と共にすぐ近くに雷が落ちたのですが,ミスターマッチョマンに,怖かったですねー,と同意を求めると、
「いやあー,ホテルのフロントの近くにいた僕は,コンシェルジェの腕の中に飛び込んでしまったよ。ワハハハ!」
とふざけてから、
「僕には怖いものはまず無いね。もう全て経験して,どうやって対処して良いか分かるから。小さい時は成績表を見るのが怖かった。悪いと母にこっぴどく叱られるから」
と可愛い事を言うのでした。
今回の会見は「ブレット ツー ザ ヘッド」(12)と言うウオルター ヒル監督の映画のPRで,スタローンは珍しく東洋人と組んで無意味なアクシヨンを繰り広げます。
顔の表面が月か火星の様にぼこぼこで,クローズアップのシーンはやけに暗いのが,何ともですが,目の前の彼はまあまあ何とか一瞥に堪えられるお顔で,整形をしすぎて,めちゃくちゃになったマスクはマイケル ジャクソンとかミッキー ロークと同様、とても凝視は出来ません。こちらの顔まで
溶けてきそうで,と書くと非情に聞こえるでしょうが,私めは彼の才能をこの上ないものだと昔から感心しています。
「ロッキー」(76)はあのテーマ曲と相まって士気を鼓舞してくれる力作ですし,ほとんどの映画をひとりで脚本,監督,主演してきたのも彼が自分自身を良く把握して,しっかり売れる作品に仕上げてきた腕は天才的です。そして自分を単細胞のキン肉マンにカリカチュアして,庶民の同感を得る
あたりの巧みな設定,当人は脳細胞が常に激しく作動しているとびきり頭の良いスターなのです。
今回も窮屈そうなスーツを着て,よく回らない太い首を直立し,あの妙に響く声でこんな事を白状してました。
「今まで映画に出る度に,今度こそ最後の映画だと決意を固めて出てきた。だから死に物狂いでアクシヨンをし,全く出し惜しみをしないから,体中の骨が折れる程の怪我をしてきた。今回も同様で筋肉は裂け,骨と言う骨が音を立てて砕けそうだった。しかしスタントマンを使う事が出来ない。別に自我とか,優越感ではなく,自分の役を自分で全うしてこそ
やったと言う満足が得られるから。」
今まで何十回と会ってきましたが,サービス精神に溢れ,気配りがきく完璧なエンターテイナーです。
撮影に入ると毎日 チキンと野菜と言う同じメニューを数ヶ月食べ続けて体型を保ち,コンデショニングを計ると昔、言ってましたが,今もそうなのですって。
「ドルフ ラングレン(スウェーデンの美男肉体俳優)とか今回の「エキスペンダブルス2」(12)ではジャン クロード ヴァンダムと言ったプリテイー ガイを悪役に配置するときれいな顔で悪さをするものだから,余り可愛くない
僕への同情票が集まるのさ。それもストーリーメイキングのテクニックのひとつ」
と自己軽視の軽いコメントをよく言うのも,スマートなスタローンならでは。
そのロボットのような自己鍛錬の厳しさひとつをとっても
CGIに頼り切っている若手俳優達とは全く違う根性の人なのです。昔気質の職人のような生き方にイェールを送りくなりますよね!
雷が鳴り,稲妻が走るローマの午後に今年の7月に66歳になったシルベスター スタローンに会いました。そのちょっと前に轟音と共にすぐ近くに雷が落ちたのですが,ミスターマッチョマンに,怖かったですねー,と同意を求めると、
「いやあー,ホテルのフロントの近くにいた僕は,コンシェルジェの腕の中に飛び込んでしまったよ。ワハハハ!」
とふざけてから、
「僕には怖いものはまず無いね。もう全て経験して,どうやって対処して良いか分かるから。小さい時は成績表を見るのが怖かった。悪いと母にこっぴどく叱られるから」
と可愛い事を言うのでした。
今回の会見は「ブレット ツー ザ ヘッド」(12)と言うウオルター ヒル監督の映画のPRで,スタローンは珍しく東洋人と組んで無意味なアクシヨンを繰り広げます。
顔の表面が月か火星の様にぼこぼこで,クローズアップのシーンはやけに暗いのが,何ともですが,目の前の彼はまあまあ何とか一瞥に堪えられるお顔で,整形をしすぎて,めちゃくちゃになったマスクはマイケル ジャクソンとかミッキー ロークと同様、とても凝視は出来ません。こちらの顔まで
溶けてきそうで,と書くと非情に聞こえるでしょうが,私めは彼の才能をこの上ないものだと昔から感心しています。
「ロッキー」(76)はあのテーマ曲と相まって士気を鼓舞してくれる力作ですし,ほとんどの映画をひとりで脚本,監督,主演してきたのも彼が自分自身を良く把握して,しっかり売れる作品に仕上げてきた腕は天才的です。そして自分を単細胞のキン肉マンにカリカチュアして,庶民の同感を得る
あたりの巧みな設定,当人は脳細胞が常に激しく作動しているとびきり頭の良いスターなのです。
今回も窮屈そうなスーツを着て,よく回らない太い首を直立し,あの妙に響く声でこんな事を白状してました。
「今まで映画に出る度に,今度こそ最後の映画だと決意を固めて出てきた。だから死に物狂いでアクシヨンをし,全く出し惜しみをしないから,体中の骨が折れる程の怪我をしてきた。今回も同様で筋肉は裂け,骨と言う骨が音を立てて砕けそうだった。しかしスタントマンを使う事が出来ない。別に自我とか,優越感ではなく,自分の役を自分で全うしてこそ
やったと言う満足が得られるから。」
今まで何十回と会ってきましたが,サービス精神に溢れ,気配りがきく完璧なエンターテイナーです。
撮影に入ると毎日 チキンと野菜と言う同じメニューを数ヶ月食べ続けて体型を保ち,コンデショニングを計ると昔、言ってましたが,今もそうなのですって。
「ドルフ ラングレン(スウェーデンの美男肉体俳優)とか今回の「エキスペンダブルス2」(12)ではジャン クロード ヴァンダムと言ったプリテイー ガイを悪役に配置するときれいな顔で悪さをするものだから,余り可愛くない
僕への同情票が集まるのさ。それもストーリーメイキングのテクニックのひとつ」
と自己軽視の軽いコメントをよく言うのも,スマートなスタローンならでは。
そのロボットのような自己鍛錬の厳しさひとつをとっても
CGIに頼り切っている若手俳優達とは全く違う根性の人なのです。昔気質の職人のような生き方にイェールを送りくなりますよね!