JOSH O'CONNOR 2025

JOSH O'CONNOR  2025

今、英国俳優のジョッシュ　オコナーが大躍進中。

「ザ　クラウン」THE CROWN（２０１６−２０２１）でチャールズ皇太子を熱演して注目され、俗に言う「スモウルダリング　セックス　アピール」SMOULDERING SEX APPEAL （くすぶる性的魅力）に溢れていると言われているのは「ゴッズ　オウン　カントリー」GOD'S WON COUNTRY（１７）やら、「マザリング　サンデー」MOTHERING SUNDAY（２１），そして今年のヒット作「チャレンジャーズ」CHALLENGERS（２４）などで平然と全裸になってトータルヌードを見せたこと、ゲイの役でも積極的に取り組むことと、全体に漂う倦怠感のようなムードのなせる技でしょうか。

特に「ゴッズ　オウン。。」の役作りには熱情的に取り組んでメソッド　アクテイング METHOD ACTING を使って、家族や友人から離れ孤独になって寂しさが募る状況に置いたらどんどん痩せてしまい、心身のバランスを失ってしまったそう。以来、役になりきって生活する「メソッド演技」は止めたと白状していました。

彼のことは既にこのブログでも紹介しましたので後にコピー＆ペイストしておきましょう。

初めて彼にロンドンで会った時、友人の英国人のライターのガブリエルが「実は彼は遠い親戚なのよ！」と教えてくれたのです。

さて最近のジョッシュはハリウッドのメイン作品にもどんどんと顔を出すようになり知名度も上がってきました。

昨年の話題作、テニス選手のロマンティック　ドラマ「チャレンジャーズ」では、ゼンダヤ ZENDAYA を中心に二人の男性選手が彼女と恋愛関係を持つ設定の一人を演じてます。もうひとりの男性テニス選手は、「ウエストサイド　ストーリー」SESTSIDE STORY（２１）で、キレキレのダンスを見せてくれたリフ役のマイク　ファイスト MIKE FAIST 。

監督があの「君の名前で僕を呼んで」（１７）のオープンリー　ゲイのイタリー人監督のルカ　グアダニーノ LUCA GUADAGNINO 

のせいか、男女のセックスのみならず、男性二人も全裸でサウナに入って思わせぶりな眼差しを交わしたり、テニス界は性的関係に溢れているような映画になっています。３人共おそらくテニスはそれほど上手ではないようで、サーブのシーンなどは一応サマになってますがストロークなどは、これで全米チャンピオンか！　と言ったレベルでした。

今年はエキサイティングな映画のラインアップが続きます。

目下上映中の「リビルデイング」RIBUILDING （２５）では山火事の災難にあった父親役、お次は「ナイフズ　アウト」KNIVES OUT シリーズの第３弾、「ウェイク　アップ　デッド　マン」WAKE UP DEADMAN（２５）に００７役者、ダニエル　クレイグ DANIEL CRAIG と共演、そして、ワタクシが最も待ち望んでいるのが、あのポール　メスカル PAUL MESCAL と共演、それもゲイの恋人同士と言う「ザ　ヒストリー　オブ　サウンド」THE HISTORY OF SOUND （２５）と言う凡庸な題名の映画です。第１次大戦の時のミュージシャンたちのドラマだそうでジョッシュとポールが貧乏な時代ものの衣装を着ている写真を見ると何となく微笑ましくなります。

ワタクシがこれはと思った若手俳優たちが才能を認められて　ずんずんと前進している姿を見るのはシニア「タレントスカウト」気取りのワタクシにとってはこの上ないご褒美と言えましょう。

これまでも、若き少女だったにも関わらず、ワタクシはクリント　イーストウッド CLINT EASTWOOD　（「ローハイド」RAWHIDE 　（１９５９−１９６５）に目を付けたて、絶対にスターになると感じたのです）、ベネディクト　カンバーバッチ BENEDICT CUMBERBATCH 、ジェイムス　マカヴォイ JAMES MCAVOY などなど、全くの無名の新人時代から、あ、これはスターになる！　と本能的に察知して、発掘して、フォローした業績が物を言います。

最近のジョッシュとポールの人気を見ていると嬉しいやら、いつか、スターの環境に馴染んで、人となりは変わらななくとも、取り巻きなどに囲まれるようになるのかなあ、と寂しいような気持ちにもなります。

二人の正式のツーショットがない代わりに、このインタヴューでの写真はたくさんあるのです。

何やらおかしなことを言って、ワタクシが妙な反応を見せています。

物憂げな表情がジョッシュの魅力の一つ。

長身なので、洋服が映えます。

「ザ　クラウン」（２０１６ー２０２１）で　チャールズ皇太子を演じた時。

「チャレンジャー」（２４）のプレミア。マイク　ファイスト、ゼンダヤ、ジョッシュ。

「チャレンジャー」のトリオ。

「チャレンジャー」のトリオ。

まもなく公開となる「ザ　ヒストリー　オブ　サウンド」（２５）ポール　メスカルと。

２０１７年の意欲作。山に住むゲイの男たち。

まもなく公開される「ウエイク　アップ　デッド　マン」（２５）ダニエル　クレイグと。

ギャーかわいいジョッシュの子供の頃。

ダニエル　クレイグ　と。

「マザリング　サンデー」（２１）真ん中が　オデッサ　ヤング

注目を浴びている　ポール　メスカルとの共演。

ポール　メスカル（右）と。時代もののゲイのドラマです。

「レビルデイング」（２４）タイムリーに山火事を扱った映画です。

次期ジェイムス　ボンド　候補にもなってます。アーロン　テイラー　ジョンソン、ジョッシュ、ポール　メスカル。

 「

「ザ　クラウン」エリン　ドハーテイー、ジョッシュ、ワタクシ、エメラルド　フェネル

　

November 04, 2020

 JOSH  O'CONNOR

今、もっともホットな英国男優、ジョッシュ　オコナーを紹介しましょう。

１８５センチの長身に豊かな黒髪、表情も憂いを含んだり、ボーイッシュな笑顔になったり、フォトジェニックなのとスタイルも抜群なので、モデルとしても活躍しています。

人気テレビシリーズ「ザ　クラウン」THE CROWN（１６ー）で成長したチャールズ皇太子 PRINCE CHARLES 役を目を見張るぐらいに上手に、そっくりに熱演中。ひょろひょろの体型にうつむき加減の姿勢、時々周囲をチェックする時の目つき、すべてがチャールズそのものになりきっています。

英国王室の人々をこのシリーズは「似ている」外見をあまり重視せず、もっぱら演技力で役作りという高い制作レベルを保っていますがジョッシュはルックスも似ているので、そのコピー度が衝撃的でもあります。

ジョッシュのことが気になって以前の映画などを探して見たのですが、人間性を生々しく見せる究極の演技力を発揮していました。

「ゴッズス　オウン　カントリー」GOD'S OWN COUNTRY（１７）ではヨークシャー YORKSHIRE の羊飼いの若者を演じているのですが、毎日同じ仕事の繰り返しにうんざりして、パブで深酔いし、出会った男たちとその場限りのゲイセックスをして、後でげーげー吐いてしまっては自己嫌悪に陥ります。

羊の毛皮を刈る季節となって、ルーマニアの流れ農民を臨時雇し、最初はお互いに距離をおいてますが数日間の農作業のキャンプに出てから二人の間で激しいセックスが燃えたぎり、ジョッシュが演じる若者は「愛の本質」を知ると言うほんの少し「ブロークバック　マウンテン」（０５）BROKEBACK MOUNTAIN に似たアウトドアで暮らす、マッチョな男たちのゲイ　ロマンスです。

ジョッシュはこの役で、英国の独立映画新人賞を受賞。おまけに監督のフランシス　リー FRANCIS LEE からは羊の剥製を贈られたとか。

１９９０年５月２０日、英国のサザンプソン SOUTHAMPTONに英語教師の父親と助産婦の母親のもと、３人兄弟の真ん中に産まれました。

祖父は高名な彫刻家のジョン　バンテイング JOHN BUNTING 、伯母もライターだったそうで、ジョッシュは小さい頃から俳優を目指し、名門のブリストル　オールド　ヴィックBRISTOL OLD VIC で演技を学びます。

TVシリーズ「ザ　デユーレリス」THE DURRELIS （１６）で頭角を現し、ロイヤル　シェイクスピア劇団の舞台に出演したり、TV版の「レ　ミゼラブル」LES MISERABLE ではハンサムでリッチなマリウス MARIUS の役をこなし、

最近では、ジェーン　オースティン JANE AUSTIN 原作の　時代劇「エマ」EMMA（２０）でコミカルな牧師、ミスター　エルトン MR. ELTON の役を好演しています。

私生活はと言うとマーゴット　ハウアー　キングMARGOT HAUER KING　と言う富豪のレスラン経営者を父親に持つ女性と交際中だそうですがインタヴューでは独身ときっぱりと話していました。

英国舞台出身特有のスマートな喋り方と照れた表情が健気なミックスとなって、とびきり魅力的ですし、才能にあふれていますから次のスターになること間違いなしでしょう。

２０２０年３月ロンドンでのインタヴューからの写真をどっさり載せてしまいましたが記録の目的ですのでご容赦下さい。

さっさと飛ばして、ジョッシュの名場面をお楽しみ頂ければ嬉しいです。