REBEL WILSON @ BAFTA AWARDS 2022

 REBEL  WILSON   @ BAFTA AWARDS 2022


最近のレベル ウイルソンは80ポンド(約37キログラム)の減量で脚光を浴びています。

1980年3月2日豪州はシドニー生まれですから、現在42歳。

2019年に子宮の治療をした時、もう少し体重を減らしたほうが安全な出産が出来ると医師に助言され、減量を決意、ハイプロテイン ダイエット、1日3000カロリー(炭水化物なし)コロナ期間も手伝って、専門のトレイナーについてエキサイズにも励み、見事にスリムになりました。

喜劇女優としてはちょっぴり太目のほうがおかしみもありますし、親しみが湧いて商業的にはプラスですがやはりいつか子供を生みたいお年のレベルの決意には大きな拍手を贈りましょう。

ちょっと前の今年の3月13日の日のBAFTA  英国アカデミー賞 BRITISH ACADEMY OF FILM AND TELEVISION 授賞式で司会を努め、その席で大好きだというベネディクト カンバーバッチBENEDICT CUMBERBATCH の前で彼の顔を型どった大きなケーキを持ち出し、カンバーバッチの目の前で、ケーキカットしたという「プレゼンテーション」が話題に。

改めてそのケーキを見るとかなりグロテスクでカンバーバッチの居心地の悪さがよく理解できます。

「ほら、ベネディクトの有名な頬骨あたりの部分をどうぞ!」とナイフを入れて当人に差し出したり、

「好きな人のためにこういうアイデアを考えたの! ベネディクトの全てが大好き!」

などと片思いを白状して客席は笑ったり、ショックを受けたり。

オスカー受賞式ではウイル スミス WILL SMITH(あのビンタ叩きで評判になりました)が獲得した男優主演賞。

このBAFTA 英国アカデミー賞を「ザ パワー オブ ザ ドッグ」THE POWER OF THE DOG(21)のカウボーイ役で見事に受賞したカンバーバッチですからこの夜は吊るし上げられても、満面の微笑みを絶やしません。

ところが彼のワイフのソフィー ハンター SOPHIE HUNTER は

「ベネディクトが結婚しているという事実をわきまえた上でのジョークなのかしら? 気色の悪い思いをしました」

とストレートに文句を言ってます。フランス語がペラペラでオペラやバレーの舞台監督のソフィーにしてはかなり、辛辣で、もう少しウイッテイーなコメントをしてくれたらカンバーバッチの株もぐんと上がっただろうに、とちょっと思いました。

たかがケーキです。

大きなイベントの司会はタフなビジネスで誰も笑わない安全なジョークなど出していては次のチャンスは回ってきません。レベルの自分の想いを訴えつつ、ホラー映画のようなケーキを出して来る演出はかなり笑えるものだとワタクシは思いました。


まもなくレベル主演の「ザ アーモンド アンド ザ シーホース」THE ALMOND AND THE SEAHORSE (22)という映画が公開されます。フランスのシャーロット ゲインスブールCHARLOTTE GAINSBOURG など国際スターが配役されている精神的ドラマのようで期待できそう。


最後に以前に書いたレベルのページを加えました。








BAFTA レベルの司会が始まります。


イベントの前のホテルでのレベル

右はカンバーバッチとソフィー夫人

痩せてスリムになったレベル

カンバーバッチの授賞スピーチ

カンバーバッチ ケーキ

2022年3月当時は45歳。年齢のろうそくが目に刺さっていてグロです。

苦笑するカンバーバッチ、後ろにアンデイー サーキス(青いシャツ)が見えます。

結構嬉しそうなカンバーバッチ、後ろにサーキス






オーストラリアはシドニー産のレベル ウイルソンは、豪快な歌いっぷりと女番長風のコミカルな演技、そして一番の特徴はかなり太目の大柄な体型でしょう。
かなりユニークな両親のもとに育ったらしく、妹弟の名前がそれぞれ、リバーテイー、ライオット、アナーチ、だいたい彼女の名前のレベルの意味は、反抗、良くとらえると、周囲の意見を気にせず堂々と自分の信念を表明する、と言う意味ですから、非常に大胆な名前付けなのです。
おまけに生年月日をごまかしていて、つい最近、実は1986年生まれではなく、1980年3月2日と認めたという、なんと8歳もサバ読んでいたのでした。
2015 PITCH PERFECT 2

新作「ハウ トウ ビー シングル」(16)では、セクシーで絶世の美女に近い、しかしナイーヴで、ダサくて、未経験のダコタ ジョンソンに、どうやってバーなどで男性を射止め、さらに飲み代を奢らせるか、というテクニックを伝授する、デートゲームではベテランのシングル女性という役を演じています。

世界中の女性を笑わせた(余りに下品なシーンが多くて、正直なところ私はあまり笑えなかったのですが)「ブライズメイズ」(11)で気味の悪いルームメートを演じて注目されて以来、ものすごい勢いでお笑い路線を突進中。
お次は「バチェラレット」(12)という喜劇で群を抜いた喜劇の才能を見せました。
同じ年に女性達がアカペラで合唱する「ピッチパーフェクト」に出演、LLサイズの体から、ヴォリュームたっぷりの声で圧倒的なスターぶりを披露して、すっかりスターの貫録もつきます。

シドニーに生まれたレベルの母親はプロの犬のショウのマネージャーで、その母親ののショウマンシップがしっかりと娘に引き継がれた様子。
レベルは大学を卒業してから南アフリカに1年間滞在して、オーストラリアの若手親善大使として奉仕するなど、しっかりとした教育と体験を積んでいるために、過剰にも見えるコミカルなパーフォーマンスに本物のペーソスがこもっています。その嘘の無さがここまでの人気を博したのでしょう。

自分を笑いながら、その裏に苦労が偲ばれているコメデイーは万人の胸に響くものがあります。

会見でも、自虐的なことを言ってはガハガハと笑って、そのペース配分が実に上手なのです。悩みがあったら、レベルのところに行こう、少なくとも笑って心が軽くなる、という人々の心をを少しばかり軽くしてくれるのです。
会見が終わると普通のスターは自分の部屋に戻るなり、どこかに行って姿をくらますものですが、レベルは悠然と私たちのすぐそばでハンバーガーおいしそうにほうばっていました。
「今朝も5時に起きてプライヴェートのトレーナーについてエキササイズしたのだから。痩せることよりも、そうすると気持ちがスッキリするから。清涼剤の代わりかもね」
と言って、ぱくついている表情がとても爽やかでした。
レベルがスッキリと細くなったら、彼女の魅力が違うものになってしまいそうですが、おそらくそのあたりはお利口な彼女が一番よく分かっていることでしょう。

間もなく英国のキテレツなコメデイアンのサーシャ バロン コーエンと共演、南アフリカでロケをした「ブラザース グリムスビー」(16)という喜劇が公開されます。グリム兄弟をもじった題名に、サッカーのフーリガンとスパイのお話のようで、いかほどに珍妙な内容になるか、これは楽しみです。



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