PUERTO RICO # 3
2月9日(木)
朝のお散歩は今まで行ってない海沿いの道やら、議事堂のあたりを歩きました。フォトジェニックな場所ばかりで、崖の割れ目から首を出した紫色の花、古い邸宅にしなだれかかる大樹、うるさいほど勢いの良い鳥たち、どちらを見ても心が晴れやかになる美しさです。
港の脇には東洋色の濃いデザインのピンクの建物があったり、細い小路を抜けると突然大きな海が広がったり、迷っても又新しい発見があるオールドタウン。
朝食を探しに初めてのマーケットに入ってトマトなどと一緒にバスケットにゴロゴロ入っているゆで卵を2個買って、いざ部屋で卵の皮をむこうと思ったら何と生卵! 卵のパックは別のところに並んでいたし、8個ぐらいがバラで売られていたら普通の人はゆで卵と思うに決まっています。周りにサンドイッチなども置いてありましたし。
わざわざバーで塩を借りてきたのにがっかりでしたが、もったいないので割ってない方をバーの女性にあげました。
朝食後、暖かいのでタンクトップを着たハンスとホテルから海に向かって行くと厚い壁が張り巡らされ、要所要所に「ガリタ」と呼ばれる兵隊の監視所があります。その頑丈な造りは先日訪れた浜離宮の壁の10倍ぐらいあって、西洋とのパワーの違いをちょっと見た気がしました。比べるほうが間違っているのは百も承知ですが。
クルーズ船の港近くでビールを飲みながら休憩。最近、ハンスは30分歩くともう立っていられないのでベンチが多い街は本当に助かります。
夕食はあまりガイドブックにも載っていないユニークなレストラン、「ラ ガリタ」LA GARITA へ行くことに。例のスラム街、ラ パーラ LA PARLA にあって、急な階段、急な坂、海際の道、などを通らなければならず、ハンスに最も適した道を探していて、やっと見つけて今夜は決行!と少しお洒落をして出発。
最初に間違えた道には野良猫がうじゃうじゃいて、窓の色などがホックニー調だったので数枚写真を撮りました。野良猫はここの名物で餌を与えたり、ナデナデしないことと注意書きがそこかしこに出ています。野生なので飛びかかってくることもあるそう。
既に暗くなった道を慎重に歩き、浜辺に続く真っ暗な階段の上には浮浪者がお金をせびっていて、かなり不安要素が高まりましたが勇気を出してゆっくりと階段を降り、うねうねと曲がりくねった道を本当にたどり着けるかと迷いながら進みます。ありました! 明かりがついたお店が!
「ラ グリタ」のドアを開けて、奥の方に入ると緑、赤、黄、紫などの色の家並みが眼下に見える窓側席に最初は座ったのですが開けっ放しの窓からの海風が寒い上に強くて、しぶしぶ中のテーブルに座りました。
あとから来た若い女性たちは長い髪を強風になびかせて全く気にせずにおしゃべりやらドリンクに夢中です。
いつものようにビールを注文、ハンスはたしか、ロブスターのお料理と大きなプランタン、私は蛸のお料理とライスとお豆、だったと既に記憶が薄くなった頭脳を駆使して書いていますが、正確ではないかもしれません。
大きなテーブルの隣にやけにおしゃべりな男性がいて、その声が雰囲気をぶち壊しましたが、ともかくも美味しく頂きました。
帰りは少しばかり勝手知ったる道だったので風に吹き飛ばされそうになりながらも無事にホテルまで到着。
ハンスはプエルト リコの名物、ロン デル バリリト RON DEL BARRILITO のラムをマーケットで買って毎晩、ナイトキャップとしてちびちびと飲んでいます。上品に甘くて、しつこくなく、食後に最適なドリンクで、すっかり病みつきになって、現地で2本開けて、空港で1本買ったほど。
ところが現地のマーケットでは約40ドルプラス、空港では34ドル、先程オンラインで調べたら30ドルぐらいで、現地で買ったのがイチバン高かったというオチが付きました。
「ラ ガリタ」。この極彩色の家並みの景色! |
まるで絵のような景色です。 |
暑そうでしょ!これは英国の教会を描いたアート。 |
華麗なデザインの噴水。 |
丘の上の城壁 |
これが「ガリタ」、兵隊の監視タワー。 |
デイヴィッド ホックニーの絵のようでしょう! |
このスープの中にロブスターが入っています。 |
上と少しアングルが違います。 |
蛸のお料理。この男性はずっと静かでした。うるさい人は写ってません。 |
うるさい人がちょっと見えます。 |
お店のマスコットの「ガリタ」が見えます。海風が凄いのです。 |
エキゾチックなデザインのピンクの建物 |
野良猫だらけ。風情があります。 |
左にあるのはプランタン、 |
右側が窓際のカウンター。風が強くてもう誰も座っていません。 |
「ラ ガリタ」からの眺望。 |
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