TOUCH , A FILM ABOUT ROMANCE BETWEEN A MAN FROM ICELAND & A WOMEN FROM JAPAN



 TOUCH, A FILM ABOUT ROMANCE BETWEEN A MAN FROM ICELAND & A WOMAN FROM JAPAN


7月9日(火)
「タッチ」という題名のアイスランドと日本合同製作の映画を見てきました。久しぶりに監督協会のビルの中の試写室で、ちょっと遅く到着したので会場はもう満員、一緒に行った   ハンス、ケン、のりえさんと4人別々に離れて座る羽目に。

主人公はアイスランドでレストランを営むクリストファーと言う70代後半の老人、医師から記憶障害が始まったようだと言われて、娘が大反対するにも拘らず大学生時代からずっと気になっていた日本の女性を探す旅に出ます。画面は彼のロンドンで過ごす大学時代に移り、ヒョロヒョロでロングヘヤーのクリストファーが日本料理屋で可愛い女性を見て、一目惚れ。早速お店の皿洗い係に雇ってもらってハチマキなど頭に巻いて懸命に台所に立ち、同時にその女性が店長の娘のミコだと知ります。娘はクリストファーの視線を感じつつ、日本男性とデートに励み、父親が文句を言おうとミニスカートで出かけます。
お料理を覚えだしたクリストファーがミコに朝食を作ってあげるシーンが微妙でした。焼き鮭、お味噌汁、なんとだし巻き卵まで作って、見ている方が食べたくなるお献立、こののっぽの西洋の青年がすぐにここまで完璧な和食を作れるとは思えないのが御愛嬌です。二人の仲はどんどん進んでいく一方、父親はミコの日本人の恋人をお店に呼んで深刻そうな会話をしています。
一体父親は何を伝えているのか、とても気になりますがクリストファーとミコはもう熱々で彼のフラットの部屋で激しく愛を確かめ、ミコはミコで自分の家に呼んで若くした亡くなった母親の秘密の絵画を見せたりします。
画面は老いたクリストファーがロンドンの日本料理のお店を訪ね、そこがタトウー ショップに変わってしまったのを見ると嬉しそうに入れ墨をしてもらったり、ホテルの親切なフロントマンのおかげで 昔お店で働いていたウェイトレスの住所を見つけ、日本に住んでいると言うミコの住所をもらいます。
時々よろめいたりする老クリストファーは日本に飛び、やっとミコのアパートにたどり着き、そこからは映画のご覧になったからのお楽しみ。

監督はアイスランドきってのアクション映画(「ザ デープ」THE DEEP (12),エヴェレスト EVEREST (15),「ビースト」BEAST(22))がお得意のバルタザー コルマクル BALTASAR KORMAKUR (1966年2月27日アイスランドのライキャビク生まれ)、
年老いたクリストファーをエギル オラフソン EGILL OLAFSSON (1953年2月9日生まれ)、
若いクリストファーをパルミ コルマクル PALMI KORMAKUR、
 若いミコをコーキ KOKI (あの人気スターの木村拓哉の娘さん)、
年取ったミコをアメリカと日本の共同映画には欠かせない世界的キャステイング デイレクターの奈良橋陽子さん、
ミコの父親を本木雅弘(1965年12月21日生まれ)、
オペラを歌う板前さんをタガワ タツヤさん、
クリストファーに桂剥きなど教える優しい板前のゴトウさんはロンドン在住のチャーリー ニシカワさん、
コミカルなウェイトレスのひろみをクボタ メグ、
と多彩なタレントたちが画面に登場しています。

このキャストが又、家族のつながりが強くて、まず、若いクリストファーを演じるパルミは監督の息子さん、おいたミコを演じる奈良橋さんの息子さん、野村ユージーン(祐人)が最後の方に登場と微笑ましい配役でした。
そして特別出演として中村雅俊さんがもと海外駐在員で、クリストファーとバーのはしごやら、カラオケを一緒に楽しむ場面で顔を出します。さすがのベテランで心地よい味を添えて、一人ぼっちの日本で寂しい思いをしているクリストファーのほっとした笑顔を引き出してくれます。
私が卒業した東洋英和の大先輩に 奈良岡朋子さん(1929−2023)という大女優がいらして、奈良橋さんのお名前をすぐに奈良岡と書いてしまうのです。

映画が終わってクレジットが流れて最後に私達の友人のマイク グッドリッジ MIKE GOODRIDGE の名前がプロデユーサーとして出て来てびっくり。英国人でケンブリッジ大卒のハンサムなインテリで以前は映画ジャーナリストだったのです。
アイスランドと日本、人間的にも色々なつながりが展開した感慨深い映画でした。ぜひぜひご覧下さい。
日本公開は来年の1月と聞きました。






アメリカ用ポスター




若い恋人たち。パルミ(クリストファー) と コーキ (ミコ)











1960年代の英国の電車の中で。





ハチマキが似合うパルミとコーキ










ロンドンの日本料理店の脇で。パルミ。






お店のスタッフ グループ写真。





夢見る少年、パルミ。









若い頃と老いてからのクリストファー役を演じるパルミ と エギル






パルミ と コーキ







監督の バルタサー コルマクル






主役のエギール オラフソン(実際はもっと若いのです)








アイスランドのポスター












花屋さんでのクリストファー 





監督とその息子





60年代のロンドンを闊歩するアイスランドの若者たち。左から2番めがパルミ。




まだ若いパルミと父親のバルタサール








試写会での監督、バルタサール




右は父親役の本木雅弘





試写会場 ハリウッドの監督協会ビル


大好きな本木さま。










日本料理店 の セット



板前役のチャーリー西川さんとコーキ

懸命に桂剥きを教わっているチャーリー西川さん。

板前役のチャーリー西川さん。



いつも姿勢が良い本木さん。






監督のバルタサール と。かなり前。



監督のバルタサール









Mike Goodridge  at Macao Film Festival





なにかの授賞式の本木雅弘

コルマクル監督の2018年の作品。

2008「DEPARTURE」原題






野村ユージーン



奈良橋陽子さん



野村ユージーンと彼の家族。

「トーキョー ヴァイス」(22−24)の野村ユージーン

素敵な野村ユージーン。



むす
奈良橋さん、ひとり置いて息子さんの野村さん。

撮影中のショット。


試写会場でのりえさんと奈良橋さん。



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