ROBERT MITCHUM
ROBERT MITCHUM
8月6日 日本では原爆記念日の昨日は、ロバート ミッチャムのお誕生日でもありました。
1917年8月6日 (コネチカットのブリッジポート BRIDGEPORT ) 生まれですから生きていたら103歳、まだ生存が可能な年齢です。
もちろん1997年7月1日に カリフォルニア州のサンタ バーバラ SANTA BARBARA で79歳で亡くなっていますが。
お誕生日をお祝いして昨夜は彼の歌が27曲も詰まっているCDを掛けて、ミートローフ(彼が好きそう、と勝手に思って)を頂いてワインで乾杯しました。
1957年の「カリプソ特集」CALYPSO の他にもカントリーの曲など数枚のレコードを出しています。
デイーン マーテイン DEAN MARTIN をなぞっての、半分飲んだくれての歌い方がセクシーとは言え、デイーンの100分の1の歌唱力もないくせに、歌っているところがチャーミングと言いましょうか。
俳優の中で一番好きなのがロバート!
後にも先にもミッチャムだけです。
そしてワタクシは一度だけ会った事があるのです。
それも、もしワタクシにあとほんの僅かの度胸があったら
彼とダンスさえできたかもしれなかったのですから!
それは1989年のゴールデン・グローブ授賞式の後「デザート レセプション」DESSER RECEPTION でした。当時は今のように8個も10個ものスタジオ主催のポスト パーテイーなど無く、フォーリン プレス主催のデザートとドリンクとダンスのパーテイーでここで、一人ぽつねんと立っているロバートを発見。
「ワー アンド リメンバランス」WAR AND REMEMBERANCE (88−89)という第2次大戦の海軍ドラマで、彼はアメリカ海軍のコマンダー、司令官の役を演じ、作品自体がゴールデングローブ賞の候補になっていたのです。
この頃は授賞式と言ってもアカデミー賞などと違って、アルコールも飛び交い、とびきり軽い雰囲気だったので近づいて、「踊っていただけますか?」と呼びかけたら、オー良し!とか言ってステップを踏みそうな雰囲気が漂っていました。
でも、あまりに好きなスターなので、肉体も口もすっかり 固まってしまって、近くで喉をゴロゴロ言わせているだけで終わってしまったのです。
生涯の痛恨! その痛みと悔みは未だにひりひりと感じられます。
「ワー アンド リメンバランス」はその5年前に放映された「ザ ウインズ オブ ワー」THE WINDS OF WAR (83)というTVシリーズの続編でロバートは最初、ベルリンの大使館付き武官として登場、ナチの台頭を目の当たりにします。
「ミッドウェイ」MIDWAY(79),「眼下の敵」ENEMY BELOW (57),などなどで海軍士官役を雄々しく、格調高く演じて、海軍の制服がよく似合ってました。
彼の自伝に加えて色々なアングルから書かれたロバートに関する本が山程ありますから、ここでちまちま書いたりしませんが、あれほど、無頼漢やら女性に弱い色男を演じてきた彼ですが
ワイフのドロシー DOROTHY (1919−2014)とは彼が死ぬまで57年間も結婚していたというのが、何とも男らしいではありませんか!
もちろん浮気など朝飯前だったでしょうが、いつも戻ってくる場所がある男の独特の安定感がロバートの魅力を倍増していると思っています。
写真を見るとさすがドロシー夫人の知性と落ち着きが見て取れて、ああ、ラッキーな人生を送ったのだろうなあと勝手に思っては、時たま古いDVDを引っ張り出して来ては、往年のハリウッドのマッチョマンにため息を付いております。
キャリアで合計133本もの映画やテレビに出て、画面に出るたびに「しゃらくせえ、ま、仕方ないか」という表情をして肉体派というレッテルを貼られれば、屈託なくシャツを脱ぎ、世界のグラマー女優とベッドシーンを次から次へと展開し、彼の「むやみに真剣にならない」あたりが、彼の真骨頂ではないでしょうか。
彼がよく着る上着のデザインに背の両側に縦にギャザーが入った、大男が動きやすいものがあります。ちなみにハンスもよくこういう上着を着ているのですが、それはワタクシが勧めるから。
素敵なショット。(仕方ない、仕事用の撮影だから我慢しよう、 という声が聞こえそうです) |
賢くて賢明そうなドロシー夫人 |
睦まじいショット |
1947年 息子たちと、左がクリストファー、右がジェイムス |
年を経ても曲者っぽい表情が最高です。 |
カリプソのレコードのジャケット |
1954マリリン モンローと |
1955 シェリー ウインタースと。 |
1952 ジェーン ラッセルと。 |
1962「恐怖の岬」 |
1970「ライアンの娘」サラ マイルズ と。 |
1957 日本のポスターではクルト ユルゲンスを大きく扱ってます。 |
この眠たげな目が何ともセクシー! |
1962「恐怖の岬」ポリー バーゲン と。一応肉体派なので良く上半身を見せます。 |
1957 |
1974「ザ ヤクザ」高倉健と。 |
1983 |
1960 エレノア パーカーと。 |
1988−89 |
88−89 |
88−89 |
1983「ザ ウインズ オブ ワー」妻役のポリー バーゲン |
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