VINCENT PEREZ

VINCENT   PEREZ

ヴァンサン　ペレズ。

殆どの場合フランス人として映画に登場していますが、

実はスイス生まれ、父親はスペイン人、母親はドイツ人

という典型的　ミックス　ヨーロッパ人なのです。

カトリーヌ　ドヌーヴ CATHERINE DENEUVE が今のヴェトナム、当時はフランス領のインドシナのゴム農園で勇ましい姿を見せてくれた「インドシナ」INDOCINE （９２）で相手役をして注目されたヴァンサン、

「王妃マーゴ」QUEEN MARGOT （９４）では王妃を演じたイザベル 　アジャーニ　ISABELL ADJANI と共に激しいセックス場面を繰り広げて、フロンタル　ヌードも披露しています。

当時はフランスのスター女優たちの相手役に次々と抜擢されていて、余程、大女優たちのお気に入りなのだなあと思ったりもしました。

上記２本の映画の時にインタヴューしましたが、当人はとても控え目で、知性もたっぷり、時々フランスっぽいエスプリの効いたコメントを挟んで、これが大女優をサポートして、でしゃばらずに彼女たちを脇で光らせる効果を上げると確信。

ジェラード　デパデユー GERARD DEPARDIEU のように、どの場面でも、誰と共演しても周囲から抜きん出た爆発的存在感を発砲してしまうタイプとは正反対なのです。

彼が出た映画のポスターが主演女優との抱擁シーンばかりなのもロマンティック　リード（恋愛映画用主演俳優）ならでは。

１９５４年６月１０日　スイスのローザンヌ LAUSANNE でスペイン人輸出商の父親とドイツ人の母親のもとに生まれ、ジュネーヴ GENEVE の演劇学校を出てフランスへ。

ジェラード　デパデユー GERARD DEPARDIEU が主演した「シラノ　ド　ベルジュラック」CYRANO DE BERGERAC（９０）のクリスチャン CHRISTIAN 役でフランスのオスカー賞、セザール賞の新人賞を受賞。

「輝きの海」SWEPT FROM THE SEA （９７）では、まだ乙女っぽく福々しかったレイチェル　ワイズ RACHEL WEISZ と共演して、またまた、セクシーな２枚目役を好演、よくある浜辺に流れ着いた記憶喪失のピアニスト　という設定でした。

この時のインタヴューでは英語がずいぶん上手になっていて、フランス語、ドイツ語、スペイン語に英語を操るマルチ　リンガルの才能も発揮。

キム　ベイシンガー KIM BASINGER と共演した「永遠のアフリカ」I DREAM OF AFRICA （００）は、かなりロバート　レッドフォード ROBERT REDFORD とメリル　ストリープ MERYL STREEP の「愛と悲しみの果て」OUR OF AFRICA（８５）を意識したドラマ、その昔　ジェラール　フィリップ　GERARD PHILIP（１９２２−１９５９）が演じた「花咲ける騎士道：ファン　ファン　チューリップ」FAN FAN TULIP （５２）のリメーク（０３）では、凛々しくフランスの　ロビン　フッド版　を演じています。

フランスの女優、そしてジェラード　デパデユーの元恋人だったカリーン　シラ KARINE SILLA と結婚、現在３人の子供が居ますがプライベートの生活は殆ど知られていません。

娘のイマン　ペレズ IMAN PEREZ は目下売れっ子のモデルだそうです。

ヴァンサンは写真家としても知られているという、色々な才能の持ち主、最近の映画ではエデイー　レッドメイン　EDDIE REDMAYNE 主演の「ザ　エアロノーツ」THE AERONAUTS（１９）に顔を出していました。

　

1992  INDOCINE

1997  SWEPT FROM THE SEA

1992「インドシナ」カトリーヌ　ドヌーヴ　と。

１９５２「花咲ける騎士道」ジェラール　フィリップとジーナ　ロロブリジータ

２０００「永遠のアフリカ」キム　ベイシンガー　と。

　１９９７「輝きの海」レイチェル　ワイス　と。

１９９０「シラノ　ド　ベルジュラック」ジェラード　デパデユー　と。

１９９７「輝きの海」レイチェル　ワイス　と。

２００３「ファンファン　チューリップ」ペネロピ　クルスと共演。

２０００「永遠のアフリカ」キム　ベイシンガー　と。

１９９０「シラノ　ド　ベルジュラック」

　１９９２「インドシナ」カトリーヌ　ドヌーヴ　と。

カリーン　夫人と。

ペレズ　ファミリー

カリーン　シラ　夫人と。

娘のイマン