THANDIE   NEWTON

エレガントで,気品のあるタンデイー ニユートンですが,それもそのはず,母上はザンビアのショーナ族の王女様なのですと。父上は英国人で研究室の技術士,タンデイーの本当の名前は,Thandiwe と言って,愛されている と言う意味だそうです。

1972年11月6日 ほとんどのデータは,ザンビア生まれだとか,ローデシア,とか,ジンバブエで生まれたとありますが,実際は(全く平凡に)ロンドン。
女子ばかりの私立のカトリック学校に通ったタンデイーはたったひとり黒人で,寂しい想いをしたと語っています。家族はコーンウオールのペンザンスに移り、ここで母親は彼女をバレーのレッスンに連れて行き,すっかり夢中になったタンデイーはバレリーナを志します。

16歳の時プリマバレリーナのテストの直前に腰を痛め,次は女優と演劇学校へ。
ニコール キッドマン主演の「恋愛天国」(91)で映画デビュー,その後ハリウッド進出を試みますが,英国アクセントがハンデイーと言われて,ロンドンに戻り,ケンブリッジ大学に入学。とお勉強が好きなタイプなのです。

文化人類学を優等で卒業。注目を引いたのは「M:I 2」(00)でトム クルーズの相手役をした時。しなやかな体とエキゾテイックなルックスが好評で,この時点では英国アクセントもプラス要素でした。
「トムとのラヴシーンの撮影では,お互いにふざけあって,笑い通しで,真面目になるのに苦労したのよ」、と思い出し笑いをしてました。

この時に初めて会いましたが,まさに貴族のような佇まいを見せて,男性たちは差し出されて手に握手でなくキッスをしていました。

「クラッシュ」(04)では,人種差別をあからさまに見せる白人の警官(マット デイロン)に嫌がらせを受ける黒人の映画プロデューサー(テレンス ハワード)のその妻の役を演じていました。
お前は差別をしていると批判している当人が実は深いところで人種偏見に取り憑かれていると言うエピソードをちりばめたロスアンジェルスの36時間を描いたポール ハギス監督の作品はダークホースとしてオスカーを受賞しています。

長女の名前は「エイリアン」のシゴニー ウイーヴァーの役の名を取ってリプリー,長男は,歌手の名からニコと名付けたそう。
「幸せのちから」(06)ではウイル スミスと共演。ちなみにこのタイトルはわたくすの中の良いソニー映画ジャパンに勤めていたSさんがアイデアを提供したそうな。オリジナルのタイトルは 「 Pursuit of Happiness」幸福の追求、でした。
「ブッシュ」(「W」)(08)ではアメリカの官房長官だったコンデリーザ ライスをそっくりな外見で熱演。
最近はテレビ ドラマで活躍,またしても40歳を過ぎた女優のセカンド シーズンの機会なのです。
2006   「幸せのちから」





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