AMY BRENNERMAN

AMY   BRENNERMAN

エミー ブレナーマンはコネテイカット州最高裁の判事の母親と環境法の弁護士の父親のもとに1964年6月22日,コネテイカット州のニユー ロンドンに生まれ,両親共に卒業したハーヴァード大をエミーもしっかり卒業と言う大変な知的エリートの家系なのです。伯母御はコールド ワー,つまり鉄のカーテンの時に敏腕を奮ったジャーナリストのBeryl D. Hines,エミーも負けてはならじとハーヴァード大在学中からシアターカンパニーを設立,仲間を集めて舞台劇を上演していたそう。
初めて会ったのは当時人気沸騰中の「NYPD  ブルー」(93−05)と言うニユーヨーク市警のドラマで,タフな警官がストレスを発散する為(それだけではないでしょうが)、やけにセックスシーンが多く,男優女優共にヌードになるのが大きな話題になったのです。赤毛スターのデイヴィッド カルーソーのぷりぷりとした臀部が有名になり,タフな婦人警官のエミーも惜しげ無くヌードになって,当時のテレビではヌードがタブーだったせいもあり話題になったのでした。今は性器さえ丸出しのヌードがまかり通ってますが。

「私が受けた教育で,人に対して平等な見方をする事,広い視野を持つ事などを叩き込まれ,女優として役が要求すれば裸も辞さないと言う姿勢が取れるのだと思います。不必要な羞恥心はかえって見ている人を居心地悪くしますしね」
と才媛ならではのコメントをしていました。

1999年には自分の母をモデルにした「ジャッジング エミー」と言うテレビシリーズを自分で制作し,主演します。
「JUDGING  AMY」
「私は母の仕事を演じているのであって,母の真似をしているわけでなありません」と毅然として,判事役について語っていました。番組は6シーゾンも続く人気を博し,エミーのイメージは,オーソリテイーの立場の女性となって、ここからの役は得てして,医者,教授,重役と言ったものが多くなります。

1995年に監督/プロデユーサーのブラッド シーリングと結婚して,今は2児の母親,問題児の教育などに情熱を燃やしているそう。
ユダヤ系なので,何しろ教育熱心で、銃のコントロールなど社会問題とも真剣に取り組んでいます。

最後に会ったのは「ジェーン オーステインの読書会」(07)で、めっきり落ち着いて,貫禄がついていました。
「マザー アンド チャイルド」(10)と言う映画でもドクターを演じてますが,ナオミ ワッツとアネット ベニングが別れ別れの親子になって、運命のタイミングがずれたりと言う、手に汗握る程ではないですが,スリリングなメロドラマです。

やはりテレビがしっくり来るようで,今は「プライヴェート プラクテイス」(07−13)と言う医者のドラマにもちろんベテラン女医の役で顔を見せています。
2007「ジェーン オーステインの読書会」



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