CAREY MULLIGAN IN SUFFRAGETTE

CAREY  MULLIGAN  IN  SUFFRAGETTE


今年の4月末にケアリー マリガンが「遥か群衆を離れて」(15)(Far from Maddening Crowd)の女主人公を熱演した時の会見の様子,5月にビル ナイと共演のブロードウエイの舞台「スカイ ライト」を観劇した時,着ているブラウスがどうもぶかぶかすぎるので,もしやオメデタと思ったことをこのブログに書きました。
そしてつい最近10月12日にニユーヨークで新作「サフラジェット」(15)の女主人公を熱演した後での会見に現れたケアリーはもう既に母親となっていました!

たった6ヶ月の間に大して大きなお腹も見せず、出産直後だと言うのに,全く変らない華奢で,しなやかな体のままなのです。それどころか、以前よりほっそりしたようで,その奇跡的なリカバリーの秘密はと聞くと
「毎日の授乳とスパンクス(体中を締め上げるコルセットの様な下着)のおかげでしょうか」
と苦笑しながら答えてくれました。

「サフラジェット」は投票権を持つ人、と言う意味で20世紀初期のロンドンで女性が極悪な状況で働き、男性は遥かに優位な条件で働いているという差を無くす為に台頭した女性の権利要求の社会運動の支持者たちを指します。

ケアリーの役は代々働いているランドリーで同僚の女性たちが性的虐待にあったり、小さなことでクビになったりする悲惨な状況を我慢しているうちに,偶然サフラジェットの運動を目の当たりにし,更に彼女たちの過激な攻撃(石で店の窓を割ったり,爆弾を仕掛けたり)に巻き込まれて逮捕されてしまい,親しい同僚(アン マリー ダフ)の心境を聞き,運動の指導者(メリル ストリープ)の演説を聴いているうちに、激しい動機を得て参戦。

中でも勇ましいのがヘレナ ボナム カーター演じる女医で、くじけそうになるケアリーを力強く,励ます姿には感動してしまいます。ヘレナ自身は政治家の家系に育って,祖父だかがこの運動には大反対した過去があると言う皮肉な事実もありました。

夫(ベン ウイショウ)に勘当され,教会の中で寝起きをしても懸命に運動を支持して行き、それまで全く無知だった彼女が知識と信念を得て,勇ましい党員となって行くと言うストーリーです。
ポスターと一緒に並んで支持しているつもり。
監督も脚本家も制作者も女性で、映画が終わると世界中の各国でいつ女性の参政権が降りたかと言うリストが出て,スイスが1993年(確認してないので,うろ覚えですが)などと言う現代になっても存在している驚異的な女性差別の現実を知りました。恥ずかしながら日本の部分を見落としてしまいましたが。後で調べたら,一度 ローカルの県で女性の選挙権が降りたものの直ぐに元に戻り,1945年に全国の女性の選挙権が認められた由。

さてケアリーは以前からプライヴェートな面を守ることで知られていますから,妊娠から出産までの経過などには固く口を閉じていましたが,赤ちゃんのことになるとさすが,母性ホルモンが湧き出ているせいか、にこにことして
「エヴェリンと言う名前を付けました。まだまだ母親としての意識がありませんから、後5年経ったら,もう少し考えをまとめられそうです」
と答えてくれました。

1985年5月28日ロンドン生まれ。2012年に同じ英国のミュージシャンのマーカス マムフォードと結婚しています。

2015年4月「遥か群衆を離れて」の時。
2015  10月12日の写真。3週間前に赤ちゃんを産んだばかり!!


左はヘレナ ボナム カーター

かなり前のゴージャスなケアリー

逮捕されたケアリーのショット



左は監督のサラ ガヴロン,右はメリル ストリープ

夫役のベン ウイショウ

左はアン マリー ダフ(ジェイムス マカヴォイの奥方)

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