CARRIE FISHER 1956-2016

CARRIE   FISHER    1956-2016


キャリー フィッシャーがロンドンからロスアンジェルスの機上で心臓発作を起こしたのが12月23日。
そして今日12月27日 60歳の短い命を閉じてしまいました。
青春スター、デビー レイノルズ と世界中の女性の心ををときめかせた歌手、エデイー フィッシャーの間に1956年10月21日、ビバリーヒルズに生まれ、ハリウッドのインナーサークルで、他のスターの家族やその子供達と一緒に成長し、リッチで、スポイルされた子供達がたどるドラッグの世界誘い込まれていき、1986年の「ハナとその姉妹達」の撮影後にドラッグ過剰致死になりかけ、3年近くのリハビリテーションを受けて、その経験を本にしたのが
「ポストカード フロム ザ エッジ」でした。
のちに映画化(90)され、メリル ストリープがキャリー(らしい女性)を演じ、母親役をデビー レイノルズの実生活の友人のシャーリー マックレーンが演じて、話題になって、以後キャリーはライターとして、特に映画のスクリプトを改良するライターとしてもてはやされるようになったとか。

何度か会見しましたが、いつも超自己軽視のコメントを吐く、大変なユーモアの持ち主で、ああ、こういう頭の切れる人だけに、クスリに走るのだなーと思いました。
おまけにバイポーラー、両極性精神不安定となり、この症状がいかに当人だけでなく、家族や友人のダメージを与えるか、早めの治療を呼びかける運動にも励んでいたのです。
昨年お終わりに公開された「スターウオーズ:フォース アウェイクンズ」(15)の会見に、愛犬と現れ、全く自分のための会見ではなく、一緒にバカなことを言って楽しもうという姿勢を貫いて、たいそうな減量に励んだ努力を、ちっとも美女になれなかったから、全くの無駄だったと自嘲したり、有名なレイア姫の耳の横のふたつの髷を「最初はドーナッツなんて読んでいたけれど、実際はマントヒヒのケツ」と形容したり、母親のデビーを「いつまでも止まらない、超長生命の乾電池みたいにはりきっぱなし」と説明したりのかなりクレイジーで、その実、愛情がたっぷりの話をしてくれました。

最近は「実は昔ハリソン フォードと一緒にベッドを共にしたことがあるんだ」などと告白して、ハリソンを慌てさせたりもして、いかにも、事後承諾で済ませてしまうキャリーの痛快な生き方に感心したりしていた矢先の急死でした。

クリスマスに英国の歌手、ジョージ マイケルが53歳で急死してすぐの、またもやの突然の有名人の死亡のニュースで、何とも落ち着かない年の瀬です。

Rest In Peace, Carrie Fisher!

数ヶ月前にキネマ旬報に彼女のインタヴュー記事を書いたので、さらに彼女のおかしなコメントや人柄をお知りになりたい節はバックナンバーでお探しください。
赤ちゃんのケリーとママのデビー レイノルズ。ハリウッドの超美化ポートレート。
「スターウオーズ」の3スター マーク ハミル(左)とハリソン フォード(表情がなんとも言えません)
スターウオーズのレイア王女さま。
レイア姫の有名なビキニ姿。
多くの男性ファンを魅了したという、レイア王女のセクシーショット。

2015 STAR WARS THE FORCE AWAKENS



  


2015 12月。

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