KATHEY BATES 2016
KATHEY BATES 2016
キャシー ベイツ が画面に登場すると、親戚のおばさんが出てきたみたいで、ほっとしたり、何か怒られるかもしれないと緊張したりしますよね。
1948年6月28日、テネシー州メンフィス生まれですから、もう68歳!
数日前の会見には、少し痩せて、すっきりとした姿を見せていました。
相変わらず、サバサバとして、気取らなくて、頭の良いユーモラスなコメントを連発して、風雪を経た、ベテラン女優の醍醐味を味あわせてくれたのです。
新作「バッド サンタ2」(16)では、飲んだくれの小悪党ビリー ボブ ソントンの、これまた、仰天のしごき母親を怪演中。第1編が(03)公開された時、罵詈雑言、悪事ばかり考えているアル中のビリーがサンタ クロースの衣装を着て、ショッピングセンターで盗みを働くという内容に、それまで少なくとも、子供の夢を守るピューリタン精神のアメリカ人はかなり抵抗してました。ちなみにこの映画にはキャシーは出ていません。
心地よい笑顔に、ぽっちゃっとした可愛い顔のキャシーですが、アカデミー賞主演賞を受賞した「ミゼリー」(90)での、事故にあった大好きな推理小説家を助け、家に連れてきて監禁して、自分の好みの小説の筋を書かせようとした、凶暴な女性のイメージがあまりに強くて、以来、ほとんどの役が、精神的に不安定で、変な言動をとる、中年女性という役どころが十八番になっています。
「黙秘」原題は Doroles Craiborne(95)でジェニファー ジェイソン リーの母親役を演じた時には、
「私の母が台所にいる時は、いつも濡れた手をタオルで拭き拭き、私の宿題とか手伝ってくれた。その濡れた手の感触が母の思い出の一つです。今回の母親役で、その濡れた手での動きを使ってみました」
と、私たちも思わず、そうそう、同じでした、と共感を呼ぶ演技テクニックに感心したものです。
「アバウト シュミット」(02)では主人公のジャック ニコルソンを誘惑(?)する田舎の女性を手掛けて、ジャクジの中に全裸で入ってきた時の、しなびて、垂れそぼったおっぱいに、私はひどく感動しました。キャシーの勇気とガッツと一般の女優が持たない、ゼロ虚栄心にです。ジャックも驚いて、こそこそと逃げ出したのですから。映画の中での話ですが。
もちろん、優しくて、人好きなおばさんの役もたくさん演じていますが、最近ではテレビシリーズの「アメリカン ホラー ストーリー」(11−16)での、数々の奇怪な女性の役にはおったまげます。年上のジェシカ ラングが美しくも、不気味な女性を演じている横で、とんでもないようなグロテスクな女性を平然と、と言うより、愉快そうに演じているのです。最近ではヒゲが生えた女性を嬉々として演じていました。キャシーならではの、異常性を見せての挑戦なのでしょう。
「私はテネシー州という南部の厳格な家に育ちました。女優になると言っただけで家族がショックを受けてましたが、それからの私が演じた変わった役を眺めては、ため息ばかりついていましたね。初めて演技クラスに出席した時、花柄のシャツの男性やら、体のあちこちにピアースをした女性などを見て、私は参加するのはこういう人々の集まりなのだ、と覚悟を決めました。私の格好は紺のスーツで、みんなにジロジロ見られたのもよく覚えています」
と楽しそうに思い出を語っていました。
91年から97年まで、俳優のトニー カンピーシと結婚していましたが、今は独身、変人、悪女、魔女、のような役を気兼ねなしに、大いに楽しみながら演じている様子が、小気味良いキャシーでした。
キャシー ベイツ が画面に登場すると、親戚のおばさんが出てきたみたいで、ほっとしたり、何か怒られるかもしれないと緊張したりしますよね。
1948年6月28日、テネシー州メンフィス生まれですから、もう68歳!
数日前の会見には、少し痩せて、すっきりとした姿を見せていました。
相変わらず、サバサバとして、気取らなくて、頭の良いユーモラスなコメントを連発して、風雪を経た、ベテラン女優の醍醐味を味あわせてくれたのです。
新作「バッド サンタ2」(16)では、飲んだくれの小悪党ビリー ボブ ソントンの、これまた、仰天のしごき母親を怪演中。第1編が(03)公開された時、罵詈雑言、悪事ばかり考えているアル中のビリーがサンタ クロースの衣装を着て、ショッピングセンターで盗みを働くという内容に、それまで少なくとも、子供の夢を守るピューリタン精神のアメリカ人はかなり抵抗してました。ちなみにこの映画にはキャシーは出ていません。
心地よい笑顔に、ぽっちゃっとした可愛い顔のキャシーですが、アカデミー賞主演賞を受賞した「ミゼリー」(90)での、事故にあった大好きな推理小説家を助け、家に連れてきて監禁して、自分の好みの小説の筋を書かせようとした、凶暴な女性のイメージがあまりに強くて、以来、ほとんどの役が、精神的に不安定で、変な言動をとる、中年女性という役どころが十八番になっています。
「黙秘」原題は Doroles Craiborne(95)でジェニファー ジェイソン リーの母親役を演じた時には、
「私の母が台所にいる時は、いつも濡れた手をタオルで拭き拭き、私の宿題とか手伝ってくれた。その濡れた手の感触が母の思い出の一つです。今回の母親役で、その濡れた手での動きを使ってみました」
と、私たちも思わず、そうそう、同じでした、と共感を呼ぶ演技テクニックに感心したものです。
「アバウト シュミット」(02)では主人公のジャック ニコルソンを誘惑(?)する田舎の女性を手掛けて、ジャクジの中に全裸で入ってきた時の、しなびて、垂れそぼったおっぱいに、私はひどく感動しました。キャシーの勇気とガッツと一般の女優が持たない、ゼロ虚栄心にです。ジャックも驚いて、こそこそと逃げ出したのですから。映画の中での話ですが。
もちろん、優しくて、人好きなおばさんの役もたくさん演じていますが、最近ではテレビシリーズの「アメリカン ホラー ストーリー」(11−16)での、数々の奇怪な女性の役にはおったまげます。年上のジェシカ ラングが美しくも、不気味な女性を演じている横で、とんでもないようなグロテスクな女性を平然と、と言うより、愉快そうに演じているのです。最近ではヒゲが生えた女性を嬉々として演じていました。キャシーならではの、異常性を見せての挑戦なのでしょう。
「私はテネシー州という南部の厳格な家に育ちました。女優になると言っただけで家族がショックを受けてましたが、それからの私が演じた変わった役を眺めては、ため息ばかりついていましたね。初めて演技クラスに出席した時、花柄のシャツの男性やら、体のあちこちにピアースをした女性などを見て、私は参加するのはこういう人々の集まりなのだ、と覚悟を決めました。私の格好は紺のスーツで、みんなにジロジロ見られたのもよく覚えています」
と楽しそうに思い出を語っていました。
91年から97年まで、俳優のトニー カンピーシと結婚していましたが、今は独身、変人、悪女、魔女、のような役を気兼ねなしに、大いに楽しみながら演じている様子が、小気味良いキャシーでした。
2002 「アバウト シュミット」 |
1990「ミザリー」ミステリー小説家はジェイムス カーンが演じていました。 |
2016「バッド サンタ 2」右は息子役のビリー ボブ ソーントン |
テレビシリーズ「アメリカン ホラー ストーリー」のポスター |
1990「ミザリー」のポスター |
2014「アメリカン ホラー。。」で歌手のガガと共演。 |
「アメリカン ホラー ストーリー」の1役。 |
2016「バッド サンタ 2」で小人のトニー コックスと。 |
2016「バッド サンタ 2」左はビリー ボブ ソーントン。 |
1990「ミザリー」の有名な包丁シーン。 |
「アメリカン ホラー。。」ではおひげの女性の役まで演じてます。 |
1995「黙秘」台所のシーンが多いのです。 |
「アメリカン ホラー ストーリー」美しいアンジェラ バセット とおひげのキャシー。 |
1990「ミザリー」の有名なシーン。 |
1995「黙秘」のポスター、ジェニファー ジェイソン リーが娘役。 |
「アメリカン ホラー。。」でのおひげ女性のおめかし 場面 |
2011人気テレビシリーズ「ハリーズ ロウ」 |
2016「バッド サンタ 2」のおっかない母親役 |
1991−97 夫君のトニー カンピシと。 |
2016 一番最近の「バッド サンタ 2」でのショット。 |
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