ANTHONY HOPKINS 2019
ANTHONY HOPKINS 2019
2020年1月5日(日)に開催されるゴールデングローブ賞に「 ザ ツー ポープス」THE TWO POPES(19)でドイツ人のベネディクト BENEDICT
教皇を演じたアンソニー ホプキンズがノミネートされました。アルゼンチン人のフランシス FRANCIS 法王を演じたジョナサン プライス JONATHAN PRYCE と揃ってノミネート。
おめでとうございます。
調べてみたら今年から ローマ法王 ではなく、カトリック教会のしきたりを取り入れて ローマ教皇 と言う呼び名になったそうです。
老人二人の聖職者のドラマなど娯楽映画になるのだろうか、と誰しもが思うでしょうが、これがスリリングで始めから終わりまでスマートな会話やら歴史的ドラマが詰まった楽しいドラマなのです。
おまけにアンソニーとジョナサンはともにウエールズ生まれで、郷里の昔話やらお互いに功績のあるベテラン同士ゆえの余裕でわざとのライバル争いを演じたりして、その愛情がじわじわと底の方から漂っているのも画面から感じ取られるはず。
「コールシート(撮影用キャストのリスト)には主演のジョナサンの名前が最初に書いてあって私は2番目に位置しているから、ジョナサンをナンバーワンと私をナンバー2と呼び合っていた。
私にとってナンバー2と言うポジションは目新しく、クルーたちも私達の同志愛を感じて喜んで僕らのナンバー制を使っていたようだ」
と長年の大スターのアンソニーは、それほど有名ではないジョナサンに席を譲っていました。
ある日、英国システムの席順の会があって、もちろんサーの位を持つアンソニーが上となり
「ハッハハ、やっと私がナンバーワンになれたね!」
とふたりで大笑いしたそう。
映画の中でベネディクトが弾くピアノ演奏は全てアンソニー自身のもの。プロのピアニストとしても名高い彼の美しい演奏が見られます。
ベネディクトは形式を重んじ、古い歴史をのっとる法王なので華麗な服や飾り、繊細な仕立ての赤い靴などをまとっているのに対してフランシスは外見などにこだわらず、質素な服に身を包んで新しい風を吹き込んだ法王と、ふたりのコントラストもビジュアルに画面で見せています。
以前にベネディクトの衣装へのこだわりを書いた記事を読みましたが全てがイタリーのベストのお店で特別に誂えた帽子、ローブ、靴、宝石の数々なのだそう。
何はともあれ、ぜひ「ふたりの教皇」を騙されたと思ってご覧ください。
アンソニーは1937年12月31日にウェールズのマーガムに生まれました。まもなく82歳。
これまで30回近くインタヴューしてきましたが、かなり以前は自分のことなど話すほど詰まらないことはないとブスッとして「役作りなど脚本を読むだけで充分、余計なリサーチなどする必要なしなど」と木で鼻をくくったような返答ばかりしていましたが、再婚してから、ぐんと人当たりが柔らかくなって、繰り返して同じことを答えるインタヴューなどにもそれなりに興味を示すようになりました。
長いことある中だったのもご機嫌の優れない理由だったでしょうし。
もっともっとツーショットがあるのですが、このラップトップにはこれだけしかファイルされてませんでした。
2020年1月5日(日)に開催されるゴールデングローブ賞に「 ザ ツー ポープス」THE TWO POPES(19)でドイツ人のベネディクト BENEDICT
教皇を演じたアンソニー ホプキンズがノミネートされました。アルゼンチン人のフランシス FRANCIS 法王を演じたジョナサン プライス JONATHAN PRYCE と揃ってノミネート。
おめでとうございます。
調べてみたら今年から ローマ法王 ではなく、カトリック教会のしきたりを取り入れて ローマ教皇 と言う呼び名になったそうです。
2019 THE TWO POPES |
老人二人の聖職者のドラマなど娯楽映画になるのだろうか、と誰しもが思うでしょうが、これがスリリングで始めから終わりまでスマートな会話やら歴史的ドラマが詰まった楽しいドラマなのです。
おまけにアンソニーとジョナサンはともにウエールズ生まれで、郷里の昔話やらお互いに功績のあるベテラン同士ゆえの余裕でわざとのライバル争いを演じたりして、その愛情がじわじわと底の方から漂っているのも画面から感じ取られるはず。
「コールシート(撮影用キャストのリスト)には主演のジョナサンの名前が最初に書いてあって私は2番目に位置しているから、ジョナサンをナンバーワンと私をナンバー2と呼び合っていた。
私にとってナンバー2と言うポジションは目新しく、クルーたちも私達の同志愛を感じて喜んで僕らのナンバー制を使っていたようだ」
と長年の大スターのアンソニーは、それほど有名ではないジョナサンに席を譲っていました。
ある日、英国システムの席順の会があって、もちろんサーの位を持つアンソニーが上となり
「ハッハハ、やっと私がナンバーワンになれたね!」
とふたりで大笑いしたそう。
映画の中でベネディクトが弾くピアノ演奏は全てアンソニー自身のもの。プロのピアニストとしても名高い彼の美しい演奏が見られます。
ベネディクトは形式を重んじ、古い歴史をのっとる法王なので華麗な服や飾り、繊細な仕立ての赤い靴などをまとっているのに対してフランシスは外見などにこだわらず、質素な服に身を包んで新しい風を吹き込んだ法王と、ふたりのコントラストもビジュアルに画面で見せています。
以前にベネディクトの衣装へのこだわりを書いた記事を読みましたが全てがイタリーのベストのお店で特別に誂えた帽子、ローブ、靴、宝石の数々なのだそう。
何はともあれ、ぜひ「ふたりの教皇」を騙されたと思ってご覧ください。
アンソニーは1937年12月31日にウェールズのマーガムに生まれました。まもなく82歳。
これまで30回近くインタヴューしてきましたが、かなり以前は自分のことなど話すほど詰まらないことはないとブスッとして「役作りなど脚本を読むだけで充分、余計なリサーチなどする必要なしなど」と木で鼻をくくったような返答ばかりしていましたが、再婚してから、ぐんと人当たりが柔らかくなって、繰り返して同じことを答えるインタヴューなどにもそれなりに興味を示すようになりました。
長いことある中だったのもご機嫌の優れない理由だったでしょうし。
もっともっとツーショットがあるのですが、このラップトップにはこれだけしかファイルされてませんでした。
2013「レッド2」 |
1992 「チャップリン」(92)リチャード アッテンボロー 監督と。 |
2019 ジョナサン プライス と アンソニー |
一緒にサッカー試合を応援しています。 |
豪華な服に靴に注目。 |
Comments
Post a Comment