HAMBURG DAY #4 REEPERBAHN & WHITE ASPARAGUS DINNER
5月11日(木)
朝のお散歩はまず、ハンブルグの中央駅付近に行って今夜の電車の状況把握と朝ごはんを探すことが目的でした。ここの中央駅も世界中のどこでも似たような建築、時計台と煉瓦の壁、格式を誇る大きさとデザインで遠くからもすぐに見つかります。駅前のショッピング地区に入って行くと同じようなブランドのお店がたくさん並んでいます。大きなデパートなどのショウ ウィンドウの一部がベニヤ板でカバーされていたりするのを見ると、ああここもコロナ禍の犠牲になってしまったのだなあと寂しくなります。パン屋さんで美味しそうなサンドウイッチと甘いパンを選んでホテルに戻ってお部屋のコーヒーメーカーでコーヒーを作って二人で簡単な朝食。
チェコのホテルと格段にレベルが違ってお値段も3倍近くですから、朝食もバカ高くて外で買って綺麗なお部屋で食べるのがワタクシたちのいつものやり方です。
昼間の行動はハンブルグ名物、赤線地帯のレーパーバーン REEPERBAHN 散策。ずっと前に来たことがありますがもう一度しっかりと見て回りました。セント パウリ ST.PAULI と言う地区にあって、午後の8時から朝の8時までが活躍の時間帯で昼間は閑散としています。ドイツで一番忙しいと言われる警察署の前でぱちり。素敵なお巡りさんが出て来ました。
誰もが写真を撮る女性の大股看板の前でしっかりと撮影したり、ビートルズがリバプール LIVERPOOL から出て初めての舞台出演をしたという劇場の跡に行ってその近くに「ビートル プラザ」BEATLE PLATZ と5人(当時は5人組だったのです)が演奏しているメタルで出来たアートを見たり、お土産屋を物色したりしているうちにお腹が空いてきたので、清潔で美味しそうな「マンワ」MAN WAH と言う中華レストランを見つけて入ります。
その日の特別ランチの一つが「アワビ」だったのでハンスが注文すると小さなお皿にたった一つのアワビが貝に入って出て来ました。いつものようにビールを飲んで、ワタクシが選んだ青菜炒めと焼きそばとワンタンスープを一緒に頂きます。味が柔らかで、働いている人たちは全員中国系で「当たり!」のお店でした。
最後に目をつけていたお土産屋さんでハンスは黒字にドクロが付いたTシャツとワタクシのために木綿の生地に「ハンブルグ」と書かれた軽いバッグを買って歩いてホテルへ。綺麗で広々とした公園が至るところにあって楽しいお散歩でした。
さてこの夜はハンスの旧友のグンター GUNTER の家での夕食に招待されていてハンブルグ中央駅から電車に乗って約30分の郊外に向かいます。切符を買うのもプラットフォームを探すのも一苦労、近くの人に質問してやっと探し当てる始末。シニアが公共機関を利用するのは難しく、ドイツ人のハンスが居ても勘違いやら、発売機でどうやって切符を買うか、などハードルが続きます。ワールトーフ WOHLTORF という駅で降りるとグンターが車で待ってました。
緑深い住宅地の真っ只中にある今は昔はジャーナリスト、今はPRの仕事をしているグンターとプロのクラシックギタリストのヘイケ HEIKE の家は最近ん改装をしたそうでモダーンで色々なテクノロジーが備えられています。まず、ヘイケご自慢のお庭のパテイオで二人がマデラで飲んだと言うペンチャ PENCHA で乾杯。3人がドイツ語で懐かしそうにおしゃべりしている間 ワタクシはお庭を観察。木から吊るしてあるボールのようなものは鳥の餌なのだそう。ペンチャの後はシャンパンを飲みながら室内へ入ってテーブルに付きます。
お次のドリンクはお猿さんのラベルの白ワイン。申年には中国人が買い漁ったと言ういわくつきのワインです。
グンターが大皿山盛りの白アスパラガスを運んできました。
付け合せのクリームチーズソース(ホランデースソース HOLLANDAISE SAUCE もどきでグンターの手作り)、そして、レモンハムやら色々な種類のハムにプロシュート、無くてはならないじゃがいも(オリーブオイルがかかっています)。アスパラはコンピューター仕掛けのお鍋で15分きっかり茹でたそう。
美味しくて、美味しくて、新鮮で、ほかほかで、ワタクシたちはお皿一杯のアスパラをおかわりして、約15本ぐらいは平らげたと思います。
壁際の豆電球が飾ってある大きなカクタスは、その昔、ヘイケが一夜泊めてあげた若者がお礼に持ってきた小さな鉢植えをここまで大きく育て上げたという微笑ましいエピソードが付いてます。
デザートは甘くて新鮮ないちごにグンター手作りのクリームとエッグノッグ EGGNOG とアイスクリームをかけてどうぞ、と勧められましたがエッグノッグはあまりにアルコールが強いのでもっぱらアイスクリームで頂きました。
ハンスはグンターが持ち出した食後酒、グラッパをグビグビ飲んでます。ちょっと帰りの電車での動きが心配です。
さてグンターの運転で駅に行って10時55分発の電車の切符を買う時にはグンターでさえ手こずっていました。二人だけだったら買えなかったでしょう。無賃乗車が見つかると70ユーロだかの罰金を課せられるそう。何ともユーザー アンフレンドリーな電車システムだとワタクシは憤慨しました。
ハンブルグは終着駅なので安心して座り、駅の階段もちょっとふらついていましたがハンスはしっかり上リも下がりも歩いて、駅の外の浮浪者などがたむろっている地区を何とか足早に?通り抜け、無事にホテルに到着。
かなり活動的な一日となりました。
何もかも近くて便利、でもスペースが限られているアパートと郊外の一軒家とどちらが良いかなあ、などと考えてしまう友人たちの住宅比較、年をとってくるとやはり便利な方が良いかなと二人で合意したのでした。
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有名な赤線地帯の中でも評判の看板 |
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ハンブルグ中央駅 表玄関と裏がほとんど同じデザインです。 |
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ドイツで一番忙しいと言われる警察署。素敵なお巡りさんが出て来たのでパシャ。 |
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レーパーバーンのお店。 |
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グンターとヘイケのお家のお庭 |
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ホランデーズソース風チーズソースをかけた白アスパラ、ポテト、レモンハム |
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デザート。いちごとクリームとエッグノッグ、背景はグンター。 |
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ここでビートルズがリバプールから出て初めて演奏した場所。記念碑。 |
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グンターのお庭のテラス。ハイケ と。 |
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何とも目立つ看板です。リッツ RITZE とはスリットの意味。 |
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レーパーバーン警察署の前で。 |
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レーパーバーンにある美味しい中華レストラン「マンワ」 |
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仲良し、グンターとハンス。 |
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待ちに待った白アスパラ!!!太さと大きさ! |
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レーパーバーンの劇場。 |
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白アスパラのクローズアップ とハンス。 |
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もう1枚。 |
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おサルが付いたワインを見せるグンター。 |
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レーパーバーンから歩いて帰る時。 |
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昼間なので人気がないのです。 |
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ハンスが立つと隙間が無くなります。 |
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プロのクラシックギタリストのヘイケと。 |
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赤線地帯のお店の前で。 |
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グンター、ワタクシ、ハンス |
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サボテンが左に見えます。 |
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レーパーバーンのお店でTシャツを買っているハンス |
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セルフィー。グンター、ヘイケ、ワタクシ、ハンスとサボテン。 |
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このハムの量! 白アスパラは2回お代わり。 |
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ヘイケご自慢のお庭 |
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騒がしいセックスショップ |
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レーパーバーンの中華料理屋「マンワ」 |
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ハンストヘイケ |
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新装なったお台所とダイニングがご自慢のヘイケ。 |
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お猿ラベルのワイン |
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中華レストランでアワビ1個を食べるハンス。 |
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中華料理屋で青菜と焼きそば。 |
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グンターご自慢のテラス。 |
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ハンブルグ警察署の前で。 |
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後ろの木にボールがぶる下がっていますが、これが鳥の餌。 |
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警察署の前。 |
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