ROSE BYRNE

ROSE   BYRNE


ローズ バーンはいつも寂しげで,メランコリックな美女です。「トロイ」(04)でブラッド ピットとラブシーンを演じたり,「ウイッカー パーク」(04)でジョッシュ ハートネットに近ずく謎の女性を演じたり、と陰があるキャラクターを続けていたので,てっきりアメリカ人かと思っていたら,何とオーストラリア生まれでした。ダウンアンダー生まれは何かと陽気で,戸外スポーツに秀でている,肩幅が広い水泳選手型日焼けタイプがたくさんいますし。それに比べてローズは,殆ど英国の白い薔薇のような,真っ白な肌の弱々しいタイプなものですから。

初めから,オーストラリア出身と誇り高く自己紹介する俳優が多いい今ですが,少し前までは,訛りも出さないように,他のアメリカ人俳優と比べても全く変わらないスタート地点を備えている外人がかなりいました。
少し前に紹介した英国人のジョン マホニーとか,豪州生まれのアンソニー パグリアなどなど。

1979年7月24日にシドニーの郊外,バルメインにマーケットリサーチャーの父親と学校総務部に勤務の母親のもと,4人兄妹の末っ子として生まれたローズは,15歳の時に「スター ウオーズ エピソード1」(99)にナタリー ポートマンの侍女の役で映画初出演、シドニーの演劇学校で学び舞台やオーストラリアの映画に出た後,米国に移ります。一度はロンドンに行って「アイ キャプチャード ザ キャッスル」(03)に出て,演技力を買われ,「トロイ」では,主役のヘレンの役を演じそうになりましたが,ウルフガング ペーターセン監督は,より複雑なブリセイと言う女性の役に起用し,ドイツ人のダイアン クルーガーが一世を風靡した美貌のヘレンの役を手がけたのです。

人気テレビシリーズ「ダメージ」(07−)で権力を誇るグレン クローズのベテラン弁護士に挑戦する若き弁護士役で凄味があるところもちらりと見せ,今ではお茶の間のスターの座に。

「オーストラリア人は根っからの遊牧民だから、俳優達も気楽に外国で試してみるのです。でも俳優は自由業の中でも最も厳しいと思うようになりました。ライターは売れなくても書き続けるし,ミュージシャンも同様に自分の音楽を創作してチャンスを待てるでしょう。でも俳優は他の人に選ばれてやっと仕事にありつける。だからとっても鬱になることがあるのよ。
私が貰う役はスカーレット ジョハンセンやキーラ ナイトリーが断った役がずっと回り回って,たどり着いたもの。それでもオーデイシヨンで負けてしまう。
おまけにロスアンジェルスの若さが一番と言うオブセッシヨンの圧力も大きいし。50歳,60歳になっても自然に役を演じられる環境が欲しいのだけれど。そう言う状況だから,ブルーになる日が多いいのも無理はないでしょう」

「トロイ」ブラッド ピットとのベッドシーン
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2013 12月 ボビー カナヴェールと。
と現実を語る楚々としたローズは2012年からボビー カナヴェール(「ブルー ジャスミン」(13)でケート ブランシェットの妹の恋人役をしたイタリー系の俳優)
2009「ダメージ」 もっとツーショットはたくさんあるのですが,探す時間がありません。又今度に。




と交際をはじめ,ふたりは目下熱々で先日も故郷のシドニーでふたりがニユーイヤーの休日を楽しんでいると言うニユースがありました。

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