HENRY CAVILL 2015

HENRY   CAVILL     2015

「マン オブ ステイール」(13)のスーパーマン役で一躍有名になったヘンリー カヴィルが今年は「ザ マン フロム アンクル」(15)(60年代後半のテレビシリーズ
邦題「ナポレオン ソロ」)の主役、ナポレオン ソロを熱演しています。オリジナルのテレビではロバート ヴォーンがかなりふざけ半分で、プレイボーイのスパイを好演していましたがヘンリーのナポレオンは、やけに固く(体つきもいつもがっちりと固いのです),来ているスーツだけは上等で着こなしもよろしいのですが、面白みに欠けて残念でした。

少し前に書いた様に相手役のイリヤ クリヤキンはハンサム,長身のアーミー ハマーが演じているのですが、彼もヘンリーとのケミストリーを共有出来ないようで、残念ながらちぐはぐなコンビとなってしまってます。

ヘンリーは1983年5月5日の端午の節句の日に英国はチャンネル諸島のジャージーに生まれ、父親は株の仲買人でした。全寮制の学校に送られ、ここで「真夏の夜の夢」などの舞台に出てすっかり演技熱に取り憑かれ、17歳の時にスカウトされます。
評判だったテレビシリーズ「 ザ チュードーズ」( THE  TUDORS )(07)にチャールズ ブランドン公の役で人気を博しエミー賞を受賞したばかりか「最も素敵な公爵」と言うタイトルまで得たのでした。
そして2011年に次のスーパーマンの役を獲得,初めてのアメリカ人ではない俳優がこの役を演じることになったのです。

以来ヘンリーは心無しか肩をいからせ、不必要に突っ張って、四角い体をスレンダーに見せようと斜めに構えてカメラの前に立つと言う習慣を維持していて、それが何とも堅苦しく見えるのです。
演じる役が筋肉の固まりのようなのもヘンリーの意識過剰のスタンスの原因かもしれませんが、わたくしとのツーショットをご覧になるといかに肩ひじ張っているか,よくお分かりになると思います。

ちなみにヘンリーは6代目007ボンド役のオーデイションで最後まで残ったそうですが若すぎると言う理由で駄目だったそうですし(ご存知、ダニエル クレイグが当選)「トワイライト」シリーズのエドワード カレン役でも良いところまで言ったそうですがこちらは年齢が上すぎると言う理由で落選(ご存知、ロバート パッテインソンが獲得)、しかしスーパーマンの役が決まりと運命の面白さを感じるではありませんか。

質問には生真面目に、懸命に答えるので、ユーモアもウイットも余り無く、体育部の優等生のようです。

筋肉むきむき肉体利用でなく、演技力とパーソナリテイーを活かした役を熱演すればもっとしなやかな動きが見れると思います。当分はスーパーボデイーを活かした役が続きそうですが。
2015 「 THE MAN FROM U.N.C.L.E.」


2013 「マン オブ ステイール」

2015  アーミー ハマーとふざけて。
2011「インモータルズ」
2016「バットマン V スーパーマン」
2015「ザ マン フロム アンクル」アーミー ハマーと。
2015「ザ マン フロム アンクル」気取ってます。
2015「ザ マン フロム アンクル」右がアーミー ハマー。
2011 「インモータルズ」

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