DEBBIE    REYNOLDS




実はデビー レイノルズ とか サリー フィールドと言った隣のお姉さん、庶民派女優は苦手なのです。銀幕に冷たい美女 とか 手の届かないような気高い女性
とか 身震いするような性的魅力を放つグラマーとか 変人 奇人 タイプが出てくると入場料を払う価値があると思うのです。


ローレン バコール とか グレース ケリー とか マリリン モンロー とかオードリー ヘップバーンとか キャサリン ヘップバーン とか
樹木希林みたいな女優達が良いですねー。




LAS VEGAS 1990年頃
既に60歳近くなってのデビーにラスヴェガスで会ったのですが はいやはや 口八丁 手八丁のスタミナ 満タンで 人の前では本能的にパーフォーマンスをしなくてはいられない と言うタイプでした。


彼女がオーナーだと言うカジノの中の小さな劇場で ワン ウーマン ショウをしていたのですが 昔の映画のフッテージや有名な場面を取り入れて その前でめまぐるしく しゃべったり 歌ったり軽く踊ったりして 私めにはちょっとセンチメンタル ジャーニーすぎました。


その後インタヴユーとなったのですが ショウのままの高揚状態で 聞かれない事を 勝手に 艶めかしい仕草で話し続けていました。


“今までで一番苦労したのは 「雨に唄えば「(52)と出産かしら!”
“ 今の映画にはとても出られないわ. だって服を脱がないと駄目なのだから!”




「奥様は芳紀17歳」(54)なんてとびきり可愛かったし 「艦隊は踊る」(55)のダンスも最高! 昔はミュージカルが大好きでほとんどのミュージカルを見てますが デビーはぴちぴちして 跳ね回る若さが見ものでした。


シド シャリースやケイ ケンドールの美しくてセクシーな歌と踊りに胸をときめかせていた私めには デビーはちとチアガール風張り切り娘でした。




アルバート ブルックスが監督 脚本 主演した 「マザー」(95)で再び彼女
会見。もちろんブルックスの母親を演じて この時は既にラスヴェガスの舞台には出ていませんでした。


[MOTHER] 1996  ALBERT BROOKS,  DEBBIE REYNOLDS
“ 少し盛りを過ぎたご婦人用のエキササイズ ヴィデオを作ったのよ。タイトルは 「WOMEN OF A CERTAIN AGE」と言います。”


とはしゃいでいました。


若い頃から 映画蒐集狂で 4000着の映画衣装 や道具( その中にはジョン ウェインの銃、モンローが「7年目の浮気」で来た地下鉄ドレス、など貴重なものがどっさりとか)、3000枚のポスター (自分で車を運転してスターの家まで行ってサインをもらったそうな)などを念願かなって ハリウッドの博物館に陳列するセレモニーがつい昨年ありました。


2011
COLLECTION
最初の夫のエデイー フィシャーは親友のエリザベス テイラーに盗られ 2番目の夫は博打狂で破産、娘(キャリー フィシャー、後の「スターワーズ」のレイア姫)はドラッグ問題を連発 と不運に見舞われても 「不沈のモリー ブラウン」(64)さながら 現在80歳 今だに現役で張り切っています。
2011

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