BUENOS AIRES * EVITA

BUENOS   AIRES     EVITA


エヴァ ペロンのお墓に行きました。映画祭のメーン映画館の近く,瀟洒な街のリコレッタの教会の隣にセメンテリオ デ ラ レコレッタと言うアルゼンチンの知名人,偉人が眠っている豪華な墓地です。1822年に著名なフランス人の建築家が建てたと門の上には「平和なる永眠を」と言った言葉があり,中に入るとロココ風と言うのか,過剰装飾の彫刻や石碑が約3メートルぐらいの高さで立ち並び,細い道が四方八方に広がってジャック ニコルソン主演の「シャイニング」(80)に出て来る迷路(メイズ)のようで、迷子になりそう。
最初に行った時は雨も降っていて,エヴィータのお墓を探す余裕が無かったのですが,2度目に埋没者の名簿を見て,ペロンが無いのに気がつくと、地元の人がドワーテと言う名前ですよ、と教えてくれました。不思議ですね。これは彼女の婚前の姓で,どうしてそうなったのかは時間がある時に調べましょう。
人だかりがしていて,すぐに分かりました。それほど豪華でもなく,質素でもないお墓には赤い薔薇の花が差してあり、彼女の顔が彫られています。

エヴィータとは全く無関係ですが、




アルゼンンチンの有名なヘビー級ボクサー,ルイス アンジェル ファーポ, Luis Angel Firpo のお墓と像


ファーポは1923年にジャック デンプシーをもう少しの所でノックアウトしたとか。


エヴィータのお墓 ドワーテ家とあります。



わんちゃんの鼻の先に注目!

近くに美しい貴婦人と可愛い犬の像があって,この犬の鼻にみんなが触るのでしょう,剥げて、てかてかしてました。
それから重量級のチャンピオン ボクサー,ルイス エンジェル ファーポ ( Louis  Angel  Firpo )のお墓と像も人気があるようです。1923年にボクシングの王者ジャック デンプシーを負かしそうになったそう。


数日後にエヴィータ博物館へ。大学や緑濃い研究所などがあるパレルモと言う地区にあり,ミューゼオ エヴィータと小さな看板がかかっている目に付きにくい,控え目な建物でした。貴族の為に建てられた館を女性のシェルター兼孤児院としてエヴィータが提供したそうです。
彼女の豪華なドレスや当時のニユースフィルム,肖像画などが展示され,孤児用の大きな寝室に小さなベッドが20列ぐらいで並んでいる部屋は,映画に出て来るもろもろの孤児院達の光景を連想させてくれました。悪戯盛りの子供たちが深夜に悪さをしているとミンチン先生に代表される厳しいオールドミスの教師がヒステリックに叱り飛ばし,体罰など課すおなじみのシーンです。
たった33歳で死んでしまったエヴィータは世界中を飛び回って,元女優の技巧と美貌を武器に、国主たちを魅了しては、アルゼンチンの宣伝につくしました。彼女の国葬の写真やフィルムを見るとその人気の凄さが痛感されます。批判は色々ありますが,病に冒されても、美しく着飾って,国のシンボルとして、国民を安心させ、その威厳を保つ努力と責任感には,女性として感じ入るものがあります。
エヴィータ博物館の応接間


エヴィータ博物館のパテイオ



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