JACQUELINE BISSET

JACQUELINE     BISSET


永遠にエレガントでデリケートで美しいジャクリーン ビセットが体当たり演技を見せてます。相手役はフランスの反逆児スターの帝王,ジェラール ドパルデュー、会話はほとんどフランス語です。

「ウエルカム トウー ニユーヨーク」(15)と言う題名は,皮肉を込めての逆の意味で、2007年から2011年までIMF会長を勤め,ハウスキーパーに性的悪戯をはたらき,逮捕されたフランス人のドミニク ストラウス カーンをモデルにしたドラマです。彼の豪勢な暮らしぶりと傲慢な態度,酒池肉林の退廃的な生活、次はフランスの大統領の座が待っていると言う権力の持ち主の犯罪はヨーロッパとアメリカをスキャンダルの嵐に巻き込みました。カーンはユダヤ系で最もパワフルなユダヤ人と言うタイトルも持ってます。

映画では名前を変えてますが何処から何処までもカーンの話でドパルデューが彼を演じ,夫の地位を死守するこれ又権力的でフランス社交界の驕慢なマダムの妻をジャクリーンが大熱演したのです。

1944年9月13日 英国はサリー州生まれ,父親は医師, 母親はフランス人で元弁護士と言う知的な家庭に育ちました。フランス語に磨きをかける為にジャクリーンはロンドンのフランス語学校に通い,バレーのレッスンにも励むという社交界の令嬢としての教育を受けましたが、演劇に興味が湧き,その美貌でモデルから女優に。

「ザ デープ」(77)で彼女が濡れたTシャツを着て,胸が透けていたため、「ウエット Tシャツ」が流行語となって、セックスシンボルになったり,「ブリット」(68)では、ステイーヴ マックイーンと共演,などなどハリウッド映画にヨーロッパの香りを運ぶ美人女優として人気を得ました。
ロシアのダンサー,アレキザンダー ゴデユノフ等の芸術家たちとの恋愛を重ねて居ますが
「彼ら全員とほとんど結婚生活をした気分だけれど,それでも、結局閉所恐怖症みたいになって、自由な空気が吸いたくて駕篭の外に出たくなってしまうの」
と正直な告白をしています。

ジャクリーンとは3回程会見していますが,いつも繊細で,傷つきやすそうなデリケートな外見の下に、したたかにタフなパーソナリテイーと言う複雑な人となりが感じられました。ツーショットも数枚あるのですが今は見つかりません。1枚見つかりました!(5月17日 添付)

それにしても、71歳になろうとする彼女の仕事に対する欲望と相も変わらずセクシーで,スリムで、臈長けた姿には感心するばかりです。
2015 5月  WELCOME TO NEW YORK の会見での艶やかな姿




1977「ザ デイープ」ニック ノルテと。

2013テレビドラマ「ダンシング オン エッジ」でゴールデングローブ受賞


1968「ブリット」ステイーヴ マックイーンと

2015「ウエルカム トウー ニユーヨーク」のジェラール ドパルデュー
実物のドミニック ストラウスーカーン

2015「ウエルカム トウ ニユーヨーク」でジェラール ドパルデューと。
1999   JOAN OF ARC ( TV MOVIE )  「ジャンヌ ダーク」

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