AL PACINO 2015

AL   PACINO

ゴールデングローブ賞ミュージカル喜劇映画部門の主演賞にノミネートされたアル パチーノ。作品は「ダニー コリンズ」(15)と言う彼がロートル ロック歌手(!)の役を何時ものようにかなりの過剰熱演してのご褒美となりました。ある日マネージャー(クリストファー プラマー)が見つけた40年前のジョン レノンからアルに宛てた手紙を見つけて感動。それ迄の自堕落な生活を止め、家族を求め,信義の人となるべく,新しい生活に前進すると言うシニアの励みにもなるドラマです。
爽やかな中年美女のアネット ベニングにアプローチしたものの,アルのロック歌手と言う状況ではあまり上手くいきません。そう言うリアリテイーをアルは微妙に、上手に演じています。

会見では相変わらず、舞台に立っているように大声で、大げさなジェスチュアで演説調に話します。
2014 「ザ ハンブリング」身長を高く見せる髪型に注目!
2015「ダニー コリンズ」
2011年TV「ジャックとジル」でゴールデングローブ賞
2015「ダニー コリンズ」のロック歌手の扮装
ダニー コリンズがアネット ベニング(左)の前でパーフォーマンス
これがロバート デニーロとの絶対的な違いで,蚊の様な声で囁くか、ウームーと言う反応しか言わないインタヴューアー泣かせのデニーロと,1日中 アル パチーノを演じている様なアル。役を得るとふたりとも巧妙な演技力を発揮しますが、普段の時のコントラストが面白いですね。

1940年4月25日 ニユーヨークのブロンクスに生まれましたからもう75歳!
究極のメソッド演技役者(役になり切って、実生活でも役のままだったりする技巧)として知られていますが、繰り返して言いましょう、普段はアル パチーノを熱演しているとしか思えません。
ハリウッドでも珍しいムキズの独身(ダイアン キートンや色々な女優たちとのロマンスもありますし、子供もいますが)と言うのも彼の役者いちばん、あとは全て後回しのような性格が少し覗けると思います。

キアヌ リーヴスとシャリーズ セロンが夫婦になる「デイアボロス」(97)で、激論を交わしては、大声で吠えまくっていた悪魔を演じた時のアルが何時も頭に浮かんでしまいます。アカデミー賞を受賞した「セント オブ ウーマン」(92)でも吠えていましたが。
1997「デイアボロス「
1997「デイアボロス」で共演したキアヌ リーヴスとシャリース セロン
登場すると独特の雰囲気で人々を高揚させるという特別なオーラはやはりアルならではの役者パワーと言えましょう。
1999  ANY GIVEN SUNDAY









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