JULIA ROBERTS 2015

December 01, 2015

JULIA ROBERTS 2015

相変わらず「アメリカの恋人」と言ったタイトルを付けられているジュリア　ロバーツ。４８歳にもなって自分でも，スウイートハートなんていい加減にして欲しいと言った様な雰囲気が漂い出してますが、実際の所、ずーっと昔からジュリアは、かなり白けた，愛嬌などまっぴらご免、と言う態度を見せて来てます。
新作「シークレット　イン　ゼア　アイズ」（１５）ではFBIの捜査官の役を全くのノーメイクで激演して、演技派の自信を見せて頑張っているのですが、会見では一応質問に答えるものの，本当は早くここを出て家に帰リたい、と言う義務感ばかり感じられました。ジュリア　ファンには申し訳ないのですが木で鼻を括った、と言う態度をよく見せます。

頭が冴えて物識りですから、スピードのある口調で，辛辣なジョークを飛ばすスマートな会話に長けてます。ジョージ　クルーニーやその仲間に好かれるのも「男っぽい会話」が好きだからでしょう。

「プリテイー　ウーマン」（９０）からもう２５年の４半世紀もプレイテイーなイメージに付きまとわれて、うんざりの気持も充分分かりますが例えばほぼ同年代のジュリアン　ムーアやケイト　ブランシェットの醸し出すエレガントで優雅な雰囲気に欠けているのはなぜなのでしょうか。

１００万ワットのスマイルはトム　クルーズにも共通していますがこれはどう考えても商売用でカメラを向けられると自然反射的に、ご自慢の真っ白な歯並びを見せてきらりと笑ってしまう、そしてそう言う自分の習慣が嫌になってしまうと言った繰り返しなのではと勝手に考えてしまいます。
人気商売は大変なのですから。
「今回の役は最初は男性用だったのよ。最近は女優が男性用の役をするようになってぐんと巾が広がって嬉しい事です。サンドラ　ブロックやジェニファー　ローレンスたちも積極的に男性用の役を拾っているようだし。共演のニコール　キッドマンは昔から知っているけれど，あらためて一緒に仕事をして彼女の美しさにノックアウトされてしまったわ」
自分の子供が死体になって解剖室に運ばれたとき、脚本ではビニールの手袋をはめたままだったのを、ここで手袋を脱いで素手で子供に触れる方が母親らしいし、インパクトもある、と監督に助言したりと映画のベテランのプロならではのアイデアに溢れているそう。
「これからのホリデー　シーズン，感謝祭からクリスマスと私はお料理が大好きだから、腕を鳴らしてはりきっているのよ」
と家庭的な面を強調してました。

１９６７年１０月２８日　ジョージア州のスミルナ生まれ、両親とも演劇塾を経営して演技コーチで，１日中裸足で走り回る様な自由奔放な家庭に育っています。兄上のエリックが俳優になった影響で女優を志し，皮肉な事に妹の方が遥かに成功し、兄妹仲が悪い事も有名です。
まもなく親友のジョージ　クルーニーと共演の「マネー　モンスター」（１６）が公開される他、母の日の光景を描いた「マザース　デイ」などなど相変わらず出演作が目白押しのポピュラーなスターとして活躍中。

最近は黒ぶちの眼鏡を外しませんが、以前はしっかりカメラサービスをしていました。ツーショットと来たらざくざくあるのですが，さてどこにファイルされている事か、整理をする時間が無いと自己弁護をしつつ失礼致します。