FRANKFURT DAY 1

 FRANKFURT   DAY  1


9月10日(土)

ブリュッセル発11時20分のルフトハンザ LUFTHANSA 1009便でフランクフルトへ。

朝のタクシーの運転手は良心的で丁寧で、料金も行きのおしゃべり運ちゃんの3分の2ぐらいでした。

ブリュッセルの空港は大都市にしては規模が小さくて、ターミナルは一つだけ、航空会社のカウンター案内などもはっきりしていませんでしたがようやくルフトハンザのゲートに到着、ラウンジを探してもなかなか見つからず、お腹が空いていたのでまずは暖かいパンプキン スープを飲んで、ハンスはホテルから持ってきたデイニッシュをぱくぱく。落ち着いてからラウンジが見つかり、ハンスはカードをお財布と一緒に盗まれたのでワタクシ一人入って、めぼしいものを食べ、ハンスのためにコーヒーを持ち出します。

機内では支給されたチーズサンドウイッチを食べましたが、これが結構美味しくてさすがヨーロッパの航空会社のパンの味はアメリカのもさもさパンとは大違い。

さて巨大なフランクフルト空港でデイートリッヒ DIETRICH に会うのが最初から心配でしたが、指定されたエイトリアム ATORIUM のスクエアがなかなか見つからず、結局2時間も待たせてしまい、殆ど諦めて帰りかけた二人に遭遇。80歳どうし、小学校の親友たちはテクノに弱く、空港でテキストとかメールとかの交信が出来なくて、結局こういう無駄な心配とエネルギーを使ってしまうのでした。ワタクシは駆けずり回って携帯の手伝いをする余裕がなかったのです。奥方のエリカ ERIKA はドイツ人の典型の一つ、いつも無表情な女性ですが(よく気がつく良い人柄なのですが笑顔、愛想を突き放しているタイプ)、この日はさらにブスッとして黙々と駐車場に向かいます。

デイートリッヒのアルファロメオ ALFAROMEO に乗ってまずはウィスバーデン WIESBADEN のホテルへ。同じくマリオット ホテルですがずっと小規模で5階の教会が見える部屋にチェックイン。

ハンスが昼寝をしている間に近所を散策したのですが、郊外で安衣料専門のつまらないお店やら閉まっているファストフード、ガソリンスタンドがあるぐらい、後は見渡す限り畑です。お腹が空いているのでケバブ KEBAB のお店に入って注文しようとしたらキャッシュオンリーと言われ、がっかり。

ハンスのバッグにユーロダラーが入っていたので、それはな無くなり、ワタクシが持っていた最小限の現金は緊急時、イマージェンシーに備えて使いたくなかったのです。

ホテルのロビーにある売店で、スパークリングワインの小瓶、ビール、スープのもと、ポテトチップなどを買ってお部屋で、二人でモゴモゴと食べて空腹をしのぎます。

6時(だったと思います)にお迎えがきてまずはデイートリッヒの自宅に。以前何回か来て、泊まったこともある懐かしいおうちは飾りや家具が当時のまま、時間が止まったようにひっそりとしていました。シャンパンで乾杯、70年以上前からの付き合いの二人は嬉しそうにおしゃべり、ワタクシはお庭を見たりエリカに、お腹が空いている時アルコールを飲むのはちょっと良くないのでパンをねだったり。

歩いて近くにある、ここらで一番古いフランクフルター ホフ FRANKFURTER HOFF と言うレストランへ行きました。ローカルの人々で賑やかで、温かいお料理の美味しそうな匂いに満ちています。ドイツのレストランの慣習の一つがスタンテイッシュ STAMMTISCH  と言われる中央にある大きなテーブルでここは「おなじみのお客様、オーナーの友人」が座る特別席で、既に数人の人々が楽しそうに飲んだり食べたりしています。

もちろんまずビール、それからハンスは特製のシュニツエル、SCHNITZEL ワタクシはオニオンが乗ったシュニツエルを頼みました。ドイツの美味しい焼きポテトが盛られています。

デイートリッヒたちは典型的ドイツ人のお皿、タルタルステーキ TARTAR STEAK、ブラッドソーセージ BLOOD SAUSAGE、フライスサラダ FLEISCH SALAT,、レバーケース LEBERKAES、レバーワースト LEVERWURST 、ハンドカセー HANDKAESE

などなどが盛られたお皿を共有して食べてました。

お腹がいっぱいになって、何かデザートを食べた記憶があります。食後ハンスたちがしばらくお店の人たちと談笑していることは鮮明に覚えています。

約20分ほどの道のりを歩いてホテルまで帰ることに。途中で雨が振り始めてしっかり者のエリカが傘を貸してくれて、英語があまりしゃべれない彼女と限られた単語を行使して何とか会話を交わしたり、食後の運動にぴったりのお散歩となりました。

デイートリッヒは数回の大手術後に血栓症 THROMBOSIS を患い、既に何回か発作を起こして、これ以上起きると命に関わるそうで「散歩」が特に重要な日課なのです。エリカもガンの手術をして、二人共注意深く、ゆっくりと食べて、動く静かな生活を送っています。



全員全て完食!




絶対にカメラを見ないエリカです。

自宅でエリカがシャンパンを注いでいます。

エリカと乾杯!




レストラン「フランクフルター ホフ」

玄関で。





紺を基調としたインテリア、壁の絵画、全て以前のまま。


小学校以来の親友同士。

ドイツの典型的コールド料理


何台目かのアルファロメオ

ワタクシたちのお皿。

空港の駐車場で。


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