BRUSSELS DAY 2 ATOMIUM

 BRUSSELS  DAY  2  ATOMIUM 


9月3日(土)

最初の朝のお散歩はまず、ホテルの周辺を偵察がお決まりです。ホテルの横の道を一直線に進んで、市内を通る運河を見に行ったのですが何と、みすぼらしいドブ川のようでがっかり。橋を越えてしばらく行くと大都市つきもののスラム街に突入し、イスラム系の人々の家やお店がゴタゴタと並んでいてかなり不安定な雰囲気なので早々に退散。外国への旅行を繰り返していると「ちょっとやばい」地域が本能的に感じられるようになります。別に身に危険はなくとも「君子危うきに近寄らず」の教訓を守るのがシニアの女性の常識でしょう。若い時は「何でも見てやろう」精神で突発的行為が出来ましたが。

帰りに違う道を通ってちょっと古くてきれいな教会を見つけたので写真をパチリ。後で名前を調べようとか思うものの旅行中は気が急いてそういう調べ物をする余裕がなかなか湧きません。

朝食はおなじみのホテルのビュッフェです。常番のスモークサーモン、プロシュート、色々な種類のサラミやチーズ、ベイクド ビーンズ、ベイクド トマト、ハッシュポテト、スクランブルエッグ、ゆで卵、サラダ、シリアル、ナッツ、フルーツ、などの他にシェフが好きな卵料理を作ってくれるといういつものシステム。最初に数日間は何でも美味しくバクバクと色々お皿に取って頂きますが5日目頃には納豆、おみおつけ、ご飯が猛烈に恋しくなります。

この日は映画祭のヘッドクオーターに行って、記者の手続きを取らねばなりません。コンシェルジェ CONCIERGE に聞いて、ホテルの前の地下鉄の駅から3番の電車に乗るとまっすぐ目的地のアトミウム ATOMIUM があるヘイゼル HEYZEL に行けると聞いて雨の予報があったので雨支度を整え、いざ、地下鉄の駅へ。

まず券売機で難儀、お掃除のお兄さんに教えてもらって何とか切符を買ってホームへ降りると隣のホームがレール伝いに行けるという不思議な設計でした。

「プロムナード」PROMNADE という駅が終点でここから徒歩15分と言われましたが、辺鄙な駅で改札口もなく、古い木造の橋を渡らないと道路にたどり着けません。高所恐怖症が歳と共に酷くなってきたワタクシにとってこう言う下が透けて見えるような橋はホラーの極限でやっとのことで渡りました。

ハンスはハンスで階段の上り下りが難しくなっているのでシニアにとってはとんだ災難。

しばらく歩いていると遠方にあの科学のシンボルのようなアトミウムが見えてきて一安心、若いカップルに二人の写真を撮ってくださいと頼んだらドイツ人で、ハンスはしばし歓談、しかしアトミウムにたどり着いても映画祭の本部があるパレ 10という建物が分かりません。キオスクの女性に聞いて遠くの方に屋上に彫刻が建っている大きなビルの方角へ向かいます。

1958年の万博の跡なので世界を象徴したエキシビション ビルの群れだと判断。その一つがパレ10, PALAIS 10で、入り口には赤い絨毯が敷かれているものの何となく奇怪な雰囲気が。

このブリュッセルズ エキスポ BRUSSELS EXPO については別のページで紹介しましょう。

映画祭本部で記者証をもらってパレ1000の内部を観察、「ファンタスティック」FANTASTIC 映画 (幻想的、非現実的、魔法などのジャンルの映画)が中心の映画祭らしく、おどろおどろしいデザインの巨大な展示物がホールにあります。ボランテイアの人々が信じられないほど、自分の任務以外のことを全く知らないと言う「微笑ましい」素人っぽさが覗けました。

外に出て、荘厳に建っているアールデコの圧倒的なサイズの建物を感心して眺めてから、もうあのプロムナード駅の橋は懲り懲りでしたから最寄りの「ヘイゼル」HEYZEL の駅から乗り換えで帰ることに。

慣れない地下鉄、異様な外見の万博跡の建物の数々に刺激を受けて、つまり疲れ果ててホテルの前にある「ル コック」LE COQ と言うバーでビールを飲み、部屋に戻ってからしばらくお昼寝です。

夕食はガイドブックで調べた「イカのグリル」があるレストランを目指したのですが道が狭くて、曲がりくねり、道路標識が10メートルごとに変わるような古い欧州の城下町?なので、見つからず、「ラグビーマン」AU RUGBY MANというシーフードのレストランに入りました。観光客を相手にすることに手慣れたウェイターがテーブルをセッテイングしてくれて、後ろを見ると池があって、結構ロマンティックなのです。椅子を後ろに動かすと池に落ちそうなスリルも加わってこれぞ観光の醍醐味です。

ワタクシは名物の舌平目のムニエル SOLE MEUNIERE  、ハンスはロブスター LOBSTER のセットメニューを選んで、とびきり美味しくいただき、白ワインを2本も飲んでしまいました。

ホテルからかなり遠くまで来たと思ったらぐるぐる回っていたのでしょう、たった3分でホテルに到着。

内容が詰まった二日目となりました。


ドイツ人の若者が撮ってくれました。

映画祭のホールに鎮座している怪物。


映画祭本部のビルの前で。左に異様な外見のパレ5が見えます。

夕食で乾杯、後ろに池が!

「ラグビーマン」というレストランの前で自撮り。

やっとたどり着いたアトミアムの前で。

ロブスター、嬉しそうにエプロンを掛けたハンスの顔。

映画祭本部のビルの前。

アトミウムの下で。

前菜の生牡蠣。ちょっと数が少ないです。

ドイツ人若者が撮った変わったアングルショット

映画祭本部の前。

朝のお散歩で見た古い建物。

アトミウム。

映画祭ホールのモンスター

「プロムナード」駅の古い橋,ハンスが用心深く降りてきます。

映画祭のブラック カーペット

映画祭ホールで。

映画祭のブラック カーペット

レストラン「ラグビーマン」の前で満足のふたり

生牡蠣の写真をもう1枚

ホールのモンスター

万博の跡、パレ5

ホテルの前のバー「ルコック」

映画祭本部の前

やっと見えてきたアトミウム

アトミウムの下で。

パレ10の前で。左はパレ5


アールデコのデザインが凄いパレ5

パレ10の入り口

映画祭

パレ5の前で。


ワタクシが頂いたシタビラメのムニエル、美味しそうでしょう!

パレ5の前で。

アトミウムショットもう1枚

乾杯ショットもう1枚


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