SIGOURNEY    WEAVER




今のハリウッドでは珍しい貴族的な顔立ちといかにも東部のエスタブリッシュメント出身ならではのスポーテイーな長身の体型のシーゴニー ウィーヴァーはいつも知的で
すこしばかり危険な発言をする刺激的な波長を投げかけるスターです。


父親は3大ネットワークのひとつ NBCの創立者、母親は英国の女優でエリザベス イングルスと言ってヒッチコック監督の「三十九夜」(35)に出ていたそうな。と言う訳で シーゴニーの育ちはリッチで恵まれたものでした。


生まれた時に付けられた名前はスーザン アレキサンドラ ウィーヴァーでしたが 178センチと言う背の高さには不適当な名前だと自分で「華麗なる ギャッビー」からシーゴニーと言う名を見つけて改名したと言うのも彼女の生い立ちののびのびした自由さを物語つています。


名門私立校からスタンフォード大、さらにイェール大の演劇科に進むと言う秀才でもあって並の男性にとっては 近付きにくいタイプでもあります。


「危険な年」(82)で共演したメル ギブソンが彼女のことをこんな風に話してました。
“ロケの間僕は毎晩したたかに飲んで朝 よろよろと部屋から出るとホテルのプールでシーゴニーが五輪選手もどきの華麗なクロ−ルでしぶきをあげ すぐさま着替えて馬に乗って凄い速さで駈けて行く。ヨーロッパの貴族みたいにスポーツが生活の一部で 何と言うか身分の違いを目の当たりにしたね。”


もちろんこの二人は大いに気が合って (背の高さの差をいかに調節したかは ともかく)プライヴェートでも大の親友の仲になったとか。


シーゴニーには「エイリアン2」(86)から何度も会ってますが 少し受け口の口から  米国正統派の耳に快いアクセントで都会的なシャープなコメントがポンポンと出て来て 昔からこういう女性が大統領になったら と私めは思ってました。


2012 「ポリテイカル アニマルズ」のフィラデルフィア セット訪問から。
そしてとうとうテレビですがまもなく彼女が国務長官になる「ポリテイカル アニマルズ」がスタート。ヒラリー クリントンの才気と現在の職務、夫が大統領だったことが共通点と言うタイムリーなドラマです。タイトルは政治的動物、つまり 政治が飯より好きな人々と言う訳で ひねりが聞いた政治喜劇でシーゴニーも至極張り切ってました。


もっと昔の華麗な姿の彼女とのツーショットがたくさんあるのですが スキャンするのが大変でいつか時間がたっぷりある時にいたしましょう。
ちなみにセット訪問では スターとの写真は御法度なのですがこの時は特別で そう言う訳で私めはアヴェンジャーズ(でもらった)のジャンパーなどきているのです。このあとすぐ空港に行くこともあって。


今年の10月8日に63歳になるとはとても見えない美しさもシニアの誉れです。



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