TERENCE STAMP
大大好きな英国俳優、テレンス スタンプのことを今までこのブログに書いてなかったと7月22日の85歳のお誕生日に発見!!
「奴隷戦艦」(62)ー何という衝撃的な邦題、原題はもっとソフトな「ビリー バッド」BILLY BUDDで目を見張る美しさのテレンス!この若者を見つけた、あの老獪なピーター ユステイノフ PETER USTINOV がこの映画の主役にテレンスを抜擢、映画初出演、おまけにオスカー賞の候補に最初にして最後(まだ分かりませんが、今85歳で、企画予定がありませんし。。。)になったという話題を背負って生きています。
初めてテレンスを見たのはおそらく「ザ コレクター」THE COLLECTOR (65)でしょう。ハンサムな青年が若い女性たちを、「収集」して監禁して楽しむというサイコホラー映画でした。もちろんテレンスが不気味な影のある美青年を演じてます。
「遙か群衆を離れて」FAR FROM THE MADDENING CROWD (67)では、浅薄な美形陸軍士官の役、相手役は当時のアイドル、ジュリー クリスティー JULIE CHRISTIE で、この二人は私生活でも大いに目立ったロマンスを展開。
60年代はテレンスがマスコミに激しく登場した時代でクリスティーの他に、最もホットで人気があったスーパーモデル、ジーン シュリンプトン JEAN SHRIMPTON と華やかな交際を続けてました。毎日のようにタブロイドを賑わせていたそう。
彼女と別れてから、テレンスはしばらくインドに行ってバランスを取り戻したと言われています。
1938年7月22日 英国はロンドンのステプニー STEPNEY に、タグボート乗り、後に商船乗組員になった父親を持ち、5人姉弟の最年長に生まれ、少年時代に世にもハンサムなゲーリー クーパーの「ボー ジェスト」BEAU GESTE(39)を見て「僕もああ言うふうになりたい!」と俳優を志したとか。
ちなみに後になってテレンスは「僕の父は物凄いハンサムだった。僕らの誰よりも美青年で家族や、子供を持つ父親には向いてない男だった」と語っています。その流れを無意識にでしょう、テレンスは強く継いでいると言う印象を受けました。
演劇学校に通い、舞台に出演しているうちに冒頭に紹介したように「奴隷戦艦」の主役を得て、後はスピーデイーに映画スターの道を歩んでいます。
ショーン コネリー SEAN CONNERY がジェイムス ボンドを引退した時、時期ボンドのオファーが入り、制作者とのミーテイングでテレンスならではの「自分のボンドのアイデア」を語って、そのビジョンに制作側はビビったようでせっかくの役は失ってしまいました。彼がボンドを演じたらシャープな不良感が出て、面白いスパイになったに違いありません。
「洗練された悪漢」SOPHISTICATED VILLAIN
「ぶっきらぼうの沈黙のプロ」MASTER OF BROODING SILENCE
などと言うレッテルを貼られてヨーロッパのデカダンスを漂わせていたテレンスはオーストラリアでの撮影に行き、ここで薬屋で働いていたエリザベス オローク ELIZABETH O'ROURKE に出会います。
2002年、テレンスは64歳、彼女は29歳、薬科大学の学生だった彼女はマレーシア出身、5年間交際した後に結婚、6年後に離婚。
テレンスは「妻が去るのは我慢できるが自分の髪が抜けていくの事には我慢できない」
と自虐的でウイッティなコメントを吐いていました。
憧れのテレンスに3回程会いましたが、何事も見通すようなパワフルな眼力、バネのようにしなやかな体、表皮的な追従やら、お世辞やを本能的に見抜いて嫌悪する体質を覗かせて、こちらとしてはちょっと緊張してしまいますが、会えて良かった!運が良かった! とハッピーな後味を与えてくれたのでした。
最新のニュースでは人気映画「スーパーマン」SUPERMAN(78)での「ゾッド将軍」GENERAL ZOD の役を再び演じるかもと囁かれています。果たして役を引き受けるでしょうか? ちょっと疑問です。
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ハンサムで、シャープな眼光とルックス。 |
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年功の怖さも魅力のうち。 |
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不思議なスナップショット。 |
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なんとも嬉しそうなわたくし。 |
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この美しさ。 |
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ロンドンで絵になってます。ボンド役の雰囲気。 |
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どんな服を着ても服に食われない存在感。 |
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1965「奴隷戦艦」美貌の船員です。 |
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1965「奴隷戦艦」 |
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とびきりチャーミングでもあります。 |
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1994「プリシラ」女装です。 |
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1999「ザ ライミー」ルイス ガズマン と。 |
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1965 モニカ ヴィッテイー と。 |
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1967 |
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1994 |
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エリザベス オローク と。 |
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エリザベス と。 |
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ロンドンの目玉カップル、ジーン シュリンプトン と。 |
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1968「テオラマ」 |
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1968「テオラマ」 |
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1967「遙か群衆を離れて」ジュリー クリスティー と。 |
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ジーン シュリンプトン と。 |
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1994「プリシラ」ヒューゴー ウイーヴィング と。 |
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