GUSTAVE CAILLEBOTTE AT GETTY MUSEUM




GUSTAVE  CAILLEBOTTE  AT  GETTY MUSEUM


5月9日(金)

前回ロスに来たときから娘が行きたがっていたゲテイー美術館の「グスタフ カイユボッテ」の展示を観に行きました。

晴天の日、早めに行ったせいか、駐車場もシャトルもすぐに空きが見つかってスイスイと丘の上の建物に入って行くと目の前に大きなポスターが見えます。副題が「ペインティング メン」PAINTING MEN とあるように絵画の99%は男性がモデルで、既に新聞の記事などは「グスタヴはゲイではなかったのか!」と言った疑問が出ていました。

カイユボッテは1848年8月19日にフランスのパリに裕福なブルジョアの家に生まれ、最初は法律を目指して、弁護士の資格を取ったり、技師の技術を身に着けたりしましたが、結局好きな絵画の道を選び、同時代の印象派の画家たち、モネ、ルノワール、等が、たおやかな女性を多くモデルにした時に、彼は男性ばかり描いていたのです。

服を脱いでいる裸の男性の絵など、ダイナミックで画家の男性の体に対する憧憬、愛情が強く感じられます。

他の貧乏画家と違ってお金を稼ぐ必要がなかったカイユボッテは絵を売らずに、それどころか、困っている画家たちを助けたりするパトロン的な存在でした。

男性的な趣味が好きでボート、ヨット、庭園づくり、などにも精を出し、外出は男性の友人か、仲良しの弟のマーシャル MARTIAL とばかり、展覧会場を回って、最後の方になって、やっとソファの上の裸婦、と、彼のもとにずっと付き添っていた11歳年下で彼よりずっとロウワークラスのシャーロット バーシアー CHARLOTTE BERTHIER という女性と彼女の愛犬が少しだけ登場します。

自分の絵画が当時の人々にはスキャンダラスすりぐと知っていたカイユボッテは友人たちに自分の死後の絵画の扱い方などを指示し、1894年2月21日、ジェネヴィラース GENEVILLERS と言う街でたった45歳で亡くなりました。

巨大な財産は文化のため、同志たちのため、親族のため、シャーロットのため、などにしっかりと受け継がれたそうです。

ちなみに次の開催地はシカゴで、ここでは「男たちばかり描いた画家」という副題を取り除いたと記事にありました。





屋敷のベランダから通りを眺める友人の後ろ姿。私の唇が歪んでいます。



これがシャーロットと愛犬。

ダイナミックなお風呂の後の男性。


これは有名なパリの町の人々の絵。

愛犬、ポール。

写真を明るくしたら、何もかも薄くなってしまいました。



これもパワフルな男性の半裸姿。


湖畔の風景。男性の後ろ姿がお好きです。可愛いワンちゃん。

有名な男性が飛び込む図。

当時のお風呂場がよく分かります。









グスタフ。







自画像。



グスタフと愛犬。

右は弟のマーシャル。



有名な川の畔の風景。犬と男性




5月8日 投資家の説明会、司会はニール。ウッドランド ヒルズにて。娘を強引に同伴。

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