NEW YORK NOMO HOTEL FEB 11 2017

NEW YORK  NOMO HOTEL  FEB 11 2017

2月のニューヨークはまことに寒いです。雪が降っている時はそうでもなく、降る前、止んだ後に風が吹いてくるともうツンドラで、テレビのお天気ニュースも滑らないように、危険と警告を発しています。

前に初めて泊まるノモ ホテルは写真で見ると素晴らしいけれど、実際に泊まるとそうでもないかもしれないとホテルに関しては風雪を経た私の予想を書きましたが、やっぱり!
そうでした。入り口に並木が植えられた小道があったり、レストランは温室のようなデザインだったりの、洒落た工夫が見えますが、若いフロントは私のバスタッブがある部屋が欲しいというリクエストに木で鼻をくくったようにほとんどの部屋はシャワーだけ!と答え、「このおばさん、何を勘違いしているのだろう、ヒップでヤングな客のためのホテルなのを知らないのか!」と考えているのが明瞭に見て取れるのです。
すでにマトモなホテルトレーニングなど受けてないくせに生意気という怪しい状況です。部屋に入ると、その狭さと古い空調の騒がしい音、トイレや洗面所の使い勝手の悪さに気がつき、隣の音がびっくりするぐらい聞こえてくるのでした。

真っ白な壁、真っ白なベッドと狭い部屋を広げるデザインは清潔で嬉しい配慮、クッションの青と白のギリシャ色が天井にも使われていて、真っ青の天井は空をイメージしているようでした。

下に降りて、ローカルのオサレな若者に人気のレストランに行き、夕食は食べられるかと聞くと、これまた、生意気なホストが「予約は?」と聞くので「してないけれど、このホテルに泊まっているから」と答えるとすかさず「ま、2時間待ちだな」とニヒルに、威張って(それがクールだと思っている輩)、こちらは口をあんぐり、がっくり。
仕方がないのでルームサービスを頼むと、40分が1時間半に、その上サラダにエビが入ってなかったのを発見した時は時すでに遅し、すでに10ドル分取られているという悲劇に次ぐ悲劇です。
つまり、この手のブテイック ホテルは見せかけのクールさが重要で、ホテルとしての基本的サービスは無視なのです。ニューヨークのロウアー マンハッタン地区、このホテルがあるソーホーとかウオール街あたりの小さな、おしゃれなホテルはこの手が多いと知りつつも、スタジオのゲストなので黙って受け入れるしかありません。

会見はこのホテルから歩いて5分のクロスビー ストリート ホテルで行われます。こちらはぐんとレベルが高く、部屋の料金をネットで調べたら、ノモは約200ドル、クロスビーは、その3倍以上の約700ドルなのでした。

ちなみに ノモ ホテルは少し前まで、モンドリアン という名前だったという事実も発見しました。

その夜はヒーターの音と風の勢いがひどくて、高い位置にあるスイッチを止めるにはベッドの上に立たねばならないという面倒くささ、止めるとすぐに外の冷気がすぐに忍び込んでくるというまことに居心地の悪い繰り返しで、睡眠時間不足という結果となったのです。
2月11日ロスアンジェルス空港を出発した時の晴天。


2月11日。雪のニューヨークの空からの眺め。

ギリシャ色のクッション。部屋の中はこれだけ。

部屋の中にある小さな洗面所。

ハンスの部屋には一応小さな椅子が二つ。

私の部屋の下には恐ろしく古そうなエアコンデイションの機械が。

ハンスの部屋からの眺め。

寒そうな外の景色です。

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