KELLY MACDONALD 2017

KELLY   MACDONALD   2017

スコットランドの訛りがケリー マクドナルドのチャーミングなポイントになっているため、役がスコットランド人でなくとも監督たちは彼女に是非、あのアクセントでお願いしますと頼むほどなのですって。

新作「グッドバイ クリストファー ロビン」(17)ではあの「くまのプーさん」のモデルとなった少年、題名のクリストファーの乳母オリーヴの役を温かく、柔らかに好演しています。
父親は有名な詩人にして、戯曲家にして小説家のA。A。ミルン。
ALAN ALEXANDER MILNE  1882-1956

ケリーとクリストファー少年の場面はどれも涙が出るほど濃い愛情が詰まっています。ケリー扮するスコットランド女性独特の舌が巻くような話し方で ふんわりした優しさが強調されるので、監督たちの会話の効果を上げるアイデアが良く理解できます。

ケリーに初めて会ったのは「カズン ベテイー」(98)、それから「ゴスフォード パーク」(01)、「ガール  イン ザ カフェ」(05)、「ブレーヴ」(12)、そして人気テレビシリーズ「ボードウオーク エンパイア」 (10−14)そして今回の「グッドバイ。。」ですが、役と同様、いつも恥じらいのある繊細そうな人となりを見せてくれます。もっと若い時は赤いリンゴのほっぺの乙女のような、ちょっと田舎くさい感じも魅力の一つでした。

「実際の乳母はスコットランドの出身ではないのだけれど、どうも私の売り物は私の訛りみたいで、またもやスコテイッシュの女性にされて、おまけに私は乳母、女中、召使、ってな役が多くて、よっぽどそういうステレオタイプに向いているのだなーと自分でも認めているのよ」

と何やら謙虚というのか、あきらめのような、それでも陽気にカラカラと笑い飛ばしての余裕が爽やかでした。

1976年2月28日にスコットランドのブルーカラーの街、グラスゴーに生まれ、両親は彼女が小さい時に離婚、母親は服飾業について家計を支えていたそうです。
小さい時から学芸会などで張り切っていたケリーはある日、映画出演の募集のパンフレットを見て応募し、見事に
「トレインスポテイング」(96)のダイアンの役を得たのでした。ケリー20歳。
ユワン マグレガーが主役で、大人気を得たエジンバラのドラッグ中毒の不良の若者のドラマは、当時の若者の生態を生々しく描いて、大ヒットとなったのです。

ケリーは「トラヴィス」というロックバンドのベース奏者、同じグラスゴー出身のダグラス ペインと2003年に結婚して、子供が二人いますが今年2017年に別居したそう。
2017 GOODBYE  CHRISTOPHER ROBIN   LONDONで。

2012   アニメ映画「BRAVE」    SCOTLANDのエジンバラ で。

 
2005「ガール イン ザ カフェ」共演はビル ナイ。

1996「トレインスポッテイング」

2001「ゴスフォード パーク」クライヴ オーウェンと。

2005「ガール イン ザ カフェ」ビル ナイと。

1996


2017「グッドバイ クリストファー ロビン」真ん中 マーゴット ロビー、ケリーは右端

2017「グッドバイ。。」左はドナル グリーソン、マーゴット ロビー、               新しく雇われる乳母を演じている黒服のケリー。

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