CHRISTOPHER ABBOTT

CHRISTOPHER  ABBOTT

あまり旅レポートばかり書いてるので、ここらでしばらく ハリウッドに焦点を当てましょう。

クリストファー アボットはまだほとんど無名の俳優ですがジョージ クルーニー監督、制作、出演の意欲作「キャッチ 22」CATCH 22(19)で主役に挑戦しています。

同題の原作(1961年ジョセフ ヘラー著)、映画(1970年 マイク ニコラス監督)があまりにも反戦喜劇として注目されてジョージ クルーニーは最初 参加を断ったそうですが脚本が上出来だったのでUターンしたと言ってますが、クリストファーは映画ではアラン アーキン ALAN ARKIN が演じた
ヨサリアン YOSSARIAN というアルメニア系アメリカ人を演じています。
ここで、主人公がオールアメリカン系の純粋白人でないことに注意。アーキンはユダヤ系、クリストファーはイタリーとポルトガルの血を引いているそうで、白人の上官にしごかれ、理不尽な説明をされるたびに浮かべるやりきれなさが
強調されてます。

「キャッチ22」という言葉は軍の規則にある条例で、政府のループホールの一つ、人身の安全を図るための条例が結局は危険を伴う状況になる、と言った矛盾、不合理、を指摘したもので、原作が発行されるとこの言葉が「理不尽」を意味するキャッチフレーズとなったとか。

さてクリストファーは1986年2月1日、コネチカット州のグリニッチにポルトガル系の父親とイタリー系の母親のもとに生れ、俳優を志してニューヨークに移ってきた後、オフ オン ブロードウェイの舞台に立ってきました。

映画初出演は「マーサ、マーシー、メイ、マーレーナ」MARTHA,MARCY, MAY, MARLENE (11)。
「ジョン カサベテスを目標として俳優としても監督としても頑張りたい」とコメントしています。

「このテレビドラマは原作に忠実ではないから原作のファンには不満かもしれないが現代の反体制の風潮にマッチしていると思う。ヨサリアンが無事に帰還したかどうかを描いてないが原作者のヘラーは「クロージング タイム」という続編を発表しているからそれを読むと良いと思うね。
人に好かれない男の役だが俳優としては非常にやりがいがあった」
と真面目な返答をしてくるアーテイステイックな雰囲気の持ち主でした。
この役で名前が売れ始め、既に3本の映画に出演が決まっています。良いブレークになるとよいのですが。


2018年 イタリーのサルデイニア島でのロケ


2019年「キャッチ22」

「キャッチ22」反抗がクライマックスになり全裸で歩き回るシーン

ジョージ クルーニーの上官にしごかれてます。

ヨサリアンは爆撃機の爆弾落下を手がけています。ボンバーデイアーと呼ばれます。

1970年の「キャッチ22」アラン アーキン


1970年 アラン アーキン

1970年

2019年

2019年版 クリストファー扮するヨサリアンは仮病をよく使います。

1961年 原作の表紙

Comments

Popular posts from this blog

IGGY POP

DEVON AOKI

ADAM LAMBERT