MIA FARROW

February 12, 2022

MIA FARROW

２月９日はミア　ファローの７７回目のお誕生日でした。

そして何とこのブログに一度も書いてない驚愕の事実も発見。

「ローズマリーの赤ちゃん」ROSEMARY'S BABY（６８）に主演して世界中にショックに与え、フランク　シナトラ FRANK SINATRA と結婚、名指揮者にして作曲家のアンドレ　プレヴィン ANDRE PREVIN と再婚、ウデイー　アレン WOODY ALLEN との生活、大勢の養子、養女のひとりと後に結婚して、スキャンダルに巻き込まれ、と何ともセンセーショナルな生活を送ってきた、若い時は妖精に例えられて、モテはやされた女優です。

１９４５年２月９日　「８０日間世界一周」AROUND THE WORLD IN 80 DAYS（５６）の脚本を書いたり、高名な監督のジョン　ファロー　 JOHN FARROW（１９０４−１９６３）と有名な女優、モーリーン　オサリヴァン　MAUREEN O'SULLIVAN （１９１１−１９９８、８７歳で逝去）の間に、長女として、マリア　デローデス　ヴィリエ➖ズ　ファロー　MARIA DE LOURDES VILLIERS FARROW （フランスの名前の発音は間違っているかもしれません）　と言う凝った名前で、カリフォルニア州のロスアンジェルスに生まれました。７人兄妹の３番目、９歳の時に小児麻痺にかかって、以後色々な恐怖症にとりつかれたそうです。

父親は豪州人にしてプレイボーイで大酒飲み、母親はアイルランド人、ミアは英国に住んだり、全寮制の学校に入れられたり、両親のいい加減な暮らしで生活費が無くなってモデルになったり、苦労を重ねました。

１９６６年に５０歳のフランク　シナトラとミアが２１歳の時に結婚、仕事をしないという約束を破って「ローズマリーの赤ちゃん」（６８）に主演、その年に離婚、指揮者で作曲家のアンドレ　プレヴィンと１９７０年に結婚、７９年に離婚、１９８０年にウデイー　アレンと共同生活を始め、９２年迄一緒にいました。アレンの映画には１３本も出ています。

１９７１年にはロンドンのロイヤル　シェイクスピア　カンパニーの舞台で「ジャンヌ・ダルク」JEANNE D'ARC AU BUCHER の主演を演じたりしました。

昔日本にエリザベス　サンダース　ホーム　ELIZABETH SANDERS HOME という戦争孤児、特に混血児のホームがあって、子供心に偉いなあ、と思ったものですが、孤児を養子に迎えることの大きな意義を持つ人々は大勢いるようでミアもそのひとり。合計１４人の子供がいて、アレンとの間にはローナンRONAN という息子が生まれています。彼の顔を見るとどう見てもアレンではなく、フランク　シナトラそっくりで、ミア自身もそのようなことを言ったり、スキャンダルの絶えない人生を送っているようです。

１９７７年に（当時５歳ぐらい）韓国から養女に迎えたのがスーイー SOON YI で、彼女が後にウデイーと結婚、他の子供も含めて、ウデイーの幼女虐待、セクハラなどの法定戦争が続いて、最近はウデイーの映画に出るのを拒絶する俳優が増えてます。

アンジェリーナ　ジョリー ANGERINA JOLIE も養子、養女を迎えて、自分の子供と合わせて６人もの子供を育てていますが親の無い子どもの世話をして責任を果たすことに独特の生きがいを見出すのでしょう。あまり幸せではなかった子供時代の償いもあるかもしれません。

ミアの生活を描いたドキュメンタリー映画を見ましたが、大きな古い家、敷地の中に川が流れているような東部の屋敷で子どもたちがそれずれ好き勝手なことをしていて、なんともボヘミアンな暮らしぶりが伺えました。

誰もが自分にプラスな意見を言い合って、誰が悪いなどは言わない、平和でいながら、混沌とした家族の様子。

ミアに会ったのは「オーメン」OMEN（０６）という映画の時。他人の目を全く気にしない自然体のアーテイストという印象を受けました。